物理的領域の因果的閉包性


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ひだまりスケッチ×ハニカム 第8話 「葉桜や舌出す神の雨上がり」

2012-11-23 2012




お決まりの入浴シーンがアバンとつながっていたなんて... やられましたね。
ということは、アバンの宮子とのやりとりは、やまぶき祭当日の朝ってことになりますね。


葉桜や舌出す神の雨上がり  松田ひろむ


松田ひろむ氏は高知県出身の俳人です。この句について次のように説明しています。
『「舌を出す」の意味は、嘘を告白、相手を嘲笑するなどだが、南米のナスカでは舌を出す神が知られている。
考えてみれば神はみな舌を出して人間を嘲笑しているのかも知れない。』

つまり雨上がりは、神が人間をあざ笑っているのかと思えるくらい気まぐれだということです。
ゆのがベランダに張った蜘蛛の巣に対して 「うん、自然の神秘も見れたし」 と表現したのは、
雨に負けず完成させたこと、壊れるほど雨が降り続かなかったこと、それが神の仕業のようだと。

やまぶき祭パンフの表紙、有沢先輩との再会、両親の訪問、浴槽にいた蜘蛛。どれも偶然に思える。
ゆのの日頃の行いが良いから起こったことか、はたまた神の気まぐれか。それは誰にもわからない。
しかし、お化け屋敷で人を脅かせば、宮子に驚かされ、突然やってきた家蜘蛛に驚かされてしまう。

自分とは直接関係のない事柄でも、それはいつか帰ってくる。仏教で言うところの 「因果」 です。
それは気まぐれに、唐突に、なんの前ぶれもなくやってくる。それこそが 「自然の神秘」 ですよね。
『雨ぐも』 が去って 『家ぐも』 になって帰ってくる。そしてエンディング曲が 『夢ぐも』。これぞ神秘。







補足ですが、彼岸花が出てましたね。やまぶき祭は11月3日。
彼岸花の季節は秋ですが11月には枯れます。※ 参考 『ヒガンバナの生活史
お化け屋敷をやるということなので、怖さを演出したかったんでしょうね。愛嬌です。
彼岸花の花言葉は 「情熱」 「再会」 「想うはあなた一人」 「また会う日を楽しみに」。


テーマ: ひだまりスケッチ
ジャンル: アニメ・コミック



中二病でも恋がしたい!ED 『INSIDE IDENTITY』

2012-11-20 2012

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曲や歌詞の良さは聴いてもらえればわかると思います。
ジャケット公開から一ヶ月経ちましたが、あえてジャケ絵に関して少し。

ジャケットイラストはキャラデザ・総作監・OPED作監の池田和美氏。
EDアニメーションの雰囲気を維持しつつ、リンゴや包帯を上手く使っています。




すみぺ氏がつぶやいている通り、ポイントの一つは包帯デス。
EDアニメーションではリンゴと六花の腕に巻かれていただけでした。

包帯を六花のアイデンティティ、つまり 「自分が自分である証 = 中二病」 だとすると
凸守やくみん先輩への巻き付き具合 (侵食率) が見て取れるような気がします。じゃあ森夏は?
曲のタイトルは 『INSIDE IDENTITY』、直訳すると 「内部一致」、少し変化させて 「内面の同一性」。

六花・凸守・くみん先輩の3人が見ている方向、表向きは無関係を装っている森夏。
でも森夏が心の内側に中二病を宿してるということは 「内部一致」、心は一緒だってことデス。
森夏が 「極東魔術昼寝結社の夏」 に入った理由の一つとして 「心の同一性」 があるとすれば
4人の存在理由 (レゾンデートル) が心の中で一致していることになる。素晴らしい一枚絵デスね。

あと補足としてジャケットデザインを手がけている OverDriveDesign は 「株式会社オーバードライブ」。
パッケージデザインの企画、制作をしている会社で、エロゲメーカーの 「OVERDRIVE」 とは違う会社デス。
今期ではガルパン・なかいものパッケージも手がけているので、ランティスの系列会社らしい(同じビル内)。

カップリングの 「OUTSIDER」 もいい曲なので買って損はしないと思います。ニョルニルハンマ~!!☆


テーマ: 中二病でも恋がしたい!
ジャンル: アニメ・コミック



ひだまりスケッチ×ハニカム 第7話 「10月5日~6日、パンフコンペッペ / 10月6日~8日、ひみつのデート」

2012-11-16 2012

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有沢先輩と食事。半年前の自分と今の自分。変わらない自分と変わった自分。
Bパートタイトル画の蝶結びを参考にして考えてみると、時間や変化に問わず自分であることには変わりない。
蝶結びが一本のヒモから作られるように、人のつながりも自分自身も一つであるという認識が大事ということ。

Aパートの絵に関しても同じことが言える。一つのテーマでより多くのものを伝える。
伝えるためには、伝わるためには、仕上げるためには、仕上がるためにはどうしたらいいか。
いくら悩み苦しんでも、自分は変えられないし、時間も変えられない。表現するのは自分の気持ち。

絵を仕上げるのも、人とつながるのも、自分が成長するのも、すべて自分の気持ち次第ということなのだろう。


テーマ: ひだまりスケッチ
ジャンル: アニメ・コミック



たまゆら ~hitotose~ 第5.5話 「あったかい風の想い出なので」

2012-05-07 2012

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不快・欲求不満や葛藤などから無意識に自分を守ろうとして働く適応のしかたのこと。
これを心理学では 『防衛機制』 と言いますが、父親が死んだという現実を受け入れられなかったんでしょうね。
おじいちゃんが持っていた失敗写真もそうです。自分の欠点からずっと逃げていた、見ようとしていなかった。
でも時が経つうちに、写真を撮るようになってから少しずつ、過去の自分や出来事と向き合えるようになってきた。

おばあちゃんが作っておいた浴衣、みんなと行きたかった夏祭り、みんなと見たかった花火。
まわりの人たち全員がぽっての背中を風のようにゆっくりと後押ししてるのが陽射しのようにまぶしくてあったかい。
花火はあっという間に消えるけど、花火を見たという記憶は消えない。写真はブレていても、思い出はブレない。

恥ずかしいセリフ禁止! この5.5話を観たあとに8話の「かわらない人かわりゆく時、なので」を観てほしいです。
写真に対する思いや、ぽってがどういう気持ちでいるのかなど、より深く理解出来るような気がしてくると思います。
父親の失敗写真を見るところを最後にもってくるのは反則ですね。泣くなと言うほうが難しい。ステキな話でした。


テーマ: たまゆら~hittotose~
ジャンル: アニメ・コミック



夏色キセキとクジラ

2012-05-06 2012


夏色キセキ第5話にクジラが出てきましたが、なぜクジラなのでしょうか。

クジラは昔から漁業の神でもある「恵比寿」と同一視されていて
餌となる魚や人間の漁獲対象となる魚が共に行動しているところから、外来の神、寄り神などと呼ばれているそうです。
また寄り神は漂着神とも呼ばれていて、予期せぬクジラの到来により、思わぬ副収入を地域が得たり、飢饉から救われた
という話が数多くあるそうです。
※ 昨年の2011年2月6日には静岡県下田市の白浜一色で体長約18m、体重53t のセミクジラが漂着しています。

凛子がクジラの幻影を見たところから4人の友情が始まった。
つまり言い換えると、クジラが友情を呼び寄せたと捉えることが出来ると思います。
そして神といえば、お石様。
九州南部では漁期の初めに海中から、恵比寿を御神体にするための石を拾ってくるという風習があるそうです。
単なる推測で下田市とはまったく関係ないと思われますが
神社にあるお石様は海から運ばれてきたものだとすると、クジラとの関連性があるのかもしれません。

もうひとつ注目すべきは、お石様のチカラがなくても4人全員にクジラが見えたということ。
これはお石様の代わりと言ってはなんですが、クジラが神格化されている証拠ではないでしょうか。
そしてこれまでずっと仲直りを強調してきましたが
友情の始まりやこれから起こりうる出来事を見据えた上で本当の意味での仲直りが出来たと言える回だったんじゃないでしょうか。
今回登場したクジラが視聴者のあたたかい気持ちまで呼び寄せてくれることを期待したいですね。

テーマ: 夏色キセキ
ジャンル: アニメ・コミック



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