物理的領域の因果的閉包性

アイドルマスター シンデレラガールズ 第18話 『アイドルと江戸切子』



仕事を意識するあまり自分の良さを見失うかな子と、自分の殻に閉じこもったままなかなか抜け出せない智絵里。
新人の社員を教えているときによく見る光景です。自分が新人だったときも同じような経験がありよく悩んでいました。
上司に教えてもらったことを忠実にやろうとすればするほど自分らしさを失って、いつも空回りばかりしてしまう。
悩めば悩むほど自分が何をやっていいのか何をやろうとしてるのかわからなくなる。客観的に物事が見えないんですよね。
そういうときって下手に励まそうとすると逆に怖がって萎縮したり必要以上にがんばろうとするから、アドバイスが難しい。
そこでKBYDのようなライバルユニットからの励ましが効果的。客観的な意見を持った仲間の言葉が器になっています。

魚子紋(ななこもん)は江戸切子の代表的なカットパターン。魚の卵のような模様であることからこう呼ばれるそうです。
薩摩切子というガラス工芸は観賞用として使われることが多いのに対し、江戸切子は庶民が日常的に使うことが多い。
つまり器のイメージに合った中身を自分らしく飾り付けできるということ。中身だけ気にしていると器なんてどうでもいい。
でも器が良ければ中身はもっと輝ける。仲間と自分、お客さんとアイドル、自分とアイドルってそういう相互性の元にある。
そんな気がします。江戸切子は角度やシチュエーションによって様々な輝きを見せるといいます。アイドルもそうですよね。
かな子と智絵里の初々しさはそのときしか出せない輝きなのかもしれません。でも笑顔は変わらず輝き続けてほしいですね。


参考記事:【Drink Planet】人・ものがたり「堀口徹さん」

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