物理的領域の因果的閉包性


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書き手・読み手の感覚の違いについて

2016-10-15 その他


ぱんさんのツイキャスで 「自分が思ってる普通は読者からすると普通じゃないんですよ」 と言われた。
とコメントさせていただきましたが、常々自分の意見を持ってる人は皆個性的だと思っているんですよね。
実際ぱんさん @frenchpan の文章は読みやすくてわかりやすい。それだけでもかなりの利点だと思います。
それに加えて掘り下げもしっかりしているから考えさせられる。贅沢な悩みだな、と思いながら聞いてました。
確かに泣けるような文章ではありませんが、読者がいるということはそれだけ積み重ねてきたという証拠です。

『響け!ユーフォニアム2』の黄前久美子を評価する場合、よく黒沢ともよさんの演技が引き合いに出されます。

 黒沢さんの演技が良かった。


これだけだとツイッターでよく見かける意見ですよね。

 黒沢さんの演技が本物の女子高生っぽくて良かった。


少し具体性は出てきましたが、久美子ではなく単に黒沢ともよさんを語っているだけです。

 鎧塚先輩の隣に座ったときの『リズムゲーム、音無しでもできるんですかぁ...?』がよそよそしくて良かった。


ここまで具体的に語ると演技も良くて、久美子らしさが出てるんだなぁというのが伝わると思います。

 ユーフォニアムの久美子の演技、モノローグ、身内への対応、友達への対応、麗奈への対応と全部見事に使い分けられてる。幼馴染の秀一への態度が冷たいのは身内への対応のカテゴリに入ってるからなんだな


これはアニメーターの林勇雄さんがツイートした内容をそのまま引用したものです。
演技のどういう部分が良いのか、そしてその演技から何が見えるかを端的に語ってくれています。

誰もが言わなそうという観点なら、セリフを引用したものと林さんのツイートになると思いますが、
アニメーターの方が参加していない作品の、しかも映像ではなく演技を評価しているという部分に説得力を感じます。
つまり大事なのは内容ではなく誰がその文章を書いたのか、俺ガイルの記事を書いたぱんさんなのか、
説得力のある記事を残していない私なのか、人が違えば読者の捉え方も読みに来てくれる人そのものも違いますよね。
でも自分を知ってくれている読者なら、ぱんさんと同じようなことを書いても「ぎけんさんマジパねぇ」となるかもしれない。

記事の内容を知ってもらうには宣伝しないといけない。共感してもらうにはどういう書き手か理解してもらわないといけない。
そのためのインタビュー企画でありベストエピソード企画だったわけです。突き詰めて考えると内容じゃないんですよね。
だからといって何も努力しないと同じような内容の記事しか書けなくなる。企画オフ会のときに少し話させていただきました。
文章自体の向上は構成を変えたり視点・論点を変えるだけでかなり変化します。でも本質的な部分はなかなか変化しない。
いろんな作品を見て、いろんな記事を書くことで少しずつ変化する。続けていくことでしか得られないものがあるんでしょうね。


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インタビュー&ベストエピソード企画オフ会

2016-09-19 その他


ぱんさん @frenchpan ねりまさん @AmberFeb201 闇鍋はにわさん @livewire891 田舎の少年さん @tobizaregoto
ぺらさん @pera0579 ウインドさん @wind_0180 計7名でのオフ会になりました。ねりまさん以外は初顔合わせ。

話題は主にアニメやブログについて。初めて見たアニメ、読んでた漫画など、年齢が少しずつ違うこともあり、面白い話が聞けた。
はにわさんの、話数ごとの感想は書けても作品全体の感想はなかなか難しいという話や、ぱんさんのモチベーションの話など。

ウインドさんに話させてもらったのは、今後の活動や方針について。ざっくり言うと、明確な目標とビジョンを持つことが大事だと。
そんな感じの話をしました。記事の内容よりも『冬コミまでにこれをやりたい』とか『一人ではなく複数人で本を出したい』など、
形として残るものを目標にするとやりがいがあると思うんですね。思いつきで始めたインタビュー企画、皆さんの協力で111名に。
たくさんの人に興味を持ってもらってこれだけできた。じゃあ次は何をしよう、話数単位ならどうか、想像以上の濃い内容になった。
こんなにすごい考えや記事を書ける人に会ってみたい、じゃあオフ会だ。楽しかった。良い記事が残せた、良い思い出にもなった。

誰もが幸せになるような企画はありません。大変で疲れる。でもどうせやるなら精一杯やろう、そう思い続けるしかないんですね。
くだらねぇとか、前と言ってること違うじゃねーかとか、いろんな意見をもらいます。それでも最後までやり遂げるしかないんです。
そうやって形に残すことで、自分を知らなかった人、見向きもしなかった人が評価してくれるようになる。影響を与えることができる。

人に迷惑をかけてばかりで、良い文章も書けなくて、何も残せなかった。そんな自分でも「ありがとう」と言われる立場になった。
お世辞でもいいんです。そう言ってくれる人が一人だと心細いですが、それが10人、さらに100人になることを考えてみてください。
そりゃあもう信じられないくらい嬉しいです。ブログでも、評論誌でも、なんでもいい。形になるものを残せるように頑張りましょう。
改めて、企画に関わってくださったすべての人に感謝致します。そしてこれからもよろしくお願いします。ありがとうございました。




文章になるまでを解説してみた

2016-08-03 その他



バーニングさんが紹介されてた 泡沫たんぽぽ さんの「音楽レビューによせて」という記事。
アニメの記事を書く上でとても参考になるなぁと思って、自分なりに文章になるまでを解説してみたいと思います。




文書やプレゼンテーションを作成する際に用いられる方法論の一つに「PREP法」というものがあります。
・ P=Point(要点)
・ R=Reason(理由や根拠)
・ E=Example(実例や具体例)
・ P=Point(結論を繰り返す)
この4つを抑えていれば簡潔かつ説得力のある文章が書ける。といったものですが、
これを泡沫たんぽぽさんの「図でわかる想ってみた」に当てはめるとどうなるか考えてみました。




アニメと曲で違いはありますが、重要な部分はこの4つになると思われます。
「好きな曲に出会う」の部分は、アニメを見て「ここのシーンが好き」と感じた瞬間ですね。
「好きなところを書き出す」の部分は、PCやスマホのメモ帳を使ったり、実際紙に書いて残しておくことです。
この「書き出す」ときに必要なのは、要点もそうですが、理由や根拠となるものを書いておくと文章になりやすい。

もちろんこのまま「文章にする」までいって終わってもいいんですが、
自分があのキャラならどういう行動をしたか?どういう見せ方なら伝わりやすかったか?どういう演技なら説得力があったか?
など、自分で具体的に想像する「ベストシチュエーションを考える」ことで、文章に説得力や深みといったものが出る気がします。

また自分の場合は今回の記事のように、ツイッターなどで知り得た情報を元に自分なりの記事を作ってみるケースもある。
『伊福部崇のラジオのラジオ』第170回でゲストの構成作家である浅野佑二さんが言ってましたが、
「0から1を作るのが苦手なので、誰かの発想を元にアイデアを膨らます。」

アニメを見て記事にする行為こそが二次創作的であり、0からではなく、1から2や3にしていく作業なので、
他の方々の良い意見を参考にするのも 『出会い』 であり 『Point』 だと思っています。
文章にしようとするとハードルが高いように思いがちですが、「想ってみた」になると気が楽になるので、とてもいい言葉ですね。




スケッチブック ~full color's~ Page.02 『いつもの風景』

2016-08-01 その他


ツイッターでおすすめの話数を募集して、その話数の感想を記事にしようという企画です。
今回は駒々真子さん @komagomamako からリクエストいただいた「スケッチブック ~full color's~」の第2話を記事にします。

「スケッチブック ~full color's~」は、美術部に入った女子高生梶原空が、部員達と共に体験する日々の出来事を描いた日常系アニメ。
第2話は、いつもより早く登校する梶原空が、いつもと違う行動をし、いつもとは違う出来事に遭遇しながら、いつも通り家に帰る話です。
あまんちゅ!第2話『光といけないコト』で、主人公のぴかりが早起きしていつもとは違う停留所でバスを降り登校する部分と似ています。
同じコミックブレイド原作、佐藤順一さんが監修(あまんちゅは総監督)ということもあり、日常風景の描き方や雰囲気がそっくりですね。

この話の主体は、梶原空と猫のミケが、いつもとは違う行動をしながらも、帰るべき場所にしっかり帰るという部分にあります。
『いつもと違うを楽しめるのは、それはすぐそこに、いつもが待ってくれているからで。』
このセリフにこの話数のすべてが集約されています。非日常が成立するのは、基礎となる日常が存在するからなんですよね。
でもこの話数はこれだけでは終わりません。梶原空が帰宅したあと、弟が『おかえり~、姉ちゃん今日はいつもより遅かったなぁ。』
と言う。つまり、いつも通りの左足で、いつも通り帰宅したのにもかかわらず、弟からすればいつも通りではなかったと言っている。

「いつも」というのは人によって違うものだし、いつもの時間に帰宅していつものように弟に会っても、過去と今はまったく同じではない。
どこに「いつも」を設定するかという考え方の違いであって、日常と非日常はいつも隣り合わせで自分次第だということを言っている。
毎日同じことの繰り返しでつまらない。学生時代はずっとそう思っていて、授業をサボったり新しい遊びがないものかと走り回ってた。
でも振り返ってみて思い出すのは、一瞬の楽しかった出来事よりも、いつもの、いつも通りのくだらない出来事ばかりなんですよね。
懐かしい気分にさせてくれたし、くだらないことほど大事という人生の教訓めいたことまでも教えてくれた話数でした。駒々さんに感謝。




アニバタ Vol.13 アニメ評論界隈の人々の告白 に寄稿しました

2015-12-14 その他


アニバタ Vol.13 [特集]アニメ評論界隈の人々の告白

アニメ・マンガ評論刊行会さんの評論誌「アニバタ」に 『ここまでの道のりと今思うこと アニメ評論とその周辺で』
というタイトルで寄稿させていただきました。12月29日(火)のコミケ89東6ホール・チ45b「Land scape plus」さん、
12月31日(木)東5ホール・ピ32b「アニメ・マンガ評論刊行会」さんで頒布されます。価格は税込400円です。

以前このブログでアウトライターズ・スタジオ・インタビューというアニメ感想ブロガー向けのインタビュー企画を
やっていましたが、テーマが自分語りということで、それよりも私的というかエッセイ寄りの内容になっています。

声優さんがソロデビューしたときにほとんどの人が言うこと、キャラクターではなく自分自身を表現するのは難しい。
その感覚に近いと思います。アニメを媒介に文章表現をしてきた者にとって自分を表現するのはハードルが高い。
しかも長文を書いたことがないし、アニメを見て感じたことを視聴後すぐに表現しないと何も書けない性格なので、
詳細に語ろうと思っていてもなかなか文章にならなくて、編集者のたつざわさんには迷惑をかけてばかりでした。
それでも載せていただけるということになり、嬉しい反面自分の不甲斐無さが際立つ結果になったと思っています。

自分語りをしたところで読み物として需要があるのか心配ですが、稚拙な文章でもいいから読んでやってもいいよ
という方がいればお手に取っていただければ。インタビュー企画に参加してくださったヒグチさんなど、素晴らしい
文章を書かれる方が揃っているので、ついでに読んだよという方がいれば正直な感想をお聞きしたいところです。
今回こういったきっかけを作ってくれたたつざわさんに感謝すると共に、更なるご活躍を心よりお祈りいたします。




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