物理的領域の因果的閉包性


2020夏アニメの総括

2020-09-29 2020


◆ Lapis Re:LiGHTs (ラピスリライツ)

主人公のティアラを 「けいおん!」に例えると姉の唯が卒業したあと軽音部に入部した平沢憂。
3人体制だった2年生の軽音部とは違い、6ユニット計20人が引き継いだ部活モノと考えれば、
特訓や練習描写の少なさ、キャラ同士の関係性を重視した描き方など、共通点が見えてくる。
3話ではバンプボールを中心に描きながらIV KLOREとの絡み、そしてラヴィとアシュレイの関係性。
4話はこの花は乙女の3人を中心に展開しながらティアラとカエデの関係性、そして姉妹愛の対比。
5話・6話は森の調査司令、Sadistic★Candyとすごろく、IV KLOREのガーネット加入とLiGHTsの絡み。
7話以降はLiGHTs結成と退学、そしてティアラ救出ミッションと全ユニットで魔獣退治&エリザの秘密。
終わってみれば全員集合からの大団円という王道展開ながら、姉と妹の関係を上手く組み込んでいた。



◆ デカダンス

先のない未来にどう立ち向かうのか?をサイボーグと素体、そしてゲームという要素を使って描いてみせた。
システムが作り出したゲームだからこそ、人間の姿で素朴で平和な日々を過ごしたいというタンカーたちと、
ゲームだからこそ限界までチャレンジしたいというギア(かの力)の欲求を描いた7話がとても良かった。
ただカブラギが都合よく助かったり、ジルを筆頭に援助してくれる人物?に恵まれすぎている所が今ひとつ。
ナツメも結局はカブラギをやる気にさせるための援助キャラに過ぎないのか?と思ってしまうと萎えてくる。
それならいっそのことミナトを悪キャラにして葬り去ってからシステムと最終決戦のほうが燃えた気がする。
GREAT PRETENDERもそうだが、悪役が悪役らしくないと盛り上がらない。超電磁砲1期を見習ってほしい。



◆ 彼女、お借りします

ヒロインたちを魅力的に見せるために主人公がクズ役を引き受けるヒロインキャラ萌えアニメ。
クズヤを受け入れられる人だけが楽しめる作品になっていて、限定的な見方になるしかなかった。
そもそもレンタル彼女を借りるくらいなら風俗行くためにがんばってバイトする大学生のほうが潔い。
彼女と性欲を両天秤に掛けたまま展開する今作より異種族レビュアーズを見たほうが普通に笑える。



◆ 放課後ていぼう日誌

きらら的なゆるふわ百合アニメとは違い、部長と大野先輩が保護者的な立ち位置で展開するところが特徴。
酒好きな先生が登場しなくても話が成立するので、そこに尺を使うならキャラをもっと掘り下げてほしかった。
でもそれを差し引いても主人公陽渚の成長を描く、という面では1話から筋が通っていたので心地よく見れた。
2期をやるなら見たいし、合宿や遠征といった形でもいいので別の場所で楽しむ彼女たちの日常も見てみたい。



◆ とある科学の超電磁砲3期

ドッペルゲンガーの真意を掴めた人がどれだけいるのかわかりませんが、本筋以外の話が面白かった。
大覇星祭の競技が行われる2話と3話、黒子と美山写影の17話、佐天さんとフレンダの19話と20話。
1期も佐天さんの14話と鉄装綴里の17話が好き。能力者の世界で努力する無能力者が好物なのだろう。
(ただし女性キャラに限る)



ラピライ・デカダン・かのかり以外は延期した作品だから実質夏アニメで最後まで見たのは3つだけ。
エグゼロスはエロ強めで作画もいまいち、宇崎ちゃんはメガネ声優がいまいち、GOHは言いたい事がない。
リゼロ2期と魔王学院はいつか時間があれば見るかもしれない。秋はどれだけ楽しませてくれるのかな?




Lapis Re:LiGHTs ラピスリライツの魔力と魅力

2020-09-23 2020



オルケストラについて

「人々の思いを集め魔力として蓄積する主な手段がオルケストラ」
と第2話でロゼッタがオルケストラについて説明していましたが、TGS2018ステージで発表されたコンセプトでは

「アイドルは魔女。彼女たちが魔獣を倒す魔法を使うには、人々のプラスの感情を集める必要があり、
そのためのアイドルとしてステージの上に立って人々を魅了する」
という記載がある。月刊コミック電撃大王のコミカライズ版では

「観ている人たちが感じた『楽しい』『嬉しい』『幸せ』という気持ちを力に換えることができる」
とロゼッタは説明している。

第4話でこの花は乙女のオルケストラが披露された際、ナデシコの言った「新曲お披露目」についてカエデは
「リハーサルとも言いますが」と不満げでしたが、曲が終わると「なんだか自信がつきました」と満足した様子。
歌や踊りが上手くいった満足感もあるでしょうが、応援してくれる人たちがプラスの感情を分け与えてくれた。
そう捉えるとカエデの気持ちの変化も理解できるし、応援していたティアラが「すごく元気をもらった気がする」
と言っていた理由も魔力を集めるだけではなく魅了することによってパワーを分け与えていると考えられます。





輝砂と輝石について

アニメ公式サイトを見ると輝砂と輝石、魔女についてこう記載されています。

「輝砂、その結晶体である輝石が動力として普及した街・マームケステル。
輝砂や輝石を利用し、呪文やメロディによって魔法を発動される少女は”魔女”と呼ばれ
歌唱活動や魔獣退治を行い、人々から憧れを集めていた。」

第4話で園芸部を訪れたティアラは「輝砂を含む土だと(植物が)よく育つの」と言っていて、
輝石の原石については園芸部員が「これを砕いて土に混ぜる」と説明していました。
つまり街の原動力、植物の栄養素、魔法の源が輝砂、その結晶体が輝石ということ。
小さな砂が固まって石になるように、人の思いが集まって絆になる。第4話はそんなお話でした。

アイドルモノというと努力と根性みたいなスポ根のイメージが強いですが、この作品はあまり描かれない。
LiGHTsという名前が決まりオルケストラを披露する前にランニングや踊りの練習をする場面が少しあっただけ。
キャラ同士のつながりを中心に描くことが結果的に最終話の「みんなで一致団結する」流れにつながってくる。





映像的な面で言えばキャラが多くて雑然としているように見えますが、後半になってくると徐々にまとまってくる。
第1話でマームケステルの街並みを見て魅了されたティアラの元にロゼッタが寄り添う。
第8話で初のオルケストラを前にアシュレイ以外の4人がマームケステルの街並みを眺める。
最終12話のラストシーンはマームケステルの街並みを眺めるLiGHTs5人で締めくくられる。

街と人、人と魔女、魔女とオルケストラ。人が街を支え、魔女が街や人を守り、魔女も街や人に支えられいる。
その相互関係が清々しい気持ちにさせてくれるし、歌って踊って魔獣を倒すだけではない魅力を伝えてくれた。
既存の魔法とアイドルを組み合わせただけのコンテンツ、ふざけているだけのアイドルモノでは終わらなかった。
それだけでも評価に値すると思うし、これからの展開も楽しみ。シンプルな内容ですがお話はよく出来てたと思う。




被らない伝え方のお話。

2020-09-10 その他


先日ツバメさん @cantdrawsw にTwitterで感想ツイートをする理由について質問したときに
「自分しか言及してないような要素を一点は入れる」
「他の人と被ってたらまあええかとなってサボる」
と言っていたので、他の人と被らない方法を探すより表現方法を工夫すればなんとかなるのに。
と思った。じゃあどうやれば他の人と違う表現ができるのか、自分なりに書いてみたいと思います。

ラピスリライツ第9話でシュガーポケッツのラトゥーラのバイト先であるカフェで働くことになったLiGHTsの4人。
衣装がかわいい、エロい。という意見が多かったので、画像付きと画像なしの大きく2つに分けて解説します。

画像付きの場合は「かわいい」「エロい」とだけ書いておけばその他の情報は画像にあるので説明する必要がない。



ハッシュタグの「#ラピライ」か「#ラピライアニメ」を付けておけば何のアニメかもわかる。

これが画像なしになると
「ラピスリライツ第9話。バイトの衣装がかわいかった。 #ラピライアニメ」
という文章が最低限必要になってくる。
でもバイトの衣装を着てるのはラトゥーラも同じなので
「ラピスリライツ第9話。LiGHTsの4人が着ていたバイトの衣装がエロかった。」
もしくは
「ラピスリライツ第9話。リーダー不在のLiGHTs4人のウェイトレス姿がかわいかった。」
と書けばより具体的になる。

では「衣装がかわいい」を伝えるだけでなく『どこが』『どういう部分が』良いのかを付け加える。
「ラピスリライツ第9話。LiGHTsの4人が着ていた肩と胸の谷間が見えるバイトの衣装がかわいかった。」
「ラピスリライツ第9話。LiGHTs4人のウェイトレス姿、ブラをしてない感じのゆったりした胸元がエロかった。」
とまで書けば同じ衣装について言及した文章でも他と被らないようになってくる。

またLiGHTsで言えばオルケストラの衣装のほうが露出が多くて魅力的だったことを踏まえると



「ラピスリライツ第9話。オルケストラの衣装より露出は少なめながらも、LiGHTs4人のバイト衣装がかわいくて良かった。」
という言い回しもできるし
「ラピスリライツ第9話。オルケストラの衣装より露出は少ないが、
LiGHTs4人が着ていたバイト衣装の二の腕と胸元がゆったりしたデザインがかわいかった。」
と書けばより具体性が出てきて何と比較してどこが良いのか伝わりやすくなると思いませんか?


どのシーンの、何を、どういう風に伝えようとするかで個性を出す方法もあるということです。
ツイートするときに少しでも参考になればと思います。駄文失礼しました。




Copyright © 物理的領域の因果的閉包性 All Rights Reserved.