物理的領域の因果的閉包性


つぐもも感想 ~ 一子相伝新救世主伝説 ~

2017-06-21 2017


つぐももとは永く人の手を渡り続けた道具が意志を持ち、人に変化する事も可能となった存在。
つまり付喪神が物(もの)に宿って者(もの)になったことを言うんでしょうね。ただの道具ではない存在。

この作品でとても良いと思ったのは、エッチな表現やコミカルな部分だけではなく芯がしっかりしてたところ。
物語シリーズで言うところの怪異がつぐももであるならば、つぐももは「憑物」でもあるということですね。
また母の加賀見かなかから桐葉を受け継いだという意味では、つぐももは「継ぐ者」であると言えます。

ちょっとエッチなことに巻き込まれながら妖怪を退治する。それだけなら「おまもりひまり」と変わりない。
なぜ付喪神が宿ってあまそぎになるのか、なぜすそはらいが必要なのかなど、明快でなおかつ楽しい。
さすがにギャルゲーの回は斜め上すぎてまさに「神のみぞ知るセカイ」でしたが、皇すなおが盛り返した。

大地葉ちゃんのまっすぐで曇りのない演技は、ガチオタクなひたむきさがそのまま反映されてたし、
皇すなおと戦ったことで「継ぐ者」である部分が強調されて作品全体が引き締まったように感じました。

ただなぜ土地神のチカラが弱まったのかなど、説明されないまま終わってる部分もあるので、消化不良。
2期はあまり期待できそうにないのでOVAを待つしかない。原作少し見ましたが、背景の描き込みがすごい。
1巻から読んでアニメと比較したいですね。昭和感のある内容でしたが、楽しませていただきました。感謝!




【TVアニメ】 好きな妹キャラ5選

2017-06-19 その他


★ ef - a tale of memories. 『新藤千尋』



妹キャラといえば新藤千尋。それくらい思い入れの強いキャラです。
作品の内容についてはとりあえずefの1期を見てほしいとしか言えませんが、
中二病でも恋がしたくなるような、儚くて愛おしい妹キャラであることは間違いありません。


★ 異国迷路のクロワーゼ The Animation 『湯音』



第11話『祈り “prière”』を見たときは泣きましたよ。抱きしめたくなるような可愛い妹キャラです。
東山奈央ちゃんの演技も素晴らしいですが、ED曲の「ここからはじまる物語」もとても良いのです。


★ ちはやふる 『綾瀬千早』



モデルをやっている姉千歳の存在が千早の原動力であると同時にトラウマでもある。
姉の存在がなければ家族での立ち位置も含め、かるたなんてやってる場合じゃなかったでしょうね。
瀬戸麻沙美ちゃんの出世作であり代表作、そして部活アニメとしても語り継いでいきたい名作です。


★ 響け! ユーフォニアム 『黄前久美子』



2期で姉との確執、そして和解までが描かれたのは素晴らしかったですね。
アニメで描かれる妹主人公キャラでは珍しく、周りの影響を受けながら成長していくタイプ。
先輩や姉と向き合う中で徐々に自分の方向性が定まっていく姿は、見ていて勇気付けられました。


★ サクラクエスト 『四ノ宮しおり』



昨日第6話から第11話の生討論会を見ていて、姉との関係性がユニークで面白かった。
P.A.WORKSのオリジナル作品で妹主要キャラと姉の関係が詳しく描かれることはあまりない。
SHIROBAKOの宮森あおいも妹だが、姉とのやりとりは少しだけ。そういう意味でも魅力的なキャラです。


兄妹・姉妹を含めると候補が多くなるので、主要登場人物で姉がいる妹キャラから選びました。
ただの主人公、ただの主要キャラというぼんやりした目線より、妹・姉妹といった立ち位置から見ると
より鮮明に、より深く作品を知れたような気分になるので、時間のある方はやってみてくださいませ。




正解するカド 第10話 『トワノサキワ'』

2017-06-17 2017


コンテ:原田征爾 演出:田辺泰裕 作画監督:湯本雅子 総作画監督:真庭秀明

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「沙羅」という文字の語源は、釈迦が涅槃に入ったとき四方にこの木が2本ずつ生えていたという伝説がある「沙羅双樹」から。
庭の木から名付けたと言ってましたが、これは「沙羅双樹」とは別種の「ナツツバキ」という木で、別名「沙羅」もしくは「娑羅樹」
と呼ばれるものです。母親が無常な名前と言っていたのは、この「ナツツバキ」が朝咲いて夕方枯れる一日花だからですね。

「沙羅双樹」の「沙羅」はサンスクリット語でシャーラ【sala】、またはサーラ【sala】と呼ばれ、堅固樹の意味があるそうですが、
サラ【sara】と読めば『本質』の意味を示すそうです。ヤハクィザシュニナの言う正解が身勝手で独裁的なものであるとしたら
沙羅花の言う自然の摂理に逆らわない行いのほうが本質であり正解だといったメッセージがこの話数から伝わってきました。

限られた時間の中で無常でありつつも無限の可能性を持つ人類とはいえ、敵対したところで勝つ見込みはあるんでしょうか。
ヤハクィザシュニナがあきらめて異方に帰るか、沙羅花が犠牲になって無理矢理消滅させるか、どちらかな気がしています。




00年代オリジナルアニメベスト10選

2017-06-16 その他


◆ フリクリ [2000年]
OVA全6話
企画・原作:GAINAX  原案・監督:鶴巻和哉 
キャラクターデザイン・ビジュアルコンセプト:貞本義行 アニメーション制作:Production I.G、ガイナックス


◆ 宇宙のステルヴィア [2003年]
全26話
原作:XEBEC 監督・シリーズ構成:佐藤竜雄 
キャラクターデザイン:うのまこと アニメーション制作:XEBEC


◆ LAST EXILE [2003年]
全26話
原作・アニメーション制作:GONZO 監督:千明孝一 
シリーズ構成:千明孝一、GONZO キャラクターデザイン:堀内修、ムラオミノル、田中雄一


◆ 交響詩篇エウレカセブン [2005年]
全50話
原作:BONES 監督:京田知己 シリーズ構成:佐藤大
キャラクターデザイン:吉田健一 アニメーション制作:ボンズ


◆ かみちゅ! [2005年]
全16話+TV未放送4話
原作:ベサメムーチョ 監督:舛成孝二 シリーズ構成:倉田英之
キャラクターデザイン:千葉崇洋 アニメーション制作:ブレインズ・ベース


◆ シムーン [2006年]
全26話
原作:小山田風狂子、篠吉祥、美原轟 監督:西村純二 
キャラクターデザイン・総作画監督:西田亜沙子 アニメーション制作:スタジオディーン


◆ 電脳コイル [2007年]
全26話
原作・監督・脚本:磯光雄 キャラクターデザイン:本田雄 アニメーション制作:マッドハウス


◆ がくえんゆーとぴあ まなびストレート! [2007年]
全12話+未放送1話
原作・アニメーション制作:ufotable 監督:チームまなび部屋 
ストーリーディレクター:金月龍之介 ビジュアルディレクター・キャラクターデザイン:小笠原篤


◆ ストライクウィッチーズ [2008年]
全12話
原作:島田フミカネ & Projekt kagonish 監督・キャラクターデザイン:高村和宏 
シリーズ構成:ストライカーユニット アニメーション制作:GONZO


◆ イヴの時間 [2008年]
WEB配信全6話
絵コンテ・演出・3DCG・撮影・編集・音響監督・原作・脚本・監督:吉浦康裕 
キャラクターデザイン・作画監督:茶山隆介 アニメーション制作:スタジオ・リッカ


どれも名作なので語るまでもありませんが、
『LAST EXILE』 『交響詩篇エウレカセブン』 『ストライクウィッチーズ』 はどれも1期がベストですね。
『イヴの時間』 は劇場版もあります、でもやっぱりWEB配信版が好きですね。

記憶に残ってる作品がどれも漫画原作ばかりでオリジナルと思い込んでた作品が多かった。
他にもコードギアスやコゼットの肖像、ミチコとハッチン、MADLAXなど、名作ばかりで悩みました。




花は根に 鳥は古巣に 帰るなり

2017-06-13 その他


ツイッターのタイムラインを見てるとひとつの作品でも評価は千差万別、人それぞれ。
「面白い」という人もいれば、「くだらない」「整合性がとれてない」などいろんな意見を見かけます。
それを見て昔なら「作品の良さをちっとも理解してないな」「なぜこれを面白いと感じられるんだろう」
そんなことを考えながら正しいアニメの見方を知るべきだ、面白さは無限にあることを知るべきだ。
なんとかして間違ってる人たちの価値観を変えてやるんだ、そう思いながら文章書いたりしてました。

ちゃんと勉強したわけでもないし、文章を書くことが自分に向いてるなんて思ったことはありません。
絵は描けない、同じ趣味の人とのコミュニケーション方法がない。そこにたまたま感想ブログがあっただけ。
文章なら直接話すよりもカドが立たないし、まったく知らない人でも読んでくれて共感してくれる。
自分が何をきっかけにして文章表現するようになったのか、何を求めて文章表現をしているのか。
そう考えたとき、自分の勝手な思い込みに共感してくれる人がいること。受け入れてくれる人がいること。

キャラデザが好みというだけで円盤を買う人。脚本家が好きだから応援する人。いろんな好きがある。
そうやって作品が支えられてるように、自分自身も考え方や価値観が違う人から好きを分けてもらってる。
自分から見ても自分の考え方や価値観はどこかで間違ってると思うし、他人なら何倍もそう思ってる。
そういう人たちから少しでも受け入れてもらえてるってことは幸せ。だからなるだけ言いたいことを言う。

特定の作品をものすごく好きでそれをけなされたら腹が立つだろうし、その人を信用したくなくなる。
でも腹を立てられてもヤジられても、言いたいことを言い続けなければ自分が自分でないような気がしてくる。
それだけネットだからといって人格を作ってはいないし、素直な自分をそのまま文章にするようにしてる。
あえて敵を作るようなやり方になってしまうけど、一部の感情を全部のように偽って文章は書きたくない。
だから素直に文章表現してる人は好き。作品の好き嫌いとか趣味が合うとかとは別次元で好きになる。
自分がそうしてもらったように、いろんな価値観の人を受け入れたいし、認められるような人間になりたい。




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