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マイベストエピソード8選

2016-08-21 ベストエピソード


元記事:マイベストエピソード8選 - Alternative991's Blog @Alternative991


『デビルマン 妖鳥死麗濡編』(OVA 第2話)1990年

脚本:永井豪,飯田つとむ 作画監督:小松原一男,安藤正浩 音楽:川井憲次



思春期の頃に善と悪、人と悪魔という二項対立にだだっ広い風穴を開けてくれたのは間違いなく『デビルマン』でした。美と愛に殉じ己が命を託すカイムと、勝利を渇望し一瞬にその命を燃やすシレーヌ。この2人が犠牲を厭わずに大切なものを勝ち取る美しさは今でも楔となって胸に残り続けています。続編は頓挫してしまいましたが、対となる人間の悪性もぜひこのスタッフで観てみたかったです。


『ハーメルンのバイオリン弾き』第22話「最後の『皇帝』」1997年

脚本:今川泰宏 絵コンテ・演出:渡辺純央 作画監督:津幡佳明



同じく人と魔族を題材にした作品。今観返すと多少の古さは否めないのですが、田中公平さんのクラシック編曲と西村純二さんの止め絵(ハーモニー)が合わさって劇的な映像を生み出していました。特にこの回はシリアスな場面で延々とベートーヴェンの「皇帝」を流す対位法が決まっていて、動かすだけがアニメではないのだと意識するようになった記念碑のひとつです。


『ガングレイヴ』第14話「DIE」2003年

脚本:黒田洋介 絵コンテ・演出:都留稔幸 作画監督:菅野利之,菊池聡延



組織に身を捧げた男と、野心に身を焦がす男。友である2人の心が擦れ違い、志を違えて敵同士となる瞬間が哀情たっぷりに描かれています。終盤4分間に渡った緊迫感あるエレベーター演出はその真骨頂であり、数多ある視覚的な演出に惹かれるようになったのはこの回を観た影響が大きかったかもしれません。


『十兵衛ちゃん2 -シベリア柳生の逆襲-』第12話「ココロが留守なだけだった」2004年

脚本:大地丙太郎 絵コンテ:長濱博史,平松禎史 演出:そーとめこういちろう 作画監督:田中将賀



真の二代目柳生十兵衛の座を巡り、継承者である自由は友であるフリーシャと戦うことを決意する。前話ラストから続く殺陣劇が壮絶で、瞬く間に幾十幾百と斬り結ばれる剣戟や互いの力技速が拮抗した戦法はまさに圧巻。その決着は何度観ても手に汗握る代物で、静寂のなか一足一刀の間合いから繰り出される「無刀取り」が本当に痺れます。
馬越嘉彦さんの名を深く心に刻むきっかけとなった回であり、忍者アクションというと真っ先にこれを思い浮かべます。


『SHUFFLE! MEMORIES』第12話「番外編」2007年

脚本:鈴木雅詞  絵コンテ・演出:細田直人 作画監督:岡田万衣子,渡辺るりこ,平山英嗣



楽しい水着回。砂漠のオアシスが輝きを放つように、この挿話には『SHUFFLE!』終盤の沈痛さがあってこその癒しと潤いが詰まっています。「願いは叶うのではなく叶えるもの」という示唆が含まれていたりもして、それがまた単なる小休止としてではなく本編を程よく思い出させてくれるんですよね。転進というか人生の賢い遠回りというか…とにかく僕にとっては必要な養分であり、何かアニメを観てリフレッシュしたいときにはよく候補に挙がる話数です。


『青い花』第9話「夏の夜の夢」2009年

脚本:水上清資 絵コンテ・演出:よこた和 作画監督:斉藤美香,小美戸幸代



あきらを大切に想う兄と、京子と曖昧な許嫁状態にある康。この2人が会話する場面では虚勢を見透かしてくるような青空が印象的で、山間に佇む入道雲には今にも目前まで迫り大切な人を攫って行ってしまうかのような迫力がありました。美術監督である小林七郎さんの背景には、誤解を恐れずにいえば台詞や人物よりも雄弁に訴えかけてくる瞬間というものがあって、このカットのみならず人物の心情に添った背景が冴える回でした。


『オオカミさんと七人の仲間たち』第3話「おおかみさんうさぎとかめの醜い争いに巻き込まれる」2010年

脚本:伊藤美智子 演出:秋田谷典昭 絵コンテ・作画監督:田中宏紀



作画を務めた田中宏紀さんや冨岡寛さんの遊びが随所で堪能できる回です。艶のある髪束に滑らかな視線移動、体幹から指先までを活かした大胆なポージング。こうした演技付けは『紅 kurenai』第6話じゃないですが、日常芝居をまるでミュージカルのように楽しませてくれました。付け加えれば、釘宮理恵さんの「この泥棒猫!」が聴けるのは恐らくこの回と『ゼロの使い魔F』第6話だけなので、希少価値の高さも一級品であると思っています。


『ワカコ酒』第12話「炒りぎんなん」2015年

監督・絵コンテ・演出:山岡実 作画監督:古佐小吉重,Pak Chang Hwan



僕は居酒屋で「何も考えずに飲む」ことが好きです。坦々とぎんなんの殻を割り、皮を剥き、お酒と交互に口に運ぶ。そうやって手を動かすことでリズムが生まれ、疲れた心を平静に導いてくれます。
眼前にはおつまみとお酒に箸とおしぼりだけがあって、公共の場でありながら自分だけの空間を創り出すことができる。また、誰かと話をしに行くわけではなくても、たまたま居合わせた人の人生を垣間見て自分を省みるきっかけになる。だからこそ僕は独酌が好きですし、そのことを再確認させてくれたこの回には特別な思い入れがあります。


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