物理的領域の因果的閉包性


C3 -シーキューブ- 第6話 「球形硝子に似て脆弱な」

2011-11-08 2011




第6話の絵コンテは 「心霊探偵八雲」 や 「MURDER PRINCESS」 の監督を務めた黒川智之。
ビィートレイン(C-Station名義)のグロス回ということもあり、いつもとは少し違った表現が見られました。


c306-1.jpg

気になった部分としては、サヴェレンティが "Like a vissal upon" と言ったあとのシーン。
このあと逃げる場所(被服準備室)を背にしています。フィアたちから見れば左斜め前の位置です。


c306-2.jpg

そして "listen" で口元のアップがあり、"show proof to worship" でなぜか窓側を向き両手を広げます。
能力を行使するための呪術を唱えたあとに、ほぼ背中を向けるような状態で天を仰いでいるわけなんですね。
いくら自分の能力に自信があるからって相手に背を向けるのは自殺行為。原作では詳しく書かれてない部分。
相手に隙を見せ、不意を突くための演出なんだと思います。バトルシーンではなかなか見られない光景ですね。


c306-3.jpg

もうひとつ。桜参白穂がバケツを被るシーン。原作ではバケツではなくウォータークーラーとなっています。
ウォータークーラーとはペダルを足で踏んだり手でボタンを押すとピューっと水が出る水飲み機のことです。
光が左から射し込んでいるので、バケツの左側が明るくて右側が暗い。第三者の視点で白穂を見ている状態。


c306-4.jpg

ではひとつ前のカットに戻って宙を舞うバケツを見てみると、左側が暗くて右側が明るくなっていますよね。
つまりこれは誰の視点かというと、白穂の後ろ側にいる人物、そう、春亮がバケツを見ているカットなんですね。
バケツが飛んで白穂の頭に被せられただけのシーンなんだけど、こんなの注意して見なきゃ絶対わかんないしw

誰がどの位置で見ているか?とか、なぜそんな方向に身体が向いているのか?とか考えながら見ると面白いです。
2つとも原作には描かれていないシーンなので、コンテ切ってる人のセンスが出やすい部分なんだと想像出来ます。
視聴者には伝わりにくい細かなカット割りなど、注意して見てみると作り手の考えが垣間見えるようで楽しいですよ。

関連記事

テーマ: C3-シーキューブ-
ジャンル: アニメ・コミック



コメントの投稿

非公開コメント

Copyright © 物理的領域の因果的閉包性 All Rights Reserved.