物理的領域の因果的閉包性


花咲くいろは 第25話 「長者に二代なし」

2011-09-19 2011



hi25-2.jpg


タクシーの中で口紅をしていたのに、なぜ? 喜翆荘に到着するまでの間、皐月は本気で泊まるつもりだったんじゃないでしょうか。
到着してから驚かせようとしたのに誰も出迎えない。中に入ると言い争う声が聞こえる。そのとき即座に口紅を落としたんでしょうね。
ひらめいたらすぐ行動に移す。緒花そっくりです。ああやっぱり親子なんだ、緒花が活躍しない分を皐月が、女将が、全部持っていった。


長者に二代なし 【ちょうじゃににだいなし】
長者の子は甘やかされて育つので、二代目で富を失ってしまうということ。

やはり縁と崇子のやり方には無理があったんでしょうね。女将はそれを知っていたから跡を継がせなかった。そして悩んだ末の閉店。
ぼんぼり祭りを成功させること。それはつまり一人一人が輝きを放ち、神社までの花道を照らす。それが 『ぼんぼる』 であり 『おもてなし』。
『望み札』 はそれぞれの気持ち。みんなが同じ方向で、同じ意思で神社に向かう人たちを照らそうとしないといけないということだと思います。

はなむけ 【餞/贐】 は餞別の意味ですが、語源は、旅人の道中の安全を祈願し、馬の鼻先を行き先の方向に向けた習慣から(鼻向け)。
喜翆荘従業員の間違った方向性を正したのは女将と皐月でした。馬の鼻先を向けるように、自分たちが実践し、背中を見せたんですよね。
「好きにすればいい」 と言った本人が、花道を飾るはずの女将が、自らぼんぼって花道を照らしている。「立つ瀬がない」 とはこのことです。
しかし二代目(仮)の後始末を乗り越えた喜翆荘はどうなるんでしょうか?皐月が跡を継ぐ?皐月と孝ちゃんが結婚?ほら、緒花ぼんぼれw

テーマ: 花咲くいろは
ジャンル: アニメ・コミック



日常 第25話 「軌跡」

2011-09-18 2011



nj25-2.jpg


日々私たちが過ごしている日常は、実は奇跡の連続なのかもしれない。

【奇跡】 とは常識で考えて起こりえない不思議な出来事や現象のことですが、これを 【軌跡】 と考えてみるとどうでしょうか。

きせき 【軌跡】
・ 車輪の通った跡。轍(わだち)。
・ 先人の行いの跡。
・ ある人や物事がたどってきた跡。
・ 数学で、点が一定の条件に従って動くときに描く図形。例えば、定点から一定の距離を保ちながら動く点の軌跡は円となる。


常に誰かの道のあとを追いながら歩く。みおは幼い頃から笹原の背中を見続けていたのかもしれません。
または、みおと笹原をつなぐ点が一定の距離を保ちながら動き続けることで、点の軌跡が円を描いていた。
友達もそうですよね、出会ったときは個人という点であった存在が、日々の積み重ねによって輪という円になる。
これが円満という 【軌跡】 であって 【奇跡】 なのかもしれません。また 【奇跡】 の連続が 【軌跡】 とも言えます。

『日常』 ならぬ 『日情』 を感じさせる話数でした。どんなに近くに居ても遠くに居ても、共に歩んだ分だけの 【軌跡】 は残る。
そう思うと、日々の暮らしもまんざら悪いもんではない気がします。何が起こるかわからないから楽しいんですよね、毎日が。

テーマ: 日常
ジャンル: アニメ・コミック



うさぎドロップ 第11話 「はじめの一歩」

2011-09-16 2011



ud011-1.jpg


たたずまい 【佇まい】
・ 立っているようす。また、そこにあるもののありさま。そのもののかもし出す雰囲気。
・ 身を置くところ。暮らし方。また、なりわい。


りんが着実に成長出来たのはダイキチのおかげ。でもコウキやコウキママ、他の子供や親などとふれあうことが出来たのも大きな要因ですよね。
気軽に話が出来てコミュニケーションが取れるようになったのはダイキチと一緒に暮らしていたからでしょう。生活環境って大事なんだと思いました。

歯が生え変わるのは大人になるための準備なんですよね。元から意味のない歯は生えてこないように、ダイキチがりんと暮らすことにも意味がある。
育てる人がいないから、親だからとかではなくて、そこに 鹿賀りん という一人の人間としての存在意義がすでにあって共に成長している事実がある。
個人の生き方は別々だけど、お互い生きている時間を共有しています。大変なことばかりだけど、一緒に笑えたり喜べたり出来る。そんな 『佇まい』。

歯もカケたりグラついたりして落ち着かないときもありますが、人も成長するにつれてだんだん落ち着きが出てきて 『佇まい』 がしっかりしてきますよね。
宋一の葬式のときリンドウの花の前に立っていたりんの姿と、墓前に立つりんの姿。成長したのは身体だけではなく精神的にも成長したんだと感じます。
ED曲 「High High High」 の歌詞にありますよね。『大切なのは今、君のぬくもりを感じること』 『まいあがる風にのり 歌えライライ 声も飛び跳ねる』
育児も生活も大変です。けどそれを成し遂げた人にしかわからない喜びがあるんでしょうね。そんな気持ちが伝わってくる歌詞です。2期、待ってますよ!

テーマ: うさぎドロップ
ジャンル: アニメ・コミック



異国迷路のクロワーゼ 第11話 「おまじない」

2011-09-13 2011



ic11-1.jpg


おまじない 【お呪い】
神仏その他神秘的な力をもつものの力を借りて、災いや病から逃れようとしたり、起こそうとしたりすること。また、その術。

まじなう 【呪う】 の語源は 『蠱物(まじもの)』 『蠱る(まじもる)』 などに使われる 『蠱(まじ)』 を 『(おこ)なう 【行う】』 という意味から。
まじ 【蠱】 とは、人を惑わすものや呪術のことを言い、こわく 【蠱惑】 と書いて、人の心をあやしい魅力でまどわすことを言うそうです。
じゅじゅつ 【呪術】 とは、神秘的な力に働きかけ、願望をかなえようとする行為や信念のこと。祈祷や神頼みと同じ部類のものですね。

前回の 「魔術幻燈」 で主題となった 『幻』 は見ようと願って見えるものでしたが、今回の 『祈り』 は見えるものを見えないように願っています。
もちろんそれは湯音から汐音への願い。では逆に汐音から湯音への願いはどうかというと、普通の人には見えない異国を見せてあげたかった。
人に恐怖を感じて心も目も閉じてしまった汐音が、本当は見たかった様々な景色や人々。そんな願望という 『祈り』 を湯音に託した感じですね。
「おまじない」 を受けたのは汐音だけではなく、湯音もまた異国で汐音の 「おまじない」 を受けているんでしょうね。見たいものが見えるように。

テーマ: 異国迷路のクロワーゼ
ジャンル: アニメ・コミック



花咲くいろは 第24話 「自己防衛本能 - an instinct to protect oneself -」

2011-09-12 2011



hi24-1.jpg


しがらみ 【柵】
・ 水流をせき止めるために、川の中にくいを打ち並べて、それに木の枝や竹などを横に結びつけたもの。
・ 引き留め、まとわりつくもの。じゃまをするもの。


女将は皐月や縁をこれ以上犠牲にしないために喜翆荘を閉めると言っていましたが
本当は女将本人が喜べない旅館になってしまったからではないでしょうか。もちろんその原因を作り出したのは女将自身です。
だから 『自責の念』 という 「しがらみ」 を自分自身に課した形にしたかっただけのような気がしました。つらい決断だったでしょうね。

「しがらみ」 は、物事を塞き止めるもの、引き止めるもの、まつわりつくものなど、外的要因から縛られることを言いますが
本来は、自分で塞き止めようとして作るものの事を言うそうです。つまり言い方を変えれば自己防衛本能が働いたと言えるわけです。

女将が自責の念に駆られるのと同時に、女将を塞ぎ止めようとする喜翆荘従業員の 「しがらみ」 が発生したところが面白いですね。
ラストシーン。喜翆荘から離れる女将を 「自分たちが喜翆荘を守ってやるんだ」 とばかりに見つめる従業員たちの姿が印象的でした。
新たな喜翆荘を見いだすきっかけとなるのか?ぼんぼる方向性が一致し団結力が 「花咲く」 のか?もう孝ちゃんはどうでもいいですw

テーマ: 花咲くいろは
ジャンル: アニメ・コミック



Copyright © 物理的領域の因果的閉包性 All Rights Reserved.