物理的領域の因果的閉包性


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放課後のプレアデス 第11話 『最後の光と彼の名前』

2015-06-19 2015


魔法を失ってしまったすばる、可能性の確定していない何者でもない人たちだけが魔法を使えると言う会長。
つまり、物事を疑うことなく純粋な気持ちを保持している者だけが魔法を使う権利があるということでしょうか。
カケラ集めが終わらないことをどこかで望んでいたために、純粋ではなくなった、それがみなと君の言う呪い。
何も考えず会長の言うことを素直に聞いてカケラ集めてたらそれで良かったということでしょうか、二律背反。


私、ちっとも変われてないの。

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すばるパパが 『変わってる』 と言ったのは
家で見るすばると学校で見るすばるの違いのこと。
それを聞いて泣いてしまうのは、挫折を知ったから。
みなと君を救えなかった、何もできなかった自分。

挫折をしないとか人を疑わないことはないでしょうから
純粋であることに無自覚、変化に無自覚であること。
それが何者でもない人の条件のような気がします。



会長がどう言ったって、すばるは変われるって。

文化祭で成し遂げたこと、ななこと一緒に文化祭を終えたことでみんなの気持ちも変化していく。
遥か彼方にある最後のカケラを追うことは、何者でもない自分たちを否定することになるのかもしれない。
カケラを取り戻しに行き魔法を失って帰ってきたすばるの気持ちを考えると、申し訳なさや怖さもあったでしょう。
それでもカケラを手に入れて戻ってくると言ったあおいの決意は、今ならできるという確信めいたものを感じます。

pas11-1.jpg

このシーンはYouTube版の第3夜で、喧嘩していたあおいとすばるが仲直りする場面に使われてました。
TV版ではそれぞれの気持ちを打ち明けて、それぞれの道へ進む決意の場所になっていましたが、
お互いを思いやる故の対立であったり、また思いやりがあるからこそ離れなければならない切なさが、
雨の情景と共に静かに優しく描かれる印象的なシーン、少しずつ明るくなってから晴れる演出も見事です。


変わりたいから魔法使いになったんだ

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先の見えないカケラとの追いかけっこは
自分たちの存在意義につながっていきます。

最後のカケラがないと地球が滅ぶ可能性がある。
でも諦めて立ち去ろうと言う会長に食い下がる4人。
自分の意志と自分のチカラで魔法使いになった。
無自覚から自覚に。何者でもある自分たちになる。


pas11-2.jpg

キャラの成長を描く場合、回想でこれまであった出来事を振り返りつつ何かに目覚める、というものが多い。
でもこの作品は自分の意志で過去にあった出来事、痕跡、足跡を辿りながら少しずつ成長を遂げていきます。
すばるだけではなく他の4人もそうです。自分たちが成し遂げてきた過去の経験を元にして僅かな可能性を追う。
カケラ集めが自分探しになって経験がそのまま成長へとつながっている、完成度の高いストーリーに圧巻です。

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