物理的領域の因果的閉包性


【2015】 テレビアニメ話数単位10選

2015-12-03 話数単位

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◆ てさぐれ!部活もの すぴんおふ プルプルんシャルムと遊ぼう 第5話 『遠足とお化け屋敷で遊ぼう』

脚本:石ダテ コー太郎、山口正武、高橋聡之 演出補:平間邦修

『みならい女神 プルプルんシャルム』、元を正せば『A&G NEXT GENERATION Lady Go!!』というラジオ番組から始まっています。
そういう面では洲崎西よりも早くラジオをフィーチャーした作品とも言えるし、てさぐれもラジオが本編と言われるほどラジオとの関連が深い。
この第5話は外ロケの様子を収録した実験的要素といつものアドリブパートの中に明坂聡美氏のテンション芸が見られる珍しい話数です。
お化け屋敷でひたすら怖がる荻野可鈴ちゃんと明坂聡美氏の「何やってんだつって」を拾ってひたすら天丼を繰り返す荻野可鈴ちゃん。
荻野可鈴ちゃんが目立つ回ですが、欠席した上坂すみれ嬢に代わり水原薫御大が登場するなど、見所の多い話数だったと思います。


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◆ 血界戦線 第6話 『Don't forget to Don't forget me』

脚本:古家和尚 コンテ:長崎健司 演出:黒川智之 作画監督:稲留和美 総作画監督:川元利浩

通称ネジ回ですね。この話数の魅力は、「神々の義眼」を持つレオがハンバーガーの味によって記憶が蘇るという部分にあります。
いくらすべてを見通す能力があっても記憶にとどめておくことができなければ見えていないも同然なんですね、ネジとの大切な思い出。
それが視覚ではなく味覚によって記憶が呼び起こされるというのは、混沌とした世界観の中でとても人間味を感じるエピソードでした。


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◆ 放課後のプレアデス 第4話 『ソの夢』

脚本:浦畑達彦、森悠、佐伯昭志 コンテ:春藤佳奈、佐伯昭志 演出:吉田徹 作画監督:西村真理子

運動神経が良くて賢いひかる、でも先のことがわかってしまうが故に訪れるはずの近い未来に怯えるという器用貧乏なところが可愛い。
そんなひかるでもこの話数をきっかけにして過去の自分や未来の自分と向き合おうと努力する、それが最後の決断にも繋がっています。
各話数でそれぞれのキャラの成長が描かれていますが、魔法少女と宇宙という繋がりを強く感じさせてくれたのはこの話数だったし、
話の内容も家族・友達・音楽・宇宙・夢、いろんな要素が作品のテーマと上手く絡んでいたように思います。プレアデス、良い作品でした。


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◆ 響け! ユーフォニアム 第7話 『なきむしサクソフォン』

脚本:花田十輝 コンテ・演出:武本康弘 作画監督:西屋太志

これは『Another』ですか?と思ってしまうくらい不安を煽るようなアングル、雨や水滴、そして映り込みが強調された葵ちゃん辞めちゃう回。
どこが他の話数よりも好きかと言うと、葵ちゃんが辞めても吹部の存続がとか廃部の危機にはまったくならず精神的な影響だけが大きい。
社会人の方ならわかると思いますが、勤め先の店や会社で誰かが辞めても慣れるまで苦労はしますが、その程度で店や会社は潰れない。
でもその人が辞めたことによる精神的ダメージは大きい、まぁ辞める人にもよりますが。そういった 「あの人がいなくても大丈夫なんだ感」。
そこがとてもリアルでえげつないなぁと、第11話の「おかえりオーディション」も好きですが、演出や芝居も含め忘れられない話数ですね。


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◆ わかば*ガール 第7話 『もしかしてスナイパー』

脚本:花田十輝 コンテ・演出:山本秀世 作画監督:野田康行

アニメオリジナル回。いくら友達と夏祭りに行きたいからといって、電話で済まさず直接家に行って説得するところが粋でいいですね。
2015年でもっとも好きなキャラはM・A・Oちゃん演じる黒川真魚。アリアAAラジオであやねるがカ行のリップノイズが好きと言ってましたが、
「~っす」と語尾に付ける話し方が超絶可愛い。この話数で言えばベンチに座り花火を眺めるシーンでの「見つけたのは真魚っすよ~」、
いろいろしてもらったお礼をしたいという若葉に対しての「友達っすから~」の言い方が自然で、心にスッと入り込んでくる感じが神です。


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◆ のんのんびより りぴーと 第4話 『てるてるぼうずを作った』

脚本:吉田玲子 コンテ:川面真也 演出:福多潤 作画監督:冨田康弘、北川和樹、塚本歩、吉田和香子 総作画監督:大塚舞、井本由紀

後半のひらたいらさんパートが素晴らしいですね。ラノベ原作にありがちな全部セリフで説明するなんてことはなく、背中で語っています。
第10話の終盤、高い場所にあるお菓子を取ってもらった駄菓子屋に対しれんげが「駄菓子屋、ありがとなん。」と言うシーンがありますが、
この第4話の段階では夏海の好意に対して嬉しそうな表情をするものの、言葉でお礼を言うことはありません。でも感謝は伝わってくる。
ひらたいらさんが復活したことが嬉しくて涙を拭いながら絵日記に「ひらたいらさんが、うまれました」と書いて夏海に見せる一連のシーン。
「うれしい」「ありがとう」を言葉で表現しなくてもすべて画面から伝わってきます。アニメはこうあるべきだよね、と思わせてくれる神回でした。


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◆ 監獄学園 第11話 『エリンギ・ブロコビッチ』

脚本:横手美智子 コンテ:倉川英揚 演出:桜美かつし 作画監督:大木良一、上田みねこ、小渕陽介、藤部生馬、冷水由紀絵、矢向宏志

下ネタという概念しか存在しない退屈なアニメはこの作品によって打ち消されたかのように感じましたが、とにかくテンポがいいですよね。
第11話は花澤さんがチンコ言うし、あそこにペットボトル刺すし、パンツ脱ぐし、キスするし、白熱する演技と下半身がカオスな話数でした。
物語シリーズでは蛇に取り憑かれた花澤さんを神谷浩史が救うという話でしたが、メドゥーサ花澤に犯されるという対照的な展開が面白い。
救いようがない2人のキャラが陳腐で笑うしかない状況なのに妙に哀愁が漂ってしまうのは、人気声優の成せる技なのかもしれませんね。


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◆ アイドルマスター シンデレラガールズ 第17話 『Where does this road lead to?』

脚本:雑破業 コンテ:矢嶋武 演出:田村里美、古橋聡 作画監督:松尾祐輔

脚本が素晴らしいと話題になった聖母みりあ回。城ヶ崎姉妹とみりあに焦点を当てながら、杏ときらりなど周りのサポートが光る話数です。
みんな努力しているし、活躍していても悩みは尽きない。でもいろんな人の影響を受けながら少しずつ自分らしさを見つけて成長していく。
実際の声優さんでもそうですが、これだけ活躍している人が多いと努力しただけでは目立たないし、どんどん新しい声優さんは増えてくる。
ラジオを聴いてるとよくわかります。自分のどの部分をアピールすれば反応が良いのか、存在を認めてもらえるのか、その繰り返しです。
現実のアイドルにも通ずるような悩みや葛藤を、1話という短い尺の中でバランス良くコンパクトに収められた話数だったように思います。


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◆ すべてがFになる THE PERFECT INSIDER 第1話 『白い面会』

脚本:大野敏哉 コンテ:神戸守 演出:黒木美幸 作画監督:近藤圭一、栗原優

公式で神戸監督のコンテが公開されていたこともあって、画の芝居の細かさや切り替わるタイミングが魅力なんだろうなと感じました。
ファミレスで浜中が登場する場面、浜中が椅子に座る部分は直接描かれてませんが、グラスの氷がグラつくことで表現されています。
コンテの指示はなかったので演出での指示だと思いますが、そういった見えない部分の動きまで想像させてくれるところがいいですね。
TVドラマでは同じ話数に3度登場したという時計の描写、先の展開を知っていますが、この時計も重要なヒント、印象深いシーンです。


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◆ ワンパンマン 第9話 『不屈の正義』

脚本:鈴木智尋 コンテ:川尻善昭 演出:吉沢俊一 作画監督:亀田祥倫

作画ばかりが話題になるワンパンマン、でもこの話数は無免ライダーやサイタマの活躍によってコロコロと反応が変わる市民が楽しい。
ガッチャマンクラウズインサイトでも表現されていたマスコミに振り回される世論のように、目に見える範囲の世界って大体こんな感じ。
ニート男の部分なんかはまさにノイジー・マイノリティ(声高な少数派)、客観的に見るとバカバカしいですが、これが日本の縮図ですよね。
おでん屋で無免ライダーが「ご主人、彼にイイもずくを!」というシーン、「ご主人」が「ごちゅじん」に聞こえる。これはあえてでしょうね。
この微妙な甘噛み具合が無免ライダーの急激なテンションの上昇を表現しているようで、演技も細かいなぁと感心してしまうのでした。



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