物理的領域の因果的閉包性


【2019】テレビアニメOP10選

2019-12-29 OP・ED選

_ Tartalomjegyzék _

グランベルム OP 『月を追う真夜中』
かつて神だった獣たちへ OP 『サクリファイス』
ぼくたちは勉強ができない1期 OP 『セイシュンゼミナール』
ブギーポップは笑わない [2019] OP 『shadowgraph』
ひとりぼっちの〇〇生活 OP 『ひとりぼっちのモノローグ』
Re:ステージ!ドリームデイズ♪ OP 『Don’t think, スマイル!!』
私に天使が舞い降りた! OP 『気ままな天使たち』
約束のネバーランド OP 『Touch off』
まちカドまぞく OP 『町かどタンジェント』
えんどろ~! OP 『えんどろ~る!』



◆ グランベルム OP 『月を追う真夜中』

コンテ・演出:渡邊政治 作画監督:野田康行
作詞:Eir 作曲・編曲:重永亮介 歌:藍井エイル



短いカットの中に何かヒントが隠されているんじゃないかと思い、放送中何度も繰り返し見てましたね。
魔石が目を通過するときに目を開けているのは魔力無し、という推測はできましたが、他はわからず仕舞い。
彼女たちがマギアコナトスに翻弄されていたように、自分たち視聴者も終わるまで惑わされていた気がする。
惜しい作品でしたが、あと一歩で名作になりそうな期待をさせてくれた意味で本編含めOP映像も評価したい。

◆ かつて神だった獣たちへ OP 『サクリファイス』

コンテ:牛嶋新一郎 演出:いがりたかし 作画監督:新沼大祐、キム・ゼヒョン
作詞・作曲・編曲・歌:まふまふ



本編の内容はさておき、映像の緩急の付け方・メリハリの部分で2019年のベストOPと言っていいかもしれません。
シャールがスライディングして擬神兵の股から後ろに回り込み、銃の引き金をひいて薬莢が舞うところがすごく良い。
おっぱい・キャラの表情・カラスの使い方など、見せるところは見せて、締めるところは締める。心地よいOPでした。

◆ ぼくたちは勉強ができない1期 OP 『セイシュンゼミナール』

コンテ:松竹徳幸 演出:佐久間貴史、吉成鋼 作画監督:佐々木政勝 
作詞:こだまさおり 作曲:山田高弘 編曲:齋藤真也 歌:Study



勉強ができないんじゃなくてしてないだけなんじゃないの?という疑問を払拭するために作られたかのようなOP。
青春と勉強を濃縮還元したような映像ですが、表情や仕草がどれも可愛い。私はうどん娘の理珠推しでしたが、
うるかがプールの水面から顔を出して首を左右に振ったあと前髪をいじりながら後ろにさがるところがとくに良い。
本編もOPに見合うくらい説得力のある内容なら文句はないんですが、ただのハーレムラブコメだったのが惜しい。

◆ ブギーポップは笑わない [2019] OP 『shadowgraph』

コンテ・演出:金世俊 作画監督:澤田英彦
作詞・作曲・編曲・歌:MYTH & ROID



何か得体の知れないものが迫ってきて、何かよくわからないけど惹きつけられて魅了されてしまう不思議な存在。
宮下藤花を中心に描きながらも、重要なのは目に見える存在や影ではなく内面の不安や陰りといった負の感情。
誰にでもある不安や恐怖を繊細な表情や動きで映像化しているし、この作品の不気味さがよく伝わってくるOP。

◆ ひとりぼっちの〇〇生活 OP 『ひとりぼっちのモノローグ』

コンテ:安齋剛文 演出:矢吹勉 作画監督:中村佑美子、齋藤温子 総作画監督:田中紀衣
作詞:安藤紗々 作曲:田之上護 編曲:松田彬人 歌:一里ぼっち、砂尾なこ、本庄アル、ソトカ・ラキター



友達になったからずっと仲良しで順風満帆ってことはあまりなくて、友達がいても不安で一人でいるときは寂しい。
でもどこかで自分を支えてくれる存在がいるというだけで勇気づけられる。ひとりぼっちじゃないモノローグ。
ラストぼっちの後ろからなこ・アル・ソトカが出てくるところ、倉井さんが遅れてフレームインするところが好き。

◆ Re:ステージ!ドリームデイズ♪ OP 『Don’t think, スマイル!!』

コンテ:香川豊 演出:鹿谷拓史 作画監督:東美帆、野田智弘、北條裕之、竹内昭 総作画監督:谷口元浩
作詞:高瀬愛虹 作曲・編曲:伊藤翼 歌:KiRaRe



「道がもしも途絶えても 別のルート探して進もう」ってプリズムステージ東京予選の決勝後を思い出しますね。
OPの歌詞や映像を見ると本編の彼女たちが苦悩してきた過去、これから進む未来、つらい事も分け合える仲間。
コミカルな場面もたくさんありましたが、それぞれの想いが集約されたOPだったんだな、と改めて感じました。

◆ 私に天使が舞い降りた! OP 『気ままな天使たち』

コンテ:山﨑みつえ 演出:竹下良平 作画監督:武藤幹、山野雅明、岡勇一 総作画監督:中川洋未
作詞:ZAI-ON 作曲:Eternal Truth 編曲:伊賀拓郎、WEST GROUND 歌:わたてん☆5



小依と夏音が輪っかを作るシーン、下の小指が離れそうになってるけどちゃんとくっついてるように見えるところ。
ワイプ乃愛が踊るひなたを邪魔するように右から左に横切るシーンのわたしカワイイでしょアピールとウインク。
心配するようにみゃー姉を見上げるときの花ちゃんの傘を持つ手。みゃー姉が作ったショートケーキを見て喜ぶ3人。
乃愛の手の合わせ方、嬉しいとき肩が少し上にあがる感じ。どの仕草もカワイイし、細かい部分って大事ですよね。

◆ 約束のネバーランド OP 『Touch off』

コンテ・演出:錦織敦史 作画監督:嶋田和晃
作詞はTAKUYA∞ 編曲:UVERworld、平出悟 作曲・歌:UVERworld



作品タイトルが出る部分でノーマンの頭に「の」がピッタリ合うように描かれているのは偶然ではない気がする。
エマに協力する形でノーマン、レイの順で脱走計画が進んでいきましたが、OP映像で3人が手を合わせるシーン。
肌の色から推測すると、エマ、レイ、最後にノーマンが手を重ねて上から握りしめるような仕草をしてるんですよね。
タイトルにある「約束」はノーマンに向けられた想いだと捉えれば、また違った見方ができるOPだなと思いました。

◆ まちカドまぞく OP 『町かどタンジェント』

コンテ・演出:羽多野浩平 作画監督:大塚舞 作画監督補佐:兒玉ひかる
作詞・作曲・編曲:辻林美穂 歌:shami momo



2期は良ちゃんの出番多めで。というのは気が早いですが、カメラをプレゼントされたときの良ちゃんが可愛かった。
能力や体力では桃が優勢、でもシャミ子が精神的な支えになっているのは伝わってくるので、そのバランスが面白い。
過去の出来事や魔法少女と魔族という関係性を飛び越えた人と人のすきま、つながり、それが人間なんでしょうね。

◆ えんどろ~! OP 『えんどろ~る!』

コンテ:細田直人 演出:かおり 作画監督:大田謙治
作詞:栁舘周平 作曲・編曲:齋藤真也 歌:勇者パーティー



ファイが水に包まれてしずくになりメイのカップに落ちて月を見上げる。「ちいさな思い出もたからものになる」
の部分でマオの手に丸い光が落ちてきて宝箱になり中からたくさんのハートが飛び出す。ここの丸の統一感が好き。
サビ前の4人が太陽に向かってジャンプするところも円や丸を強調しているし、強い気持ちがあれば世界は変わる。
そんなメッセージが伝わってくるようなOP。やってることはユルいですが、根っこにあるテーマはしっかりしてた。




【2019】テレビアニメED10選

2019-12-28 OP・ED選

_ Tartalomjegyzék _

スター☆トゥインクルプリキュア ED3 『教えて...!トゥインクル☆』
ブギーポップは笑わない [2019] ED1 『Whiteout』
約束のネバーランド ED1 『絶体絶命』
可愛ければ変態でも好きになってくれますか? ED2 『ステラ』
ひとりぼっちの〇〇生活 ED1 『ね、いっしょにかえろ。』
川柳少女 ED 『ORDINARY LOVE』
Re:ステージ!ドリームデイズ♪ ED1 『憧れFuture Sign』
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note- ED 『雲雀』
世話やきキツネの仙狐さん ED 『もっふもふ DE よいのじゃよ』
私に天使が舞い降りた! ED 『ハッピー・ハッピー・フレンズ』



◆ スター☆トゥインクルプリキュア ED3 『教えて...!トゥインクル☆』

エンディングディレクター:児玉徹郎
作詞・作曲:MUTEKI DEAD SNAKE 編曲:生田真心 歌:吉武千颯



OP・EDを選出するとき朝アニメは除外して深夜アニメから選ぶことが多いのですが、このEDはいいですね。
曲も耳に残りやすく歌詞も単純、ダンスも真似しやすい。トゥインクル おーしえてぇ~ とつい口ずさみたくなる。
子供はこういうのが一番いいんだよ、なんてわかったようなことを言うつもりはありません。単純に良いと思った。
ハイジOPに おしーえて~ おじぃさぁん~ という歌詞があったように「おしえて」は魔法の言葉なのかもしれない。

◆ ブギーポップは笑わない [2019] ED1 『Whiteout』

コンテ・演出・作画:斎藤圭一郎 
作詞・作曲:ボンジュール鈴木 編曲:鈴木Daichi秀行 歌:安月名莉子



イントロで靴を後ろ手に持った宮下藤花の両足に波が押し寄せて、くるぶしのあたりまで水に浸かる。
そして「識別不能Whiteout 幻覚に歪んでく」と歌が始まるのですが、このED映像は何を表現しているのか。
曲のタイトル「Whiteout」には、強い降雪のため視程が悪くなる、積雪と低い雲のため地形がわからなくなる、
という意味の他に「失神直前の視界の喪失」があり、ブギーポップとの関係を考えると失神直前の印象が強い。
つまり宮下藤花の自我の喪失、自分自身であることの不透明さ、そういうものが画面から伝わってくる。
キャラクターの顔はほとんど描かれず、目が描かれているシーンに口はない。両足にあった影は波にのまれた。
夜明け編で母親と病院に行った場面があったように、おかしいと思っているのは周りだけで自覚症状はない。
そういった不確定な自身の実在性や思春期特有のゆらぎみたいなものが伝わってくる素敵な曲と映像ですね。

◆ 約束のネバーランド ED1 『絶体絶命』

コンテ・演出・原画:中村章子 
作詞・作曲:中村未来 編曲・歌:Cö shu Nie



キャラクターの顔をほとんど描いていない、という点でブギーポップEDと共通しているのがこの約ネバED。
顔、とくに目を描かないことで何を思っているのか、どういう不安と戦っているのかが明確に表現されていない。
見えないからこそ本編のヒリヒリとした緊張感がEDにも引き継がれて心情がなんとなく想像ができてしまうし、
ED単独ではなく本編あってこそのED映像なんですよね。当たり前なんですが、独立してるEDもたまに見かける。
本編の良さを殺さない曲や映像、そして緊張感を徐々に和らげながら気持ちの良い余韻をもたらす秀逸EDです。

◆ 可愛ければ変態でも好きになってくれますか? ED2 『ステラ』

作詞:唐沢美帆 作曲・編曲:h-wonder 歌:TRUE



第7話限定の小春ED。クレジットはありませんでしたが、写真を撮ったとツイートしていたので監督の仕業ですね。
本編にも度々描かれる物質を正面から捉えた構図。手前の物を中心に置いてキャラや背景のバランスを楽しませる。
これもひとつの技法なんでしょうね。このEDは小春視点で描かれてるので身長の低さを活かした構図も見られます。
ブギーポップや約ネバ同様キャラクターの表情を見せずに他の要素を引き立たせているところがとても良いですね。

◆ ひとりぼっちの〇〇生活 ED1 『ね、いっしょにかえろ。』

コンテ・演出・原画:山本ゆうすけ 作画監督:苺ブリュレ アニメ手伝い:上原史之
作詞:安藤紗々 作曲・編曲:西坂恭平 歌:一里ぼっち(森下千咲)



アニメ手伝いのクレジットがあったので上原史之さんを検索したらフラッシュアニメを得意とする人みたいですね。
坂口有望 『好-じょし-』というMVを見てもらえばわかりやすいかと。原作コマ部分の動きに似た要素を感じます。
序盤から中盤は白い円が波紋のように描かれますが、4人揃ったあとは黄色い円になるんですよね、そこも好き。
原作の良さも引き出しながら彼女たちの歩みに重点を置いて永遠に終わらない物語を演出する。素晴らしい。尊い。

◆ 川柳少女 ED 『ORDINARY LOVE』

コンテ・演出:神保昌登 作画監督:橋本真希 
作詞:Satomi 作曲:青木康平 編曲:田中隼人 歌:逢田梨香子



「ORDINARY LOVE」を直訳すると普通の恋。普段の自分とは違う一面も見てもらいたい、みんな恋する乙女。
学校にいるときには見せない表情や私服が見れるのは良い。早く動く日差しが時間の短さを演出していて素敵です。
好きな相手といる時間というよりも友達と過ごす時間はあっという間だと言っているように見えて、青春が眩しい。

◆ Re:ステージ!ドリームデイズ♪ ED1 『憧れFuture Sign』

コンテ:片貝慎 演出:鹿谷拓史 作画監督:谷口元浩
作詞:やしきん 作曲・編曲:伊藤翼 歌:KiRaRe



中央から反時計回りに、うずまき状に季節を巡っていく日常賛歌ED。すごろく的な意味があるんでしょうか。
プリンセスこと柊かえがPC得意そうなので、みんなが出したアイデアを取り入れて一枚にしたのかもしれない。
サビの「憧れFuture Sign」の部分で「Future」の文字から左にスライドして「Go」が見えるところが好きですね。
写真の中に思い出がいっぱい詰まっていて、まるで神アニメを見たあとのような気分になってしまう神EDです。

◆ ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note- ED 『雲雀』

コンテ・演出:加藤誠 作画監督:中井準
作詞・作曲・編曲:梶浦由記 歌:ASCA



曲はもちろん、グレイちゃんが切ない表情をしたり髪がふぁさーってなるとこも良いのですが、やはり撮影処理。
光をどのくらい走らせて、どれくらいの色味で、空や雪や雨と調和させるかは撮影の腕の見せどころと言っていい。
近年のufotableやこのTROYCA作品を見て良いと感じている部分の半数以上は背景や撮影の仕事だと思っている。
キャラ作画がダメという意味ではなく、それだけ画面の要素として重要だということ。撮影さん、ご苦労様です。

◆ 世話やきキツネの仙狐さん ED 『もっふもふ DE よいのじゃよ』

コンテ・演出:上坪亮樹 作画監督:市原圭子、久保茉莉子 総作画監督:大島美和
作詞・作曲・編曲:篠崎あやと 歌:仙狐(和氣あず未)



上坪さんが好きなのでどうしても贔屓目に見てしまうところがありますが、デフォルメキャラも文字のゆるさも好き。
Cパートでスーパー仙狐さんタイムをやらずとも、すでにEDが仙狐さんタイムじゃないか、と思って見てました。
あじゅじゅの演技も歌も、ED映像も作画も良かったのに他の動画工房作品に負けてる感があるのはなぜでしょう?

◆ 私に天使が舞い降りた! ED 『ハッピー・ハッピー・フレンズ』

コンテ・演出・背景・撮影:桒野貴文 作画監督:松浦麻衣
作詞:ZAI-ON 作曲:Eternal Truth 編曲:伊賀拓郎、WEST GROUND 歌:わたてん☆5



こんなにキャラクターをカワイイと思えたのは苺ましまろ以来なんでは?と感じるほど印象に強く残りました。
小学生だけはなく、天使たちを愛でているみゃー姉もカワイイし、松本の妹までぜんぶがカワイイに溢れてた。
本編はもちろん、OP・ED、声優さんの演技や歌に至るまでカユいところに手の行き届いた孫の手みたいな作品。
もともと舞台やミュージカルが苦手なので最終話はちょっとアレでしたが、令和元年にふさわしい萌えEDでした。




話数単位で選ぶ、2019年TVアニメ10選

2019-12-17 話数単位


★ 「話数単位で選ぶ、2019年TVアニメ10選」参加サイト一覧


_ Inhaltsverzeichnis _

Re:ステージ! ドリームデイズ♪ 第4話 『もう終わりだみぃ』
放課後さいころ倶楽部 第1話 『知らない世界』
私に天使が舞い降りた! 第9話 『私が寝るまでいてくださいね』
ガーリー・エアフォース 第10話 『上海奪還作戦』
グランベルム 第3話 『満月に鐘は鳴る』
ひとりぼっちの〇〇生活 第11話 『たぷたぷからプリプリまで』
どろろ [2019] 第6話 『守小唄の巻・下』
フルーツバスケット [2019] 1st season 第16話 『踏むなっつってんだろが!』
まちカドまぞく 第2話 『スポ根ですか!?万物は流転する』
モブサイコ 100 II 第5話 『不和 ~選択~』



◆ Re:ステージ! ドリームデイズ♪ 第4話 『もう終わりだみぃ』

脚本:加茂靖子 コンテ:名取孝浩 演出:上田慎一郎 
作画監督:手島典子、薮田裕希 総作画監督:原田峰文



もし2019年のベスト百合カップルを選ぶとしたら市杵島瑞葉と長谷川みいの2人になるかもしれません。それくらい印象深い話数になりました。
小悪魔的な頭脳で支配する瑞葉とアイドルの踊りを教えるみい。「嫌よ嫌よも好きのうち」をストレートに描きながらお互いの足りない部分を補い合う。
アイドル部を作ってみんなで踊りたい。形は違っていても考えている事は似ている2人。そこがいいんですよね、根っこの部分は通じ合ってる所が好き。
余談ですが、あまり出番がなくて曲も10話挿入歌の「エンゼルランプ」しか流れなかったトロワアンジュ。実は楽曲と歌唱のクオリティが高いんです。
とくに好きなのが1stアルバムに収録されなかった2ndシングルの「Lumiere/Silent Dystopia」。デレマスに例えるとリステ版トライアドプリムス。
様式美強めですが「なぜこの3人?」という驚きと「これキャラソンじゃないよね」感が良くて、なぜアニメで出番が少なかったのか疑問ですね笑。

◆ 放課後さいころ倶楽部 第1話 『知らない世界』

脚本:前川淳 コンテ:今泉賢一 演出:伊東優一 
作画監督:小澤円、舛館俊秀、和田佳純、井上貴騎 総作画監督:伊部由起子、宮川智恵子



たまゆらシリーズ、いや今までアニメを見てきた中でトップ10に入る話数として、たまゆら~hitotose~第8話『かわらない人かわりゆく時、なので』があり、
主人公:沢渡楓と写真家:志保美りほのお話で、どこに居て、何をしても、時間をどう使おうと、どう切り取ろうと自分で選択できるという話なんですが、
この放課後さいころ倶楽部第1話にも似たようなテーマがあって、主人公の武笠美姫が転校生の高屋敷綾に振り回されながらも新しい世界へと足を踏み入れる。
サイコロを転がしてコマをどう進めるかは自分次第、身勝手ではなく周りの助けを得ながら、影響を受けながら自分の進むべき方向を見つけるようになる。
美姫だけではなく委員長の大野翠もゲーム作りを通して自分の方向性を見出していく様子も後半描かれるので、日常とゲームの相互関係が見ていて気持ち良い。
自分が何を選択するのかは自由、そんなの当たり前なんですが、仕事や家族、友人などいろんなしがらみの中で生きてると優先順位がおかしくなるんですよね。
そういう当たり前の大切さを第1話でしっかり提示しているところがこの話数の魅力ですね。何かにチャレンジしてみようと勇気づけられるエピソードでした。

◆ 私に天使が舞い降りた! 第9話 『私が寝るまでいてくださいね』

脚本:山田由香 コンテ:福田道生 演出:鳥羽聡 
作画監督:渥美智也、西川絵奈、山野雅明、徳永さやか、小田景門、板倉健、中島大智、長尾圭吾、山﨑輝彦、菅原美智代、池添優子、乘冨梓 
総作画監督:原田峰文



星野ひなたが家や学校で見せないデートでのイケメンっぷり。私カワイイだけではない恋する乙女な姫坂乃愛。私にデレ期が舞い降りた白咲花。
料理だけではなく普通に家事もこなせる昔は私も天使だった星野みやこ。第9話はいろんなギャップ萌えが楽しめる回。メガネ花ちゃんポイント高い。
みやこママも昔はみゃー姉を天使のように可愛がって、それを糧にして頑張っていたんでしょうね。今は妹とその友達の為にみゃー姉が頑張ってる。
みゃー姉が頑張る事でみゃー姉自身よりママが助かってる気がします。天使のような子供たちの為に世界は回っているかような表現好きですね。

◆ ガーリー・エアフォース 第10話 『上海奪還作戦』

脚本:吉田伸 コンテ:和田純一 演出:高島大輔 
作画監督:長田好弘、山田真也 総作画監督:長田好弘、今西亨



この話数は以前記事にしているので時間があれば読んでほしいんですが、大沼心監督ならシルエット描写、山田尚子監督なら手や足の細かな描写が特徴。
キャラクターの感情が表に出やすいのは顔だと思っていて、泣いたり叫んだり目を見開いたり眉をひそめたり。そのほとんどは顔のパーツから出てくるもの。
顔を隠す(あえて表現しない)ということはセリフや表情以上に読み取れる感情の幅が広がるという事。それがある意味アニメーションの醍醐味でもある。
極端な事を言えばセリフで全部説明するなら映像は見なくてもいい。顔以外の動きで理解できる事も多いのにやたら顔の描写が多い。省エネ作画あるある。
声優さんの演技にも関係してきますが、言葉が感情に直結しているわけではないので、セリフ以上のものを想像させてくれる演出は見ていて楽しいですね。

◆ グランベルム 第3話 『満月に鐘は鳴る』

脚本:花田十輝 コンテ・演出・作画監督:石田可奈 
総作画監督:今中敬、野田康行 アルマノクス総作画監督:ジミー ストーン



やり直せない「Re:ゼロから始める異世界生活」を女の子だけでやってみたらロボ版「魔法少女まどか☆マギカ」になってしまったオリジナルアニメ。
可愛いキャラクター、先の見えないストーリー展開、声優さんの鬼気迫る演技、どれも他作品に負けない良さがあったのに活かしきれなかった印象。
この3話はとくに手の芝居、頬に手を当てるシーンが印象的に描かれていて、百合みが高く好きな回。土御門九音の謎めいた部分が魅力的で愛らしい。
良い話数もあって、あともう少しだけ工夫すればオリジナリティを出せたのに、という悔しさが残る作品ですが、最終話以外は割と満足しています。

◆ ひとりぼっちの〇〇生活 第11話 『たぷたぷからプリプリまで』

脚本:花田十輝 コンテ:いわもとやすお 演出:宝井俊介 
作画監督:山崎敦子、たなべようこ、今田茜、壽恵理子 総作画監督:田中紀衣



親切にしてもらうばかりで人の役に立つ事がなかなかできない小篠咲真世。一里ぼっちと友達になる事で勇気を出して父親にメールできた話。
ぼっちが、というよりもぼっちをクッションにして仲良くなった砂尾なこと本庄アル、ソトカ・ラキターと本庄アルの関係性が面白かった。
真世もそうですが、みんなきっかけが無かったから友達ができなかった。その心のドアをぼっちが無理矢理こじ開けてるだけなんでしょうね。
この第11話では今まで友達になってくれたなこやアルに手助けをしてもらいながら、ぼっちの友達同士ではなく真世の両親まで想いが広がる。
クラスメイトと友達になる事が目標。でもいずれ真世の両親に会ったり「じいや」とも仲良くなるかもしれない。もっと続きが見たいですね。

◆ どろろ [2019] 第6話 『守小唄の巻・下』

脚本:小林靖子 コンテ:寺岡巌 演出:初見浩一 
作画監督:加藤雅之、若月愛子、首藤武夫、柳瀬譲二 総作画監督:岩瀧智



あとがきで手塚先生が途中から他の連載を抱えて雑な展開になってしまった事を反省してましたが、ストーリー含め改善の余地があった再アニメ化。
百鬼丸の両耳が戻ったあとのミオ回、2019年版独自の喋れない設定が物語とうまく噛み合っていて、この第6話までは良い出来だったと思います。
設定はあるのに登場しなかった魔物も原作にはいたのに、戻る部位と関係のない安直な魔物をオリジナルで登場させたり、第19話おこわ回も謎。
作品として全体を見るとまとまりがなく2クールの尺を活かしきれなかった感は否めませんが、どろろの過去回や寿海の話など、良い話数もあった。

◆ フルーツバスケット [2019] 1st season 第16話 『踏むなっつってんだろが!』

脚本:岸本卓 コンテ:羽原久美子 演出:鈴木孝聡 
作画監督:岩岡優子、小沢久美子、桑原麻衣 総作画監督:金子美咲、竹本佳子、徳永さやか、番由紀子



グランベルムの新月エルネスタ深海、この音とまれ!の鳳月さとわなど、2019年は種﨑敦美さんが際立っていて、この魚谷ありさ役も良かった。
種﨑さんがヤンキー役ってどうなのよ?と思っていたのですが、居場所が無いだけで心根はとても優しい純粋な部分が引き立っていて見事でした。
本田透役の石見舞菜香ちゃんも良かった。大地監督の2001年版も全体的に素晴らしい。でも2019年版もそれなりに良さは出ていた気がします。

◆ まちカドまぞく 第2話 『スポ根ですか!?万物は流転する』

脚本:大知慶一郎 コンテ・演出:岡本英樹 
作画監督:大木良一、伊東葉子、宮口久美、河野直人、中林蘭子、岩崎亮 総作画監督:大木良一



お話が、コンテ・演出が、というより声優さんの演技とシャミ子と桃の関係性が好きで見てた感じですね。独特の言い回しやニュアンスも好き。
ただ振り回されるだけ、焦げつき魔族のまま、で終わらず、無駄な抵抗が無駄に終わらないちょっとした救いがある所が見ていて面白かった。
原作も少し読みましたが、単純にアニメ化しただけの作業ではこういう仕上がりにはならないので、細かい所まで工夫されている部分も高評価。

◆ モブサイコ 100 II 第5話 『不和 ~選択~』

脚本:瀬古浩司 コンテ・演出・作画監督:伍柏諭



モブの葛藤 → 覚醒 → 100%到達 → 限界突破 → 撃破 → 無事救出 → 日常回帰 → 霊幻声高らか。作画含め非常に内容の濃い話数でした。
ジンクスとして本気を出そうとしたのにいまいち盛り上がりに欠ける2期が多い中で、1期はすべて前置きだったんだと思わせてくれる質の高さ。
終盤の爪編になるとモブが精神的に急成長しすぎて違和感があったのですが、モブと霊幻の存在意義を掘り下げている部分はとても良かった。




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