物理的領域の因果的閉包性


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新アウトライターズ・スタジオ・インタビュー 第2回 「いちごコッペさん」

2021-08-30 インタビュー


アニメの感想をブログやツイッターで表現されている方々に質問して答えてもらう
『新アウトライターズ・スタジオ・インタビュー』
第2回は いちごコッペさん @tenpa1483 です。


アニメを好きになったきっかけを教えてください。

やはり高校3年の9月(2019年)に「Re:ゼロから始める異世界生活」に出会ったことが何よりも大きかったと思います。友達にリゼロを勧められるまで、全くと言っていいほどアニメに触れてこなかった人間なので、とびっきり可愛い女キャラクター達、ナツキスバルの男としてのカッコ良さ、何よりも止むことのない衝撃展開の数々は、一瞬で沼に引き込まれるほどの刺激的な経験でした。
そこから受験は推薦だったこともあり、1週間に3クールくらいのペースで、とにかく配信サイトでアニメに浸って、進撃の巨人や氷菓など心に残る作品にもたくさん出会えました。そんな中、高3の1月に出会った、「SHIROBAKO」や「宇宙よりも遠い場所」などの自分の価値観を捻じ曲げるほどの作品達が更にアニメという趣味の幅を広げてくれたと思います。


好きな作品とおすすめポイントを教えてください。

「宇宙よりも遠い場所」です。
女子高生4人が南極を目指すという、なんともぶっ飛んだ設定の青春アニメです。
これは完全に個人的な意見ですが、青春を描くアニメは、現実ではできない"少し羽目を外す"描写が必要だと思っています。
今作も南極に行くこと自体がそれに当てはまるし、細かく汲み取ると、2話の歌舞伎町を走り回るシーンなども"羽目を外した青春描写"だと思います。こういう描写があることによって、見てる側はより濃密に登場人物達が満喫してる青春を感じることができるし、圧倒的な臨場感が味わえます。
そして何よりも大きいのが、その4人を第三者視点(視聴者視点)で見るめぐっちゃんというキャラの存在。
この視聴者目線のキャラクターが、成長し最後には一歩踏み出すという展開があることによって、この作品が視聴者に与えるメッセージ性は、より深いものになったと思っています。
1クールとは思えない屈指の完成度とメッセージ性、細かな伏線やキャラクターの成長など盛り沢山の内容で、間違いなく多くの人に刺さる素晴らしい作品だと思います。


主に作品のどういう部分に注目しますか?

色んな箇所に目を配って見ているつもりですが、やはり1番は"キャラクターの変化"という部分な気がします。
「このキャラクターのこの台詞って序盤のあの台詞と繋がってて、すごく成長を感じるよね」とか、「序盤では出来なかったことなのに、今ではできるようになったよね」とか、"ストーリー的な変化"はもちろんのこと、「このキャラクターの構図、1話と対比になってるよね」とか、微妙なキャラクターの表情の違いなどで汲み取れる、キャラクターの心情的な変化など、"映像で魅せるキャラの変化"という部分にも特に着目しています。
やはりキャラクターの変化(主に成長)が垣間見えると、見てる側も自然と熱くなるものだと思うので、そういう部分を見るのが個人的に楽しいです。

それと、映像を1番盛り上げるものは"劇伴"だと思っているので、音楽に携わるスタッフに注目して、各々の音楽に関する個性を探るのも楽しいと思っています。(一推しは梶浦由紀さん)


文章表現をしようと思ったきっかけを教えてください。

キッカケは本当に些細なことで、ちょうどアニメにハマってから1年後の去年の夏に、アニメの情報をたくさん集めたいという理由で、見る専のTwitter垢を作ったというのが始まりでした。そこからせっかくアカウントを作ったわけだし、自分が熱中してるアニメの感想を文字にしたいという段階になるのは一瞬でした。
最初は自己満で感想を書いていただけですが、周りの人の色んな観点に触れたり、そういう人たちと感想を共有することの楽しさに気づいて、より良い文章にしたいという気持ちが増していった気がします。特に秋の「ひぐらしのなく頃に業」などの自然と世間が盛り上がる作品の感想を共有出来たことが、自分の喜びにも繋がったと思います。
最終的には、自分が好きなアニメを紹介したりして、1人でも多くに、自分が感じた作品の素晴らしさを伝えれるようになりたいという気持ちで文章を書き続けています。


劇伴が良かったと思う作品を教えてください。

やはり「Fate stay night Heaven's feel」における梶浦由紀さんの存在は凄まじいものだったと思います。
もちろんufotebleが描くアクションシーンも凄まじく、このレベルの映像クオリティは、現代の日本アニメーションの最高到達点とも思っているのですが、その圧倒的な映像に一切負けない最高の劇伴を添えてくれた気がします。
もちろんバトルシーンだけではなく、HF特有の陰鬱な場面での音楽や、3部作それぞれのテーマに寄り添った主題歌などを踏まえても、作品を盛り上げる上で、最も貢献した人物の1人だと思います。

他には、進撃の巨人、キルラキルなどの澤野弘之さん。物語シリーズなどの神前暁さん。ヒロアカなどの林ゆうきさん。などもとても印象深い方々です。


好きな声優と推しポイントを教えてください。

好きな声優はたくさんいるのですが、絞るとするのであれば、「黒沢ともよさん」、「宮本侑芽さん」、「安済知佳さん」の3人を推してます。
黒沢ともよさんは、響け!ユーフォニアムの黄前久美子。
宮本侑芽さんは、イエスタデイをうたっての野中晴、SSSS.GRIDMANの宝多六花。
安済知佳さんは、クズの本懐の安楽岡花火。
このキャラクターたちとの出会いで、中の人を一気に好きになりました。
この3人に共通して言えることは、演技がとてもリアルだというところが長所だと思います。"演技をしている"というのを全く感じない等身大の声をしていて、その声ひとつで物語としてのリアリティが格段に増していると思っています。
そのような声をしている声優さんは、そうそういないと思うので、この3人はとてもお気に入りの声優さんです。


今後の目標などあればお願いします。
 
最初はただの自己満でこの垢を始めましたが、今となっては「自分の大好きな作品の魅力を語りたい」っていう気持ち一心で文章を書いています。考察もたまにしたりしますが、自分はやはり熱量全開で好きを語るほうが向いている人間なので、自分が書きたいことを、周りに囚われず自分を貫き通して、出来るだけ多くの人に作品の魅力が伝わるように、「誰よりも愛と情熱を持って取り組んでやる!」と思っています。
今後は記事を用いて、文字数制限なくもっと熱量を込めて、自分の好きを発信していこうとも思っています。

この界隈は、形は違えど「アニメが大好き」という共通点をみんなが持っていると思います。その様々な人のコンテンツに対する情熱や向き合い方に、刺激や影響を受けたり、逆に自分が色んな人に刺激や影響を与えたり、そういう風に界隈が盛り上がって、更にアニメという文化全体の活性に繋げられたらと思っています。


宣伝・他に伝えたい事があればお願いします。
 
去年から#過去アニメ紹介stというタグを使って、自分が面白かった昔のアニメを紹介しているので、時間がある時にチラッと覗いてもらえれば幸いです。



・インタビューにご協力頂きありがとうございました。





新アウトライターズ・スタジオ・インタビュー 第1回 「蕩さん」

2021-08-27 インタビュー


アニメの感想をブログやツイッターで表現されている方々に質問して答えてもらう
『新アウトライターズ・スタジオ・インタビュー』
第1回は 蕩さん @t_r_d_r_ です。


アニメを好きになったきっかけを教えてください。

以前のブログでも触れましたが、『けいおん!』です。
小学生の時に兄がリアタイ,録画で観ているのを興味半分で覗いていたら「一緒に観るか?」と聞かれたのが最大のきっかけで、普段から読んでいたジャンプ系の物語とは全く違う"特に何もない学校生活"を描いているだけなのに"面白い"のが自分にとって衝撃的でした。毎週が楽しみでしたね。

音楽(主にバンド)も同じようなきっかけで聴き始めた時期だったので、『けいおん!』が軽音楽部という馴染みやすさ,登場する楽曲が趣味にズバズバ突き刺さる快感,の要素に加えて"かわいいキャラクター"が楽しそうに日常を送っている不思議な魅力の塊に魅せられたのが、好きになった最大の理由です。

詳しい内容は、下記のブログから覗いて頂けると嬉しいです。
https://note.com/tore_tore/n/n4fac1f3864c7


好きな作品とおすすめポイントを教えてください。

1つ目は『とらドラ!』です。
メインヒロインの逢坂大河に注目するのはもちろん重要だと思いつつも、おすすめポイントは"負けヒロインの2人"です。
櫛枝実乃梨の"明るく振る舞ってても,卑怯で臆病なギャップに苦しみ続ける姿"であったり、川島亜美の"周りより早く社会に触れた大人の余裕から全てを円滑に進めようとするのに,本当は子供っぽい自分も見てほしいという葛藤に抗う姿",の人間臭くて素敵なキャラクター性を、繊細な芝居や演出,遠回しで直球の脚本,展開にバチッとハマる劇伴,全ての要素が魅力的に描いてくれています。

2つ目は『ゆゆ式』です。
自分の中で"ゆるい日常系"のイメージが変わりました。
やっぱり日常系と言ってもキャラクター,視聴者の両方を惹きつけるために"新しい出会い(人間,部活)"は大事な要素の1つになってくると思うのですが、この作品のおすすめポイントは"本当にありのままの延長線を描き続けている"ところです。

情報処理部っていう新しい部活に出会ってはいるものの"情報処理部自体"はほとんど意味を持ってなくて、今までずっと過ごしてきた3人が"3人のまま過ごし続けるため"だけに機能しています。
彼女たちにとっては全てが"日常のまま"で、いつの間にか視聴者である私達も「日常ってこうゆうモノだよね」って気持ちを毎話の約24分間で共有できるのが素敵なところですね。
EDが温かくて、遊んでたら夕方に鳴るチャイムみたいなイメージを抱かせてくれるのも"日常系"を体現してておすすめです。


主に作品のどういう部分に注目しますか?

定義が難しいですが、主に演出,芝居等の映像表現です。
アニメという媒体は実写と違って"全てが意図的な作りになってしまう"ので、「何でこの小道具を置いたのか」「何で同じ構図を使用するのか」等の様々な疑問をフィルムの中に持つことで解釈が広がって、面白い,好きって感情が自分の中で大きくなっていくことが楽しいと思っているのが理由です。

極端な話を出せば、脚本だけなら小説,ドラマCDで問題ない,絵が欲しいなら漫画で問題ない,と別媒体でも構わないパターンはあると思っているのですが、やっぱり"アニメだからこそ"と感じられる"演出,芝居,カメラワーク"に注目して面白さを発見できるのが「アニメ面白い」って気持ちに繋がると個人的には思っています。

ただ"総合芸術"なので、脚本が面白いのは前提として劇伴等の様々な要素に注目しつつっていうのが本音ですね(笑)


文章表現をしようと思ったきっかけを教えてください。

Twitterの方は「毎回感想書いてみよう」って前触れもなく唐突に始めたのがきっかけだったんですけど、どちらかと言うと感情面で書いている方が多い印象を持ったこともあって「演出に言及してみたら新鮮かもしれない」と思ったのが"作品のどの部分に注目しているのか"の質問とも重なり、加えて文章として残してみようという気持ちになったのが大きな理由です。

ブログは「もっと長く読みたい」「書いてみたら?」と"濃い,細かい,熱い記事"を書いている方に言って頂いたのが最初のきっかけで、ちょうど自分でも伝えたい,残したい感想があるのに文字数制限に縛られて不完全燃焼だった気持ちを燃焼するために始めました。
ただ、初投稿で「切り口が面白いです」といった意見を想像以上に頂けたのが有難い出来事で、この時から"掘り下げる楽しみ方,妄想的に解釈を広げるお手伝い"みたいな内容を拙いなりに届けた結果として、1人でもアニメの楽しみ方が豊かになったら自分も嬉しいと思ったのが1番のきっかけになっています。

あとは自己満的な達成感です。
大好きな作品を「面白かったなあ」くらいで終わらせてしまうのは少し勿体ない気もしていたのですが、ブログで思いの丈を語ることによって"自分の中で区切りをつける"的な満足感と一緒にゴールするといった謎の清々しさを得る目的もあったり(笑)


好きなスタッフと良いと思った理由を教えてください。

1人目は「尾石達也」さんです。
まず絵コンテ演出を担当した『ぱにぽにだっしゅ!』『さよなら絶望先生』等,OPアニメーションをご覧になって頂ければ一目瞭然なのですが、実写,記号を組み合わせた"前衛的"なフィルムが特徴的で、アニメーションでありつつも"CM,広告"のような印象すら抱いてしまう芸術性の高い作品たちは眺めているだけで面白いっていうのが何より魅力的な演出家で大好きです。

特に監督作品である『傷物語』はまさに"尾石達也にしか作れないモノ"となっていて、吸血鬼という"非現実"な対象を取り扱っているのに、キャラクターの空気感,呼吸等の芝居が"得体の知れない現実"を与えるという未体験の世界を体験できます。
特に終盤の"吸血鬼が「日の丸」を背景に地獄の宴"みたいなバトルを繰り広げてしまう異色のフィルムは相当な衝撃なので、ぜひ手に取ってみてほしいです!

2人目は「今石洋之」さんです。
自分が『天元突破グレンラガン』『キルラキル』等,の監督作品が本当に大好きで、何かこう「アニメ好きなんだろうなあ」って映像から伝わってくる不思議な熱量があるんですよね。
"わざと枚数を減らす,派手でパキッとしたアニメーション,かっこいいポージング"など最近の突き詰められた映像美とは逆行しているかもしれませんが、パッと見るだけで「興奮する!!」といった要素がギュッと詰まっていて、いつの間にか"勢いに飲まれて拳を握ってしまう破壊力"を与えてくれる素敵な監督です。

3人目は「立川譲」さんです。
やっぱり『モブサイコ100』は衝撃的な作品でした。
何より『モブサイコ100 Ⅱ』7話は立川監督が自ら筆を執って脚本を書くほどに"個人的な熱量"を含ませつつ、視聴者である私達も見事に「これは傑作回だ」と思わせてしまうほど"自身が特に表現したい部分に対して,視聴者の感情も特に揺さぶることができる"といった、魅せたいとこを確実に魅せることができる才能が本当に素敵だなって思ったのが大きいです。

こういう感情に寄り添った構想を練りつつも、アクションシーンを描く面でも頭抜けているのが最高なんですよね。
携わった作品は全て印象に残る,また面白いと思っていて、早く「立川監督の新作をお願いします」って気持ちでいっぱいです。


好きなアーティスト(または楽曲)とおすすめポイントを教えてください。

1人目というか…「PUNPEE」「VaVa」「OMSB」の3人。
この場でアニメに関係ない方を出すのも微妙なので、直近の放送から『ODD TAXI』の劇伴を担当していた方々です。

大好きな面々が"アニメ劇伴"に参戦すると知って放送前から大注目していたんですよね、心地よいビート,気持ちいいリリック,が織り成す音楽は"自然と体が揺れてしまう"ので「音楽ってたまらない」という気持ちになれて最高です。

脚本の緻密さに注目が向いていましたが、あそこまで会話劇を繰り広げてるというのに理解に苦しまなかった要素には"劇伴の素晴らしさ"が絶対にあると思ってて、だからこそ普段はヒップホップシーンで活躍していることを伝えたくて紹介しました。

ちなみに「VaVa」は生粋のゲーム,アニメ等のオタクなのですが、『アマガミ』,特に七咲が大好きって小話をどうぞ(笑)
『ODD TAXI』の劇伴を担当した繋がりで3人が参加した「Wheels」という楽曲があるので、ぜひ拝聴して気持ちいい感覚に浸って頂けたら私自身も嬉しいです。下記からぜひぜひ!
https://youtu.be/YvKitSgBnhE

2人目は「the pillows」です。
私が小学生の頃から大好きで仕方ないバンドなのですが、こちらも『フリクリ』の音楽を担当していたので知っている方も多いんじゃないかなって思いつつも改めて紹介します。

鶴巻監督がミドルテンポの「ONE LIFE」っぽい楽曲をお願いしたところ、EDで流れる「Ride on shooting star」の方がかっこいいって理由で提供した裏話は本当に好きです(笑)

30周年ライブで「音楽業界を信じていない」と言ってしまう尖り具合は変わらずに、でも弱っている,疲れている人間の隣に寄り添ってくれるような楽曲,売れ線を全く狙わずに"自分達がやりたい音楽だけ"を今でも貫いているのが魅力的なバンドです。

今回は「ストレンジカメレオン」という楽曲を載せます。
ラブソングに聴こえますが、歌詞の"君(=音楽)"と解釈した瞬間に"彼らが歩み続けてきた,歩み続けている背景"が見えてくるので、そういう面も踏まえて他の楽曲,または『フリクリ』をもう一度観てみると面白いかなあって思います。下記からどうぞ!
https://youtu.be/_n5hWwNVtt4


今後の目標などあればお願いします。
 
自分なりにアニメを楽しみ続けることが大きな目標です。
これが根幹にある前提で、これからも「ブログ」を書き続けていくかつ,読んで頂ける方が増えることを目標にしたいですね。

自己満足で書いているものの読者がいないというのは悲しい事なので、"フォロワーさんを中心に温かいリプ,拡散の反応を頂けている"と感謝の気持ちは忘れずに、「もっと色々な方に読んでもらいたい!」という前向きな姿勢も持って記事を書いていこうと、何となく程度に考えてます。

Twitterの毎話感想と違って、ブログに対するリプ,拡散の温かい反応をして頂けるっていうのは想像の何倍も嬉しくてモチベーションに繋がる事なので、改めて,この場を借りて皆さんに「ありがとうございます」と伝えたいです。


宣伝・他に伝えたい事があればお願いします。
 
ブログの宣伝です。→(https://note.com/tore_tore)
自分が"好き,面白い"と思った作品について掘り下げる記事を書いているので、手に取って頂けると最高に嬉しいです!

アニメ,音楽,酒,服,が好きな人間です。
基本的にアニメの話をすることが多いですが、他の趣味等の日常関係でも仲良くしてほしいなって思ってます(笑)

最後まで個人的なインタビューに付き合って頂いた方々,また新企画として1人目の抜擢から場を設けてくださったぎけんさん,ありがとうございました。 これからもよろしくお願いします。



・インタビューにご協力頂きありがとうございました。





アウトライターズ・スタジオ・インタビュー 第161回 「Hiroshi_Yasudaさん」

2019-05-01 インタビュー


アニメの感想をブログやツイッターで表現されている方々に質問して答えてもらう
『アウトライターズ・スタジオ・インタビュー』
第161回は Hiroshi_Yasudaさん @shostakovich です。


アニメを好きになったきっかけを教えてください。

子どもの頃からアニメは観ていましたが、中学になって部活(うちの地域では必ず入らなければならなかった)や塾通いで夕方家にいないようになり、アニメを観られなくなると同時に(深夜アニメもなく録画機も一般家庭にはなかった時代)、「アニメ冬の時代」に突入してアニメの話題も身近に無くなって、十年以上アニメを観ない状態が続きました。
やがて社会人になり、水曜日に家にいるシフトになった時、たまたま合わせたチャンネルで『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年)を観て、「たった十年経っただけで今のアニメってこんな凄いことになってるのか!」と驚かされました。「アニメーションが哲学の領域に踏み込んだ」というタイトルの論考を書いた覚えがあります(<哲学>は当時の私の中で最高位の思想分野)。これも十年ぶりにアニメ誌を買っていろいろチェックしたら、『ガンダムW』とか『神秘の世界エルハザード』とか、それまでにはなかったような面白いアニメがいくつかあって、しばらくこの分野と付き合ってみることにしました。

その後、エヴァについては世間への影響力を身をもって体験したことや、『ウテナ』や『lain』など、皆さんもご存知のアニメ史に残る名作がコンスタントに制作され、「面白い、面白い」と見続けているうち、「好きになった」というよりも、「もっと面白いもの」を求めてさまよっている感じですね。日本のドラマにも映画にも(もっと言えば音楽にも)もはや期待するものは何もなくて、量と質の点に於いて映像メディアの分野ではアニメにしか可能性は残っていない、というのがこの20年間の実感です。映画にしろ、マンガにしろ、上の世代がとっくに文化にしてしまっているものですけれど、アニメは「自分たちが歴史に参加している」という「現在進行形」の熱気を身近に感じられるとこが良いと思っています。


好きなアニメ作品を教えてください。

「アニメは全部好きだ!」と言えないまでも、数的には「好きじゃないアニメ」を挙げる方が圧倒的に少ないのですが、それではあまりにも不親切なので、手元に残している作品の中から、なるべく他の人と被らないように、いくつかピックアップしてみますね(TVシリーズ、OVA、劇場版混交なので年代順に)。
『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年)
『超時空要塞マクロス』(1982年)
『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』(1984年)
*以上の3作品は「特別枠」扱いです。
『バビル2世』(1973年)
『新造人間キャシャーン』(1973年)
『冒険コロボックル』(1973年)
『星のチョビン』(1974年)
『てんとう虫の歌』(1974年)
『ガンバの冒険』(1975年)
『ポールのミラクル大作戦』(1976年)
『ろぼっ子ビートン』(1976年)
『未来少年コナン』(1978年)
『太陽の牙ダグラム』(1981年)
『スペースコブラ』(1982年)
『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(1984年、劇場版)
『ブラックマジックM(マリオ)-66』(1987年、OVA)
『機動警察パトレイバー』(1988年、90年、OVA)
『機動警察パトレイバー2 the Movie』(1993年、劇場版)
『トップをねらえ!』(1988年、OVA)
『こどものおもちゃ』(1996年)
『少女革命ウテナ』(1997年)
『ヨコハマ買い出し紀行』(1998年、OVA)
『serial experiments lain』(1998年)
『へっぽこ実験アニメーション エクセル・サーガ』(1999年)
『STRANGE DAWN ストレンジ・ドーン』(2000年)
『機動天使エンジェリックレイヤー』(2001年)
『フルーツバスケット』(2001年)
『ラーゼフォン』(2002年)
『ちょびっツ』(2002年)

他、約250作品。

今期では、『この音とまれ!』『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』『世話やきキツネの仙狐さん』『超可動ガール1/6』『ノブナガ先生の幼な妻』『ひとりぼっちの○○生活』『フルーツバスケット』『ぼくたちは勉強ができない』『RobiHachi』『八月のシンデレラナイン』『消滅都市』といったところ。


好きな作品の中から1つ選んで、好きな理由を教えてください。

はい、『エヴァ』ですね。
「初見の衝撃」も、エヴァからなかなか抜け出せない理由の一つでもあります。初めての快感に勝るものは二度と訪れませんが、新しい期になって新番組が始まるたび、エヴァを最初に見た時と同じ快感を求めて同じ状況を何度も再現しているようなもんですね。
ですが、まず、エヴァで触れておかなくてはならないのは、日本中を巻き込んだ空前の社会的なメガ・ブームになったところです。
それまで「冬の時代」だったのが、一気に「真夏」に変わった。作品自体の素晴らしさに加え、そういう現象も全て含めて「エヴァ」だと思うのですが、一つのアニメ作品がこれだけの広がりをもって社会に受け入れられたという事実に、アニメーションというメディアの可能性や希望みたいなものを強く感じました。

この後、『涼宮ハルヒの憂鬱』や『けいおん!』『君の名は。』『この世界の片隅に』でも似たような現象が起こる歴史的文脈の中で、そのそもそもの始まりである「エヴァ」が「まだ終わっていないんだよな」と考えると、感無量です。さて、次の『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』は初めての快感を越えてくれるでしょうか?


主に作品のどういう部分に注目しますか?

私のtwitterフォロワーの方には「え?」と思われるかもしれませんが、まずはシナリオです。もっと突っ込んで言えばシリーズ構成ですか。「物語(シリーズ)」というものは、本来、大テーマがあって、個々のエピソード(小テーマ)の積み重ねによって、その大テーマへ収束的に展開していきながら表現されていいくものです。その積み重ねのバランスを統括するシリーズ構成と、その流れの下にある各話シナリオがしっかりしていて、作品の世界観を巧みに構築していかなければ、物語(シリーズ)全体の論理展開がちぐはぐなものになっていくでしょう。エピソードの一本一本みて「あの話だけは面白かった」ではなく、一話や二話面白くなかったり見ていなかったとしても「シリーズ通してその作品が面白い」といえるのが本当でしょうね。

人間の「脳」というのは、あらゆるものから「パターン」を見出そうとする。だから、「物語」は、脳が認識可能な意味のパターンであり、物語によって世界を理解し、理解したことを物語によって共有するのですが、物語がなくても物語を認識しようとする。だから絵の視覚パターンが物語の内容に則していると最強なのです。

しかし、シナリオは途中で変えられることもあって、最終映像からシナリオを逆算することは出来ません。それは、シナリオの中で言っている事ややっている事は、頭の中で考えられたものである以上、ひとつの映像に展開してゆくときに、文字では表せない部分や、ライターの持っていたイメージそのままではアニメで表現不可能な部分というのがどうしても出て来ます。「フィルム」というのは映像が主体ですから、それによって新しい展開が生まれたら、引き受けていくべきだからです。だから、途中で変わったかもしれないシナリオの、物語構造の論理的構成を意識した上で、更に私が注目するのは、そういった物語のベース的な部分の自然な流れに、演出的な映像表現がどう貢献し、物語内容を映像作品としてどう具象化しようとしているのか、ということです。

物語の流れや構造(シナリオ)と「演出」は、それぞれ別個に存在しているのではありません。次の質問の答えとも関連しますが、ただ単に「観念(気分)」だけでシナリオに基づいて映像を撮り、カットやシーンを繋げても、「動く絵」のダイナミズムを伝える事は出来ない。ここに、「何故、日本の映画やドラマがダメになり、アニメが成長し続けているか」の答えがあると思っているのですが、映像作品を構成するのはある種の論理性であり、心情論ではなく構造論で物語を見せていくものなのです。

アニメは新しい世界を覗くことが出来るものです。ですが、その世界観を支えるだけの世界像を持たないアニメは、魅力的なものにはならないでしょう。
私が「演出」というアニメを表現するための方法論に拘るのは、何故日本の映画やドラマはダメなのに、アニメは素晴らしいと感じるのか。それが、その方法論に担保されているのではないか? という仮説に基づいていることを証明するためなのではないか、と思っています。


あなたにとってアニメとは?

ものすごくプリミティヴなことを言っちゃうと、映像作品(フィルム)って何かというと、「動く絵(写真)」なんですよね。だから、漠然と「映像作品」を考えたとき、基本的には実写とかアニメとかという区別はない訳です。押井守監督がそうですね。しかし、手塚治虫や宮崎駿、または大友克洋が映像作品を作ろうとしたとき、なぜ最後までアニメに拘ったのかというと、彼らは根っからの漫画家だったからですね。彼は漫画家だから、「動く絵(写真)」を創ろうとしたとき、どうしても「絵」が動いている所を見たかった。そう考えると、大友克洋が実写映画を監督したというのも、納得のいく話で。

一方、私は自分では絵は描けないし、漫画やアニメの作画そのものには、興味ないんですよ。
それよりも、アニミズム、つまり動く画(絵)の持つダイナミズムと、それに合う実写とは違うストーリーテリングとか、ドラマ展開に興味がある。

上の質問の答えと被る部分もあるかもしれませんが、アニメと実写のドラマや映画とは、表現の方法論に若干の違いがあるのではないでしょうか。特に日本の映画やドラマは、心情論で作ってるようなところがあります。しかしはじめに心情があった時、アニメはいくら観ても悲しくもなんともない。アニメの世界観を見せる為の見せ方は心情ではなく、構造で見せていくという所があります。アニメで「動き」の凄さを見せるには、どういう精神的なモチベーションがあって、どういう世界観のモチベーションがあってその動きが出たのか。その物語世界を描くべきバックがかっちり出来上がっていない限り、動きの凄さは伝わってこない。その良い例は『未来少年コナン』のあの「走り」(これを知らないなら、『カリオストロの城』のルパンのあの跳躍も同じです)。別にあの走りそのものが良いのではなくて。あの世界が、走ることに不自然さを感じさせる世界なら、いくら一生懸命走っても意味がない。そういう物語の世界の構造が見えるから、コナンの走りの凄さが伝わってくる。そういう世界観の構造がない限り、末梢的な部分であの走りが良かったからと、走る部分だけを真似してもダメなのです。

ですから、アニメは絵だから何でもできる、CGにすればもっと何でも簡単に出来る、と考えるのは間違いで、「動き」そのもののセンスオブワンダーはすでになく、世界を作るというセンスオブワンダーの上にしか、それは存在しえないものだと思います。心情論で「こういう話は良い」とか「こういう人間の絡みが素晴らしいから」だけでは、良いアニメにはならないどころか、本来は実写に於いても厳しい。しかし、日本のドラマや映画の制作者の多くが「動く絵っていいな」という感性に留まっていて、多くの作品がそういう心情論だけで作られているので、個人的には全く面白く観られないのです。

だから、逆に、「動く絵っていいな」という感性に留まっていたら、アニメの面白さというものを本当に感じることは出来ない。しかし、上で言ったようなことを踏まえてアニメを観たら、「動く絵」の素晴らしさを教えてくれるのが、アニメなのではないか?という結論に達する事が出来るのではないでしょうか。


考察(ツイート)を書こうと思ったきっかけを教えてください。

上の質問「アニメを好きになったきっかけ」のエヴァのところでも書きましたが、どうやら私には、何か感動したり凄いと思った時は、そのことを文章にして分析する性質が元々あるようです。ですから、私にって考察やツイートを書くのはしごく自然な行為なのです。しかも、ジョージ・マロリーの「なぜ山に登るのか。そこに山があるからだ」ではないですが、「そういう事を行う為のツール」が目の前にあるのですから、この質問への直接的な答えは「そこにtwitterがあるからだ」になります。


考察(ツイート)を通して何を伝えようとしてますか?またどう伝えようとしてますか?

上の質問の答えを踏まえていえば、考察(ツイート)そのものを通して他人に何かを伝えようという意識は何もないですね。誰の為でもなく、ただただ自分の性質・本能に従っているだけというか。もちろん、SNSというパブリックな場所で公表する以上、他人が読んでその内容を分かり易いように書くことには拘っていますが、私の考察やツイートを読んだ方々が、その方なりに何かを感じてくれればいいかな、と。そういう個人的・内向的なものに「いいね」やフォロワーさんが付いてくれるのは、ありがたいことです。

音楽の三要素が「メロディー・ハーモニー・リズム」であるように、アニメは「シナリオ(シリーズ構成)・演出・作画」が重要な要素です。シナリオ(物語)については、エヴァの時に多くの批評家が行なったジェンダー論やポルトコロニアル論などの社会思想や社会学と絡めた作品のテーマ論やテーマ分析はそれが画面に表れていない以上、無意味とまでは言わないまでも、あらすじを書く以上の事は出来そうではありませんし、作画は実際に絵をかかない私には語りようがない。

そういう訳で、私は「演出」に注目していますが、最終的には、私以上に才能と技術のある人が「演出語り」をしてくれることを望んでいます。


あなたにとって考察(ツイート)とは?

1980年前後の「アニメ語りが熱かった時代」の復刻を目指しています。昨今の「アニメ語り」をめぐる言説の中に、当時と似た時代の息吹を感じます。今の時代にこそ、当時の「アニメ語り」の方法論は相応しいのではないかと。

民生用録画機が一般に浸透しておらず、アニメ放送が全国で同時に見られなかった時代、本編カットをふんだんに使い、それに対しキャプションで説明するアニメ雑誌の誌上フィルム上映は、放送を見た人はリマインドになり、放送を見られなかった人はそれが初見になります。重要なのは、どちらにしても、その作品についての他者の感想・見方・評価の代表が、その「誌上フィルム上映」になるという点。

「愛・おぼ」の戦闘シーンが2コマ撮りなのを知ったのは『アニメック』の特集記事でしたが、単にストーリーを追うだけでなく、そのシーン(ショット)がどういう技術で作られているのかについても言及するのが『アニメック』でした。

特に1980年前後の『アニメック』を読むと、自分もその時代の一員だったということもありますが、「ガンダム・ブーム」からアニメ・ブームが盛り上がり、マクロスの「愛・おぼ」(1984年)を境に一気に盛り下がっていった状況が手に取るように分かります。

令和元年の現在、SNSを通してアニメ・ブーム真っ盛りだった1980年代前半と同じような息吹を感じます。ツイートを通して、私はあの時の熱気を追体験しているのかもしれませんね。


好きなキャラ・制作会社・スタッフを3つ(3人)ずつお願いします。

■キャラ
ミリア・ファリーナ
真希波・マリ・イラストリアス
中野梓

キャラクターとは、その作品の「物語り」を構成する各要素を具象化した存在だと思います。上に挙げた3人は、それぞれの作品に於いて「物語の多層的な語り・視点」を可能にする存在です。そういうキャラクターがいなくても成立する作品ありますが、私はそういうキャラクターがストーリーの中で上手く立ち回る作品が好きなのです。そういう立場のキャラクターは無数にいますが、好きな作品との絡みでミリアとマリを選びました。

そういった特性を備えたキャラクターの中でも、中野梓は、飛び抜けて優れたキャラです。twitterの私の以前からのフォロワーさんならご存知だと思いますが、『けいおん!』が放送されていた当初、私は徹底的に批判していました。それがある時期から擁護派に回ったので、「あれ?以前は『けいおん』批判していませんでしたっけ?」と何度もリプライが来ましたが、この作品は前半と後半では全くの別物です。
『けいおん!』の見方が批判から擁護に180度転換した切っ掛けが、中野梓でした。中野梓についてここでは詳しく書けませんが、作品自体の評価が、たった一人新キャラが投入されただけでこんなにも変わるのかと。

■制作会社
動画工房
SILVER LINK.
Studio五組

今はこの三社。新進のスタジオにも注目すべき制作会社がいくつかありますので、数年後はその会社に変わるかもしれません。

■スタッフ
大沼心(監督)
上坪亮樹(演出)
山本寛(演出)

他にも挙げなくてはならない監督・演出家は数多いですが、「制作会社」からも「その他」は想像できると思うので。
ただ、大沼さん(SILVER LINK.)、上坪さんは『ef - a tales of memories.』からのファンです。以前開設していたブログでかなり詳細に語ったことがあるのですが、ある雑誌に載った『ef』の大沼監督のインタビューに、「ブロガーの人たちは作品をなかなか良く見ているけれど『まだ狙ったところを拾えていない』」とあって、私のアニメ語りのスタンスを根本的に路線変更して今に至るという経緯があり、密かに「心の師」と呼んでいます。
山本さんは、演出家として掛け値なしの「天才」だと思います。作曲家でいえばワーグナー。そういう人に社会人としてのバランスを求めてはいけない。「この企画に必要なのは優れた演出家ですか、命令したことに素直に従ういい人ですか」。


影響を受けたブロガーと読んで影響を受けた記事を教えてください。

当時のサイト周回リストを当たってみたのですが、何分昔のことなので殆どが更新停止でtwitterもやっていないか、閉鎖されていたので「存命中のブログの中から」という制約付ですが、negirinさんの『ダ・ニッキ』の「アニメのスタッフクレジットを読む(オープニング編)」 (エンディング編もあります)などの「スタッフクレジット」系の記事には影響を受けたというか、「こういうエントリーもありなんだ」と大いに触発されました。

あと、@tukinoha2さんの『tukinohaの絶対ブログ領域』のアニメ系の記事も、作画がどうこうではない「アニメ表現論」がブログでも成立することが分かり、このブログとの出会いが、現在、私がtwitterで展開しているキャプ画像を使った演出解析に繋がっています。アニメ記事一覧はこちら http://d.hatena.ne.jp/tukinoha/00010105、その中でも「『縦の構図』と「垣間見」の精神」 はひな形の一つになっているかなあ、という感じです。


BD・DVD以外に購入するものは?(イベント参加可)

サントラ(CD、配信)、絵コンテ、シナリオ集、設定集・資料集、公式ガイドブック、『アニメスタイル』など月刊誌以外のアニメ誌・ムックは出来る限り購入しています。アニメーションのメイキングマガジン『アニメーションノート』は、基本的にはCGソフトの宣伝誌でしたが、取材が手厚く、具体的な制作方法について極めて参考になったので復刊希望。


あなたが考察を書いていくためのモチベーションは、どこから湧いてきますか?またモチベーションを維持する方法など
 
本来の意味での「モチベーション」とは異なると思いますが、とにかく「あれもやりたいな」「これもしたいな」という、未だ現実化されていない企画が十年以上も前のものからいくつもあります。この歳で、新しいものへの興味が次々に現れて来る中、圧倒的な量の「やりたいもの」の前で、即物的に時間が圧倒的に足りない。
敢えて言えば、その「切迫感」が私の「モチベーション」なのかもしれません。


宣伝・アピール欄

とくにありませんが、敢えて言えば「私のなんちゃって演出解析よりも、もっとちゃんとしたアニメ演出語りが出来る人募集」ってところでしょうか。
また、twitterで「各話全カット演出解析」に入った時のタイムライン汚し申し訳ありません。この場をお借りして謝罪いたします。


・ インタビューにご協力頂きありがとうございました



アウトライターズ・スタジオ・インタビュー 第160回 「柊小石さん」

2019-04-30 インタビュー


アニメの感想をブログやツイッターで表現されている方々に質問して答えてもらう
『アウトライターズ・スタジオ・インタビュー』
第160回は 柊小石さん @Koishi_Hiiragi です。


アニメを好きになったきっかけを教えてください。

中学時代に厨二病を患っていたため、周りと違う個性が欲しいというベタな厨二的考えから、当時まだまだマイナー分野だったオタク文化に触れ始めました。元々、アニメやいわゆる萌え絵のようなものには抵抗がある反面、興味も持っているというアンビバレントな状態だったため、これは結局、周りとは違う趣味というのを口実に、関心があったアニメを観始めただけだったと思います。そして、見事にアニメにハマりました。


好きなアニメ作品を教えてください。

『ぼくらの』
『響け!ユーフォニアム』(二期を含む)
『凪のあすから』
『SHIROBAKO』
『マクロスF』
『re:ゼロから始める異世界生活』
『聲の形』
『SSSS.GRIDMAN』
『PSYCHO-PASS』
『魔法少女まどか☆マギカ』


何度か観直している作品や見直そうと思える作品を挙げました。


好きな作品の中から1つ選んで、好きな理由を教えてください。

では、直近で観直した『響け!ユーフォニアム』の一期について。

この作品はいわゆる青春物ですが、青春時代の爽やかな面だけでなくどろどろとした暗い面も繊細に描かれていて、思春期の、そして、何か目標を達成しようという者の葛藤が本当によく表現されていると思います。
はじめの方は無気力気味だった久美子が、麗奈に感化され、自分の原点を思い出し上手くいかない悔しさに涙するまでの心の変化もよく描かれていて、その辺りの繊細に心理を捉えている点も好きな理由の一つです。
そして、なにより、高校時代は勉強に力を入れていて、青春らしい青春を経験できなかった僕にとって、この作品はそれを補完するものでした。それが一番の理由かもしれません。


主に作品のどういう部分に注目しますか?

感情が動くかどうか、でしょうか。素人なので、細かな演出やかかってるであろう費用なんかは分かりませんから、単純に自分基準で判断できるところにのみ注目しています。あとは、ストーリーですね。しっかりとしたストーリーがあって、そこから何かテーマを得られるかどうかも注目しています。それから、劇伴も好きなのでBGMもよく聴くようにしています。


あなたにとってアニメとは?

心の動きを感じるための道具の一つだと思っています。日常生活の中では、嬉しくても単純には喜べないことや悲しくても日々の生活に追われてそれが分からなくなってしまうことなんかがあって、自分や他人の心の動きに鈍感になってしまうことも多い気がします。そんな中でアニメは、様々なストーリーを通して、何かを成し遂げた時の喜び、達成感、逆に誰かを失った悲しみや怒り等々の心の動きを感じさせてくれます。もちろん、アニメ内での心理というのは強調して描かれることも多いですが、毎日ぼんやりと感じている自分や他人の気持ちにフォーカスするという意味ではその方がむしろ良いと思います。私にとってアニメは渇いて鈍くなった心に潤いを与えてくれるものだと思っています。


感想(ツイート)を書こうと思ったきっかけを教えてください。

ある日、日記を見返していたらアニメの感想に紐付けて自分の価値観や人生観について書いてあるのを見つけました。感想を残しておけば後々見返すと面白いんだなと思い、今後は意識して感想を残そうという考えから、ツイートし始めました。


感想(ツイート)を通して何を伝えようとしてますか?またどう伝えようとしてますか?

何かを伝えようと思って感想を書いてはいないですね。自分が考えた痕跡を残そうというモチベーションのもとで感想を書いてます。


あなたにとって感想(ツイート)とは?

自分の頭を整理するものでしょうか。言葉にする、あるいは、言葉にしようと試みることで、自分が考えたことが整理されると思っています。なにより、何か作品を見てせっかく様々なことを考えたのに、それを曖昧なまま放っておいて、日常の中に消えていってしまうのはもったいないですから。


好きなキャラ・制作会社・スタッフを3つ(3人)ずつお願いします。

好きなキャラは以下の三人です。
レム(Re:ゼロから始める異世界生活)
加藤恵(冴えない彼女の育て方)
比良平ちさき(凪のあすから)

制作会社
P.A.WORKS
京都アニメーション

この二つだったらとりあえず一度は視聴します。

スタッフ
東地和生
虚淵玄
澤野弘之


影響を受けたブロガーと読んで影響を受けた記事を教えてください。

誰かや何かの記事に影響を受けたという自覚はありません。僕は長くガラケーを愛用していて、スマホでTwitterを始めたのはごく最近のことで、ネットからもしばらく離れた環境に身を置いていましたので。


BD・DVD以外に購入するものは?(イベント参加可)

ラバーストラップや缶バッジですかね。あとは、クリアファイルでしょうか。以前からたまにツイートしていますが、もっと普段使いしやすいグッズが増えて欲しいです。身近にキャラクターを感じられるものがいいですね。


あなたが感想を書いていくためのモチベーションは、どこから湧いてきますか?またモチベーションを維持する方法など
 
「考えたことを残そう」というのが一番のモチベーションですね。せっかく考えたことがそのまま日常の中に消えていってしまうのはもったいないですから。


宣伝・アピール欄

こうして駄文を書き連ね、一端のアニメ感想クラスタのような顔をしてインタビュー企画に参加させて頂きましたが、普段は感想ツイートよりも日常で考えたことをツイートすることの方が多いです。それは普段どんなことを考えてる人の感想なのかわかった方が面白いし深みも出るとの考えからです。同じように日常のことも感想のことも呟くというアカウントは見つけにくいので、そういう姿勢の方(もちろんそうでない方も)はフォローして貰えれば、私のフォローバックは止まりません。
最後まで読んで頂きありがとうございました。


・ インタビューにご協力頂きありがとうございました



アウトライターズ・スタジオ・インタビュー 第159回 「フィンさん」

2019-04-28 インタビュー


アニメの感想をブログやツイッターで表現されている方々に質問して答えてもらう
『アウトライターズ・スタジオ・インタビュー』
第159回は フィンさん @finfin71 です。


アニメを好きになったきっかけを教えてください。

原点、という意味では『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道スリーナイン』、『千年女王』といった松本零士作品がそれです。自分は、幼稚園の頃はピアノを習い、小学生の頃も好きな音楽はクラシック!というくらいにそっち方面の音楽をすごく聴いていたこともあり、ヤマトなどの作品も、作品そのものもそうですが、シンフォニックな音楽が本当に大好きでした。
ちなみに、自分は世代的にいわゆるガンダム世代でもあるのですが、ガンダム派ではなくヤマト派で、ガンプラではなく、ヤマトに出てくる艦船の模型を色々作ったりしていました。
あとはドラえもんとか。。

といいながらも、アニメ作品については、みんなが見ている程度には見ていましたが、ずーっと追いかけていたわけではなく、サザエさんやちびまる子ちゃんを毎週の行事として見るぐらいで、特別アニメ好きというわけではありませんでした。
あ、2006年くらいからEテレで夕方にやっていた『ぜんまいざむらい』は当時姪っ子が好きで見ていたのの影響で、欠かさず録画してみてました(笑)それと、実写作品で大好きだった『のだめカンタービレ』のアニメ版をノイタミナでやっていたのも見ていたし、いやなんか何気に見てましたね。。(笑)

とはいえ、本当にはまるきっかけになったのは、ガールズ&パンツァーでしたね。ある時、何気なく見はじめてこれはすごいな、と思い一気に全部通しでみたことで、アニメってすごいな、って改めて思うようになりました。

そんな時に、会社に派遣社員として新しく来た女の子がラブライブ好きで、それに対して、自分はガルパン好きだ!などと会話するようになったあたりから、ものすごく刺激を受けて、ニコ動などを通じてアニメ作品や、アニメのMAD作品を芋づる式に見あさるようになりました。

実は、そうした中で、『ガルパン』のOP曲だった「Dream Riser」と『響け!ユーフォニアム』の1期OP曲だった「DREAM SOLISTER」とを、それぞれのオープニングアニメーションにひっくり返した形であてたMAD作品があったのですが、そこではじめてユーフォの存在を知りました。で、これって吹奏楽の話っぽいけどどんなのだろうと思って、本編を見て、ドはまりし、原作も買って読みふけり、ということで今に至る、という感じです。


好きなアニメ作品を教えてください。

あげたらキリがありませんが、前述の作品の他、けいおん、たまこまーけっとなどの京アニ作品や、花咲くいろは、SHIROBAKO、サクラクエストなどのP.A.Works作品、その他、終末のイゼッタ、亜人ちゃんは語りたい、月がきれい、JustBecause!、宇宙よりも遠い場所、ゆるキャン△などなど、色々です。
https://twitter.com/finfin71/status/1103652226092814336


好きな作品の中から1つ選んで、好きな理由を教えてください。

今まさに劇場版公開中の、『響け!ユーフォニアム』シリーズです。
まず、自分自身が音楽が好きで、中学は吹部、高校はオケ部でトロンボーンを吹いていた、ということがあります。この音楽系部活のあるある的なものがまさに自分の経験に重なる部分があるところが大きいと思います。
前述の通り、自分は高校時代吹部ではなくオーケストラ部だったので、いわゆるコンクールに向けた活動経験はありませんでした。ただ、吹奏楽にしろオーケストラしろ、一つの音楽を大勢の人間が集まって作り上げなければならないことには変わりありません。本当に良い音楽を奏でるためには、名実ともに心を一つにしなければなりませんが、自分の高校オケは引退した上級生を除いても80名以上おり、これだけの大所帯ともなれば、部活に臨む部員の姿勢、考えも本当に十人十色で、一筋縄では行きませんでした。その結果、本気で取り組みたいと思う人たちと、そこそこ楽しくできれば、あるいは受験に差し障りのない程度にしたい、といったあまり前向きではない人たちとの対立が生じてしまいました。結局、(北宇治とは逆ですが)前向きではない人たちが結構辞めることになったのですが、そんなリアルな思い出がユーフォを見ていて重なったことや、自分は当時部長職であったので、晴香部長が部員たちをまとめるのに苦労していた姿が、その頃の自分と重なって、個人的にこの作品にものすごいリアリティを感じることになりました。

その他、作品として、誰が主役になってもおかしくないと思えるくらいに、各キャラクター(いわゆるモブ的な人物も含めて)設定含めてしっかりと確立しているという細かさや、京アニならではの作画の素晴らしさや、劇伴含めた音楽への力の入れ方とか、本当に素晴らしく、作品に引き込まれる要素になっていると思います。


主に作品のどういう部分に注目しますか?

人と人との関わり、主人公となる人やその周囲にいる人との関係性などに注目します。
また、主人公もしくは主人公グループの外にいる、脇役的な人たち(完全なモブとまではいかないけれど、セリフがあるかないかというギリなところ)のことも気になります。そういった人たち、具体例でいえば、終末のイゼッタで出てくる近衛の女性たちの活躍ぶりとか。
その他では、背景美術として、実在の場所が舞台になっているのであれば、この通りはどこだ!とか、これはどこの場所だ!とか特定することが好きです。
あとは、やはり音楽ですね。OP、ED曲や劇伴曲など、注目しています。


あなたにとってアニメとは?

今は生活の一部、ですね。癒しであるとともに、登場人物たちの会話や行動を通じて、コミュニケーション(人との接し方)とは何か、を常に考える機会にもしています。


感想(ツイート)を書こうと思ったきっかけを教えてください。

好きな作品について色々な人が思うことをやり取りされているのを見て、いつか自分も混じることができたらいいなあと思い、アニメに関する呟きを始めるために、今のアニメ用のアカウントを開きました。一昨年の夏のことです。


感想(ツイート)を通して何を伝えようとしてますか?またどう伝えようとしてますか?

率直に思うことを書きますが、基本的にはネガティブなことは書きません。
そもそもネガティブな感想しか持てない作品であれば、感想は書きませんが、好きな作品であっても、色々と思うところはあったりするものです。でも、アラ探しをするようことではなく、良いと思った点(必要があれば掘り出して)を、肯定的に捉えることを基本に考えています。


あなたにとって感想(ツイート)とは?

そもそもそんなに頻繁には感想ツイをあげているわけではないのですが、作品を見たことについての自分のための備忘録であると同時に、自分が感じたことについて、他の人がどう考えるか共感してもらえるのか、ということを考えています。そして、同じ作品を好きな方との交流のきかっけとなればいいな、と思っています。
ただ、語彙力、考察力の問題もあり、フォロワーさんのやり取りから取り残されてる感もあったりします(苦笑)


好きなキャラ・制作会社・スタッフを3つ(3人)ずつお願いします。

絞るの難しいですね!
<好きなキャラ>
・オルトフィーネ・フリーデリカ・フォン・エイルシュタット(フィーネさま)(終末のイゼッタ)
・橘あきら(恋は雨上がりのように)
・小宮恵那(Just Because!)
<制作会社>
・京都アニメーション
・P.A.WORKS
・動画工房
<スタッフ>
・山田尚子さん
・水島努さん
・東地和生さん


影響を受けたブロガーと読んで影響を受けた記事を教えてください。

Twitterのフォロワーさんとしては、うーさん@rica0867 の聖地巡礼ブログはいつも楽しみしていますが、とにかく行動力に圧倒さています。
Emperorさん@m_oboe_Emperor や、めろんぱんさん@lemonpan_121 の高校生コンビ(笑)お二人とも高校入ったばかりとは思えない考察とかされるので、目が離せないかな。


BD・DVD以外に購入するものは?(イベント参加可)

あまりグッズ系は買いませんが、ファンブックのようなものは何冊かもっています。
あとは、OPやEDの曲をDLして、クールごとにまとめていつも聴いています。


あなたが感想を書いていくためのモチベーションは、どこから湧いてきますか?またモチベーションを維持する方法など
 
最近は、フォロワーさんとやり取りをするためにも、自分から積極的に絡みに行くようにしていますが、そのためにも自分からの発信もしなければ、という思いが強いかもしれません。


宣伝・アピール欄

前述の通り、頻繁に感想ツイートを上げているわけではないので、自分なんかがという風にも思いましたが、せっかくお声をかけていただいたのでやってみました。
自分を振り返るということは意外にないものなので、その意味で良い機会をくださったぎけんさんに感謝です。また、いつも相手をしてくださるフォロワーの皆さんにも、感謝しています。これからもよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。


・ インタビューにご協力頂きありがとうございました



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