物理的領域の因果的閉包性


たまゆら ~hitotose~ 第5.5話 「あったかい風の想い出なので」

2012-05-07 2012

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不快・欲求不満や葛藤などから無意識に自分を守ろうとして働く適応のしかたのこと。
これを心理学では 『防衛機制』 と言いますが、父親が死んだという現実を受け入れられなかったんでしょうね。
おじいちゃんが持っていた失敗写真もそうです。自分の欠点からずっと逃げていた、見ようとしていなかった。
でも時が経つうちに、写真を撮るようになってから少しずつ、過去の自分や出来事と向き合えるようになってきた。

おばあちゃんが作っておいた浴衣、みんなと行きたかった夏祭り、みんなと見たかった花火。
まわりの人たち全員がぽっての背中を風のようにゆっくりと後押ししてるのが陽射しのようにまぶしくてあったかい。
花火はあっという間に消えるけど、花火を見たという記憶は消えない。写真はブレていても、思い出はブレない。

恥ずかしいセリフ禁止! この5.5話を観たあとに8話の「かわらない人かわりゆく時、なので」を観てほしいです。
写真に対する思いや、ぽってがどういう気持ちでいるのかなど、より深く理解出来るような気がしてくると思います。
父親の失敗写真を見るところを最後にもってくるのは反則ですね。泣くなと言うほうが難しい。ステキな話でした。


テーマ: たまゆら~hittotose~
ジャンル: アニメ・コミック



視点と表現の多様化

2012-05-06 その他


アニメを語る場合、見て感じたことをそのまま表現することを主観とすると
他人または自分の意見というフィルターを通して表現することは客観ということになる。
具体的に言うと、意識しなくても作品から見えてくるものと意識的に見ようとすることで見えてくるもの。
大きく分けるとこの2つになる。無意識であるか意識的であるかの違い。ここでまず視点のずれが出てくる。

もし自分が病気になって病院に行くとする。診察をしてもらって薬をもらって帰る。
医者の言うとおりにして病気が治ればいいが、どうしても治らないので違う病院に行って結果治ったとする。
医者の考えが間違っていたのか、薬が合わなかったのか、すでに治りかけだったのかは自分ではわからない。
しかし先に行った病院は悪くて、あとから行った病院は良いという判断をする。経験がある方もいると思う。

医者というのは自身が学んだこと、経験したことを元に診察をする。当然私的解釈も含まれる。
薬がすべての病気を完治させればいいが、それを選ぶのは医者であり人間である。間違いがあって当たり前。
では病院をアニメ作品に置き換えてみる。医者は監督、看護師はその他スタッフ、薬は絵や物語。
研究や開発が進みいろんな薬が存在するように、いろんな絵や物語が存在する。それを生み出すのは人間。
すべての病気が1つの薬で治らないように、病気に合った薬が求められる。つまり病気はニーズであり時代。
通常、病気が自分の意思では発症しないように、自分の意思では大衆や時代は動かせない。

ここでやっと登場するのが表現。自分に見えたもの、見えてくるものをどういう風に表現するのか。
自分のチカラで医者は変えられないし、病院も変えられない。しかし医者や看護師、薬を作る人にはなれる。
医学に関われなくても関わる人たちの中には意見を聞いてくれる人がいる。聞いてくれなくても言いたい。
アニメを語りたい人の心理ってそういうもんだと思う。しかしみんなと同じ意見は伝わらないし消えやすい。
だから表現の多様化が必要となる。文字や言葉を通して何が表現出来るのか、何を伝えることが出来るのか。

個人的に何が出来たかという結果ではないと思ってる。見えた、見たい、書きたい、言いたい、という感覚。
無意識であれ意識的であれ、病院を選ぶのもお金を払うのも自分。病院を信用するか医者を信用するのか。
視点や表現方法も含め自由な部分はたくさんあると思う。表現することで何かが変わるという保証はないけれど
自分なりの表現をしたことで何かが得られることはある。実際に作品から多くのものをもらっているから。
感じて、考えて、文字や言葉を尽くして生まれる表現は、同じように見えても固有のものになるはずだから。


テーマ: 考察
ジャンル: アニメ・コミック



夏色キセキとクジラ

2012-05-06 2012


夏色キセキ第5話にクジラが出てきましたが、なぜクジラなのでしょうか。

クジラは昔から漁業の神でもある「恵比寿」と同一視されていて
餌となる魚や人間の漁獲対象となる魚が共に行動しているところから、外来の神、寄り神などと呼ばれているそうです。
また寄り神は漂着神とも呼ばれていて、予期せぬクジラの到来により、思わぬ副収入を地域が得たり、飢饉から救われた
という話が数多くあるそうです。
※ 昨年の2011年2月6日には静岡県下田市の白浜一色で体長約18m、体重53t のセミクジラが漂着しています。

凛子がクジラの幻影を見たところから4人の友情が始まった。
つまり言い換えると、クジラが友情を呼び寄せたと捉えることが出来ると思います。
そして神といえば、お石様。
九州南部では漁期の初めに海中から、恵比寿を御神体にするための石を拾ってくるという風習があるそうです。
単なる推測で下田市とはまったく関係ないと思われますが
神社にあるお石様は海から運ばれてきたものだとすると、クジラとの関連性があるのかもしれません。

もうひとつ注目すべきは、お石様のチカラがなくても4人全員にクジラが見えたということ。
これはお石様の代わりと言ってはなんですが、クジラが神格化されている証拠ではないでしょうか。
そしてこれまでずっと仲直りを強調してきましたが
友情の始まりやこれから起こりうる出来事を見据えた上で本当の意味での仲直りが出来たと言える回だったんじゃないでしょうか。
今回登場したクジラが視聴者のあたたかい気持ちまで呼び寄せてくれることを期待したいですね。

テーマ: 夏色キセキ
ジャンル: アニメ・コミック



【アニメOP】 マイベストOP10

2012-05-02 OP・ED選







■ ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 『光の旋律』

絵コンテ・演出:神戸守 作画:赤井俊文 背景:甲斐政俊
作詞・作曲・編曲:梶浦由記 歌:Kalafina


■ かみちゅ! 『晴れのちハレ!』

絵コンテ・演出:石浜真史 デジタル演出:畑博之 作画監督:千葉崇洋
作詞:Bee' 作曲:上松範康 編曲:藤田淳平 歌:富田麻帆


■ 夏のあらし! 『あたしだけにかけて』

ディレクター:大沼心 作画監督:大田和寛
作詞:aCKy 作曲:Sinner 編曲:Sinner&パパダイスケ 歌:面影ラッキーホール feat. 後藤まりこ


■ Phantom ~Requiem for the Phantom~ 『戦慄の子供たち』

絵コンテ・演出:モリヲカヒロシ 作画監督:山下喜光
作詞:宝野アリカ 作曲・編曲:片倉三起也 歌:ALI PROJECT


■ とある科学の超電磁砲 『only my railgun』

コンテ・演出:橘秀樹 作画監督:田中雄一 作画監督補:藤井昌宏、中村直人
作詞:八木沼悟志、yuki-ka 作曲・編曲:八木沼悟志 歌:fripSide


■ ef - a tale of memories. 『euphoric field』

絵コンテ・演出:大沼心 作画監督:杉山延寛
作詞:酒井伸和 訳詞:西田恵美 作曲・編曲:天門 歌:ELISA


■ ひだまりスケッチ×365 『?でわっしょい』

ディレクター:大沼心 作画監督:伊藤良明
作詞:畑亜貴 作曲:Tatsh 編曲:安藤高弘 歌:阿澄佳奈、水橋かおり、後藤邑子、新谷良子


■ C3 -シーキューブ- 『Endless Story』

コンテ・演出:大沼心 作画監督:大島美和
作詞:松井五郎 作曲・編曲:太田雅友 歌:田村ゆかり


■ C3 -シーキューブ- 『紋』

コンテ・演出:大沼心 作画監督:大島美和
作詞:山崎寛子 作曲:市川淳 編曲:齋藤真也 歌:喜多村英梨


■ まほろまてぃっく特別編 ただいま◆おかえり 『ただいまの風』

絵コンテ・演出・作画監督:錦織敦史 総作画監督:高村和宏
作詞:くまのきよみ 作曲・編曲:増田俊郎 歌:川澄綾子

【アニメED】 マイベストED10

テーマ: アニメ
ジャンル: アニメ・コミック



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