物理的領域の因果的閉包性


UN-GO 第3話 「始まりと終わり - Beginning and End -」

2011-10-28 2011



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作品のタイトル 『UN-GO』 はたぶん坂口安吾のことですよね。では因果とは?
因果の意味は原因と結果。始まりが違えば終わりも違ってくるということですよね。
UN-GO』 の 「U」 と 「O」 を 「I」 と 「A」 に置き換えると 『IN-GA』 になります。
例えば 「U」 を 『You(あなた)』 とした場合、「I」 が 『I(わたし)』 になると仮定します。

数学で 「O」 は 「原点 【Origin】」、「A」 は 「既知数 【A known quantity】」 を意味するそうです。
もし 「O」 が 『Origin』 で、「A」 が 『A known quantity』 ならば、「あなたの原点」 と 「わたしの既知数」。
つまり 「あなたが今に至るまでの原点を、わたし(因果)は(既知)既に知ってるんですよ。」 ということになる。
詳しくは 「既に知ってる」 というよりも 「知る立場にある」 と言ったほうが適切ですが、ちょっとした言葉遊びです。

今回は覆面を利用した偽装の話でしたが、たぶん次回はR.A.I開発者の佐々駒守を殺した犯人を捜索するんでしょうね。
でも駒守の死因は新情報拡散防止法を免れるための偽装であり自殺の疑いが高い。AIに知能を搭載し風守になりすました。
「バレちゃった」 と言ってたのが駒守本人(人間ではないけどw)。自作自演の可能性大。どういう結果になるのか楽しみですね。

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たまゆら~hitotose~ 第4話 「潮待ち島に聞こえる音、なので」

2011-10-26 2011



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麻音もいい子ですね。私も自営業の家に生まれたので、高校生のとき 「別にすることないから」 とか言って親の仕事を手伝ってましたね。
親の苦労をそばで見ていると 「何とかしてあげなきゃ」 みたいな使命感が生まれるんですよね。家・土地・人を大切にする気持ち。泣けますね。

今回は麻音と麻音の両親が中心の話でしたが、私はむしろ 『4人と大人たち』 という側面から見てみると面白いんじゃないかなと思いました。
どうしてもメインのぽって・かおる・のりえ・麻音だけに囚われがちですが、志保美りほ、第2話の堂郷先生とかおるの姉さよみ、そして麻音の両親。
ぽっての母親や祖母もそう、周りを取り巻く大人の影響力って強いんですよね。私はひとりっ子ですが従兄弟や親戚の大人たちが大事にしてくれた。
年上の従兄弟や親戚の兄の趣味に影響されたり、その家の決まり事や習慣を泊まりに行って知ったり。今思うとかなり勉強になっているんですよね。

ぽってが麻音の父を見て父親像を想像したように、志保美りほから写真の面白さを教わり、かおるの姉から母性に近い感情を教わったりしてます。
たぶん麻音の両親を見て 「家族の温かみ」 を知ったのではないでしょうか。どこに居ても誰と居ても人の温かさはあまり変わることはないと思います。
でも友達がいるから、周りの大人たちがいるから、そんな人たちの住む町があるから温かさが感じられる。そう思える人や町があるっていいですよね。

テーマ: たまゆら
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C3 -シーキューブ- 第4話 「夜には母親と抱き枕を」

2011-10-24 2011




バカテスで特徴的な表現といえば 「水玉模様の影」 ですが、この作品では 「和紙のような質感の空」 ですよね。
「百花繚乱サムライガールズ」 の背景と少し似ています。ただすべてその空かというと違うんですね、シーンによって使い分けされています。
たぶんキャラ本体を引き立たせるための演出なんだと思っていますが、背景の違いだけに注目して見てみるのも面白いんじゃないでしょうか。

また今回はそれとは別に 「同系色の色使い」 が気になった部分でした。とくに特徴的だったのが春亮がフィアをなだめるシーン。


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フィアの髪が水色なのに春亮は濃い水色のTシャツを着ています。そして後ろの障子部分は濃い青、春亮の目の色も濃い青です。
アニメのワンシーンでこれだけ青の同系色を多用することはあまりないことですね。ちなみに第1話の春亮のTシャツは緑色でした。



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そして2カット前に戻ってみると、座布団が紺色。これも濃い青なんですね。右上の日差しが入り込んだ部分も青っぽく表現されています。
ではなぜこれだけ同系色を多用しているのか?それはハイビジョンテレビやブルーレイの普及によって解像度が上がったからでしょうね。
解像度とは画像の密度(ドット数の割合)のこと。高解像度が可能になることで色の明度で見せることが出来るようになったんだと思います。

家の中や教室などでよく見られるホコリも大沼監督がefシリーズから好んで使っている表現ですが、これも高解像度を意識してのことです。
バカテスではパステル調の色使いがカラフルでしたね。この作品では材質や質感、色味や明度で見せる演出や描写が多いような気がします。
これから見ていくうちに表現の意図が少しでも理解出来るようになれば、今よりさらに楽しめるんじゃないかと思っています。刮目したいですね。

テーマ: C3-シーキューブ-
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たまゆら~hitotose~ 第3話 「出現!たたかう女の子、なので」

2011-10-18 2011



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フルフルモチモチですかー、ふるもち時間ですなー。
美味しいもの食べて キャッハウフフ して... 少しは勉強しなさい!っていうかバンドはじめようぜ(オイ

スイーツに優しさや美味しさが残るということは、写真もたまゆらも 『残留思念』 ということになりますね。
『残留思念』 は霊的なものに対して使われる言葉ですが、強い思いや意思が物に宿るという意味では同じです。
ブログもそうです。アニメを観て、楽しかった。面白かった。という気持ちを文字にして語れば自然と伝わるんですね。
また、ここが良かった。ここが感動した。という気持ちをどうしても伝えたいときって、自然と指が動いてるんですよね。

誰かのためを思う。というよりも、自分の中にどれだけ思いが残せるのか。そこが大事になってくるんじゃないでしょうか。
伝えたい気持ち、大切にしてる気持ち。それらは意図的に表現しなくても、自然とにじみ出てくるもんなんだと思っています。
兄を思うのりえの気持ちがスイーツ作りの創造力に反映されてるとするなら、それは残したのではなく残された思念ということ。
自然に蓄積された優しさという 『残留思念』 は、きっとどんなスイーツよりも甘くて、フルフルモチモチに柔らかいんでしょうね。

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UN-GO 第1話 「永劫回帰 - ewig wiederkehren -」

2011-10-14 2011



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『永劫回帰』 とは、経験が一回限り繰り返されるという世界観ではなく、超人的な意思によってある瞬間とまったく同じ瞬間を次々に永劫的に繰り返すこと。

加納信実が永遠に英雄であってほしいと願う加納敦子。良い思い出だった過去を切り取り、それが永劫的に繰り返されればいいと思っていたんでしょうね。
アニメを観続けることも、ある特定のキャラを好きになることも、ある意味 『永劫回帰』 を望んでいるからなんですね。良い作品やキャラに出会った思い出。
その感動や衝動を繰り返し味わいたいから新作を求めて、嫁を求め続けるんだと思います。偶像化、つまり崇拝・信仰の対象を欲する心理と同じなんです。

「明るい場所と暗い場所は共存しなければならないの。すべてを明るい光で照らしてしまうと、必ずその反動で暗い場所が明るい場所を攻撃するのよ。」
『輪るピングドラム』 第13話の夏芽真砂子のセリフを思い出しました。結城新十郎は 「堕落が救い」 みたいなことを言ってましたね。堕(落)ちる人と涙。
嬉しくても悲しくても落ちる涙。それと同じように、良い時も悪い時も関係なく落ち込むんですよね、人間も。夢は消えるから見続けられる。そう思いました。

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