
「憧憬の路」は竹原の古き良き町並みを知ってもらおうというイベントですが
アバンで描かれていたように、町の人の創意工夫で出来た竹灯りを楽しみに人々がやってくる。
同じ憧憬の路でも毎年違うように、ぽってが撮る写真も毎回違った見え方、違ったドキドキがあるんでしょうね。
「ほぼろ」のお好み焼きもそう、同じ焼き方で同じ味付けだったとしても美味しく食べてもらいたいという気持ちがそうさせる。
また竹原という場所でちもさんが焼いているからそう思うのかもしれません。手法や手段ではない要素が魅力になることもある。
それが今回登場した夏目の言う「構図や工夫」と、ぽってがやっている「何を写真に収めるか」の違いなんだと思います。
夏目が結婚しているかどうかはわかりませんが、もし息子や娘がいて、いつかぽってが撮った写真を見つけたとき
竹原を訪れて憧憬の路を歩く日が来るんだろうかと想像したりすると、ちょっとした出会いが大きく広がっていきます。
ぽってが思い切って行動したことが、何気ない会話が、当の本人だけではなく関わるすべての人に影響を与えている。
見た景色、撮った写真は自分だけのもの、でも景色を見つめるぽってを見たかなえ、夏目と会話する姿を見たみんなが
自分と同じ景色、自分の知らない景色や姿を知っていてくれる、それだけ知らないことを知るという行為は大切なんでしょうね。
これから知らないことを知っていく彼女たちが、人々に何を残して、自分の心に何を残せるのか。竹原も作品も自分たちも。
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テーマ:
たまゆら ~もあぐれっしぶ~
ジャンル:
アニメ・コミック