物理的領域の因果的閉包性


アウトライターズ・スタジオ・インタビュー 第37回 「雪光さん」

2015-07-26 インタビュー


アニメの感想をブログやツイッターで表現されている方々に質問して答えてもらう
『アウトライターズ・スタジオ・インタビュー』
第37回はブログ『日刊アニログ』の雪光さん @Yukianilogsub です。


アニメを好きになったきっかけを教えてください。

子供の頃からアニメが好きで、主にテレ東夕方枠の作品を数多く視聴していたので、元々アニオタになる素養はあったのだと思います。しかしそんな自分も年齢を重ね一度アニメから離れました。その後たまたま深夜帯にテレビを付けた時に放送していたのが、宇宙のステルヴィアやヤミ帽だった気がします。当時の自分にはかなりの衝撃でした。この時間帯にもアニメってやってるのか!と。

そこからはあっという間でした。作品の放送時期的には前後してしまいますが、近場にゲマズがあったこともあってブロッコリー関連作品のデ・ジ・キャラットやギャラクシーエンジェルに触れ、あれよあれよという間にオタ街道へとまっしぐら。引き返すことの出来ない道へと入り込んでしまいました(笑)


好きなアニメ作品を教えてください。

天地無用!シリーズ(特にOVAの魎皇鬼)
スレイヤーズ
夢のクレヨン王国
機動戦艦ナデシコ
カードキャプターさくら
カウボーイビバップ
ギャラクシーエンジェル
宇宙のステルヴィア
カレイドスター
ARIA
探偵オペラ ミルキィホームズ
プリティーリズムシリーズ
ちはやふる
たまゆら
THE IDOLM@STER
ゆゆ式
アイカツ! -アイドルカツドウ!-
ジョジョの奇妙な冒険(TVシリーズ)


好きな作品の中から1つ選んで、好きな理由を教えてください。

ギャラクシーエンジェルです。

自分は原作に当たるゲーム版をやってからアニメの方に入ったので、同一作品でありながら媒体が違うだけで、ここまで作品の方向性も変わるのかと衝撃を受けた覚えがあります。例え版権上の都合だとか製作スケジュールの都合だとかいった要素が絡んでいたとしてもですね。基本設定は同じ作品でもこうも違いが出せるんだと感心しました。元々宇宙的な要素が絡むSFやロボ、そしてラブコメなんかは好きなジャンルで、ギャグ要素が強い作品も好物なので、一つの作品で自分の好みのポイントを全て抑えられたことも大きかったのかも。キャラクターの性格や根本的な世界観の基本設定は同じなのに細部で異なる。そこから異なる面白味が生じるのは、天地無用シリーズや後のミルキィホームズにも共通するところで、だから自分は惹かれたのかもしれません。

様々な媒体に派生させるメディアミックス展開が面白いなと感じたのも、この作品が初めてだったので、余計に印象に残っています。それまでは一部の方を除いて声優さんを意識することも殆どなかった自分が、いわゆる中の人にも興味を持ち始めるキッカケになった作品でもあります。総合的に見て自分の中で大きな転機を与えてくれた作品であり、アニメ版のやりたい放題投げっぱなしなハイテンションギャグが物凄く好きなので、一押しとさせて頂きました。


主に作品のどういう部分に注目しますか?

色々な着目点があるかと思いますが、一つ挙げるとすれば作品に込められたメッセージ性、のようなものでしょうか。ストーリーやキャラクター等々。そういった個々の要素も勿論気にしますが、それらを含めて総体で見るようにしています。

創作側・制作側の視点から考えると、やっぱり作品を通して伝えたい「何か」というのは、どんなジャンルの作品、どのような対象に向けた作品でも、多かれ少なかれあるのではないかと自分では考えています。それがあるからこそ消費する側の自分では想像も及ばない様々な苦労を乗り越えて、一つの作品を生み出し世に送り出しているのだと。

そんな作品に込められた「メッセージ」を少しでも読み解き、感じ取れたら良いなという思いで、視聴するように心掛けています。商売的な事情とかはなるべく度外視して、純粋に作品を楽しみたいです。的外れな解釈しか出来ていないかもしれないけど(笑)


あなたにとってアニメとは?

人生に程よい潤いと刺激をもたらしてくれる一服の清涼剤。究極的にはやっぱり娯楽なので、なくても生きていくことは出来るのですが、自分の人生の中に深く溶け込んでしまっているだけに、アニメがない生活を想像することもまた難しい。今後、仮に感想を書くことを辞めたとしても、アニメを見ることは辞めないと思います。


感想(考察)を書こうと思ったきっかけを教えてください。

多くの人が通る道かもしれませんが、自分も最初は他のブロガー様のブログを訪問する一読者でありました。自分が気になった作品を見て、他の方はどのように感じていらっしゃるのか?という思いから検索したのが始まりです。ぎけんさんの「読者の視点から見る感想ブログ」の記事の中にもありましたが、自分が読み手であった場合は、作品に対する良い意味での理解や共感を他者に求めている節があります。「面白いと思っている気持ちを確認したい場合」に該当するのでしょうか。

今と違って個人のアニメ感想ブログが全盛の頃でもあり、多種多様な観点からの感想や考察を本当に楽しんで読ませて頂いておりました。本当に多くの方のブログを訪問させて頂いたのですが、中でも特におはぎさん、カニメガネさん、ヨークさん、西京BOYさん、かてぽんさん、ひそかさんの考察・感想記事には深い感銘を受けました。自分では思いも寄らない視点からの鋭い切込み、考察。そして何よりアニメが好きなんだという情熱とパワーを感じられる記事に圧倒されて、気が付けば常連となりブログを訪問していた日々が続いたのですが、熱のある素晴らしい記事を読み続けている内にいつしかここまでの記事は書けずとも、自分で何かを書いてみたいという衝動に駆られ、後先考えずに突っ走り、今に至るという感じです。


感想(考察)を通して何を伝えようとしてますか?またどう伝えようとしてますか?

時間を掛けて感想を書きウェブ上に公開する以上、他の方の反応が気にならないと言えば嘘になる。だから自分が書く場合は、その作品に対してプラス方面の興味を持った方の「共感」に訴えかけられるような記事が書ければ良いなと思っています。逆に否定的な意見やマイナス方面のことは殆ど書かないです。それは自分がやらなくても必ず他の誰かがやっている。あくまで趣味の範囲として感想を書いている以上、どうせやるのなら楽しく面白くやった方が長続きするし、精神的にも楽なので。不用意なトラブルを避けたいという思いも少なからずありますが、せっかく作品を見て自分の中にある感情を書き出すなら、その作品の良いところを見つけて表現する方が建設的ではないかと。それが、自分の考え方でもあります。

その上で自分が感じたことを素直にストレートに思いのままに書いた上で、同じ作品を好きになり興味を持った方の何らかの共感や反応を得られるのであれば、これに勝る喜びもないのかなと。かつて読む専門だった時の自分は、そういう考えを持って各ブログ様を巡っていましたし、今でも他の方のブログを訪問する時は、無意識にそれを求めている気もするので。

要約すると同好の士に向けて発信するメッセージみたいな感じでしょうか。見当違いの意見や妄想が沢山入ってしまうことばかりですが、それも含めて作品に対する「好き」とか「面白い気持ち」を伝えられればと。それをすることで何もしないでいる時よりも、自然と作品に対しての理解や思い入れも深まる気がします。どうしても長文傾向になってしまうので文章は「簡潔に!分かりやすく!」を目標にしていますが、インタビューの回答でもこの長さの上に分かりにくい。そこは本当に申し訳ないです…。


あなたにとって感想(考察)とは?

一つは自分にとっての忘備録。趣味・嗜好は年を重ねるに連れて変化していくもので、当時の自分の感覚と今の自分の感覚が異なることもある。記録として形に残すことで当時の自分と今の自分。その感覚の変遷を感じ取るための一助になるかなと思っています。黒歴史ツールとも言うかも(笑)

もう一つは作品への理解をより深めるための一手段でしょうか。感想を書くことで何となく見るだけでは気づかなかった可能性、作品に込められた意味を見つけられることが稀にあります。作品のどの部分に注目するか、に通じるところもあるのかなと。


ブログを書く場合、構想?日、実際に書く?時間、書いている時間に遊んでしまうことはよくある?

大体2~4時間、本当に早い時は1時間以内に書き終わることもあります。物覚えが悪いというのもあって、視聴して時間が空くと内容を忘れてしまいますし、何よりその瞬間に感じたものを伝えたいという思いもあるので、出来る限り視聴直後に書ききることを心がけています。自分の場合は、考察ではなく妄想を多分に含んだ雑感のようなものなので、しっかりとした構想を練ることは殆どなく、思い付きで書き始めてしまうことが多いです。しっかりとした構想を練らないせいで、途中で行き詰ったり上手く纏まらなくなることも多く、余計に時間が掛かっているのかもしれないです。

すぐやらないと忘れてしまうと自覚してるはずなのに、途中で違うことをしてしまうことも結構ある…かも。自分は感想を書き切った後に他の方の記事を読みに行かないと、絶対に他の方の意見に引っ張られてしまうので、自分の感想記事を仕上げるまではブログ巡回やツイッターの閲覧は極力避けるようにしています。なので脱線はするんですけどその場合も違うアニメ作品を見たりゲームとかをプレイしたりして遊んでしまうことは有ります。



・ インタビューにご協力頂きありがとうございました

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