物理的領域の因果的閉包性


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作品を見る目が変わったマイベストエピソード8選

2016-08-25 ベストエピソード


元記事:作品を見る目が変わったマイベストエピソード8選 - Wisp-Blog @livewire891



◇UN-GO 第4話「素顔の家」

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 「佐々風守焼死事件」の後編回。1~2話はあくまで「人が人を殺す」事件であったのに対して、この事件では人工知能の登場によって被害者・加害者が人ではない可能性が事件の途中に出てきます。それによって生まれる虚実がむしろ「人間とは何か」などの疑問に繋がってくる。特にこの話がよくできているのは、疑問が登場人物の口から直接語られるわけではない(新十郎はだいぶ突っ込んでいるが)ところだと思います。それらはあくまで見た者の心の中に生じるもので、故に突き刺さるというより後を引くメッセージ性がある。後味はよくないがそれは目に見える残酷なワンシーンや恐怖の残滓などによるものではないし、救いもないわけではない。褒め言葉としてとても「気持ち悪い」回でした。
 この後本作の過去編である「因果論」、そして監督&脚本&製作が重なる「コンクリート・レボルティオ」の視聴に繋がっていったことを考えると、この4話の果たした役割って個人的にとても影響が大きいんだよなあ……


◇凪のあすから 第5話「あのねウミウシ」

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 光の姉であるあかりが、再婚となる相手・至の娘である美海と心を通わせる前半最初の山場の回。当時は大人と子供の対比や、単純に名塚佳織の泣き演技だけで満足したのですが、今見ると副題通り「赤いお腹のウミウシに、他人に言えない気持ちを話す」というのが大事な回なのだなと思います。美海が光に対して「あか(あかり)ちゃんと同じ匂い」を感じて、母を亡くした時に「お腹の所が悲しい感じになった」事を話すってそんな駄洒落みたいなwww
 美海にとってのウミウシは光、あかりにとってのウミウシは至。それぞれ話してスッキリして、最後に壁に貼り付けたガム文字というこれまた「ウミウシの代わり」を共有することであかりと美海の気持が通じ合う。あかりが至に直接惹かれる描写が少なかったのも、この部分のメインはあかりと美海の方だったからなんだろうなと思います。

<該当回感想>
凪のあすから 第5話「あのねウミウシ」


◇あいまいみー 第6話「ねとげはいじん」

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 1期で1番有名な話と言えばまさかのDMMとのコラボにまで至った第9話「FX」ですが、見る目が変わったと言えばこの6話でしょうか。それまでの話もたいがいどうかしてるんじゃないかと言いたくなる内容ではあるのですが、ボトラーネタはさすがにそんじょそこらのゲスギャグシュールギャグではできない……「あ、このアニメ頭おかしいわ(褒め言葉)」と確信した回でした。

<該当回感想>
あいまいみー 第6話「ねとげはいじん」


◇TEXHNOLYZE 第7話「PLOT」

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 人気的な意味で本作のもう1人の主役である吉井さんが本格的に暗躍する第7話。2クール作品でブーストかかるの7話からかよ!という今ならありえないスロースターターっぷりですが、話数をかけた分だけ頭ではなく感覚として舞台である流9洲(ルクス)が染みこんできているので、その危うい均衡を来訪者である吉井さんが崩していくのが物語的にも作品世界的にもスリリング。そして、だからこそざっくり言って狂人の吉井さんの人気が高くもなる。まあ、見てもらえれば皆さんも彼のことを吉井「さん」って呼びたくなるかと。


◇GA芸術科アートデザインクラス 第2話「神様の鉛筆」

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 きゆづきさとこの漫画を原作としたアニメからは第2話を。キサラギがデッサン試験の際に文房具屋の老婆に「学問の神様 菅原道真公の使っていた鉛筆」などと作り話を言われて買った鉛筆に関するお話。と言ってもそれに関するお話は最初と最後だけ、そしてアニメを見た時は単純にイイハナシダナーで感動したのですが、今見返してみるとこれ、間に挟まれているのは鉛筆に関する話であると共に「作り話に関するお話」なんですね。トモカネの見る美術バトル漫画みたいな夢とか、「だっこしてニャー」とか描いてあるけど塗りたてだから本当は触っちゃいけない猫人形とかw
 老婆の話は作り話なんだけどキサラギを心配してのものでもあったように、この2話はたくさんのかわいい、楽しい作り話で彩られている。初めて映像ソフトを買ったアニメでしたが、構成にこんな意味があったんだなこの話。


◇天体のメソッド 第5話「光の花」

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 柚季との和解の第5話。本作の後半はあまり琴線に触れなかったのが正直なところなのですが、この前半のクライマックスは文句無しに素敵。柚季が円盤反対になった理由の説明と共に7年前の約束を埋め込んでいく手法が素晴らしく、また行灯がまさに光の道となって柚季を導き、謝りたかったという彼女の心が溢れ出す瞬間が映像として圧倒的に美しい。そしてその後、ノエルが円盤に花火を映してあげるのが実に優しくて。全力で泣かせにかかってるとはこういうのを言うんだろうなとw 序盤の行動もあってあまりいい評判を聞かなかった柚季ですが、僕はこの作品だと彼女が1番お気に入りです。

<該当回感想>
天体のメソッド 第5話「光の花」


◇乱歩奇譚 Game of Laplace 第11話(最終回)「白昼夢」

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 「もしこの作品を見るなら、この話数までは見てみて欲しい」とか言っておいて最終回かよ!と言われそうですが、実際まあ最終回で変わったのだから仕方ない。初めに断っておくと僕はこの作品の提示した犯罪関連のメッセージそのものには懐疑的だし、「ぼくのかんがえたきょうあくはん」の5話なぞはっきり言って嫌悪しています。
 それでもなお、「アケチとナミコシの関係をコバヤシとハシバに置き換えた時、どちらがどちらの立場になるのか」という謎をバンジーで明らかにする流れはどうしようもなく美しい。アケチがナミコシを救ったようにハシバもコバヤシを救っていたのかと思いきや、実はハシバの方がコバヤシに救われていた。だから、どうして命をかけてコバヤシを救いに行ったのかというハシバに対するアケチの問いは、公式(友情)の証明のためにナミコシが投身までする理由に対する問いでもあり、だからこそそれに対するハシバの答えは、ナミコシからアケチへの答えにもなる。他の部分をどれだけボロクソに叩こうとも、このシーンに感動してしまったことだけは否定できません。ある意味、これが1番企画の趣旨に則ったエピソードではあるかなあ……

<該当回感想>
乱歩奇譚 Game of Laplace 第11話(最終回)「白昼夢」


◇有頂天家族 第8話「父の発つ日」

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 次兄・矢二朗が蛙に化けて引きこもるようになった理由が語られる第8話。久米田康治がキャラクター原案を務め、狸達の人間臭さ(?)をなんともいえないおかしみで包んできて、ここに至るまででもけして評価は低くなかったのですが、この回でぐんと評価が上がったので選出。前半の「水滴で蛙を泣かせる」演出と、時にこぼすような、時に虚しさに満ちた、そして時に絞り上げるような吉野裕行の独白。そして、矢三郎相手には「誰しもいつか死ぬもの」となだめすかした赤玉先生が、総一朗の最後の別れの時には同じような事を総一朗に言われていたりすること。「分かっているからこそ辛いのです」……家族を失った悲しみすらも、家族をつなぐ楔になる。父は偉大なり。

<該当回感想>
有頂天家族 第8話「父の発つ日」


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