物理的領域の因果的閉包性


マイベストエピソード企画

2016-08-29 ベストエピソード


元記事:マイベストエピソード企画 - アニメ感想置き場 @nama_000



キャプテン・アース 第1話 アースエンジン火蓋を切る


 ロボットアニメの第1話。
 いろいろあって出撃することになるのですが、この出撃シーンがとてもよい。ボンズ特有の省略しない作画による3分間もの合体シーンは大迫力。高速飛行の勢いと巨大ロボのスケール感の両方を表現した音楽も素晴らしい。オペレータ達も想定外の事態に負けずノリノリで盛り上げてくれる。
 第1話でひきつけるとはこういうことだと私に教えてくれたエピソードです。



東京レイヴンズ 第14話 Black Shaman ASSAULT -術比(じゅつくらべ)-


 物語の中心となる若者たちは才能豊かだけれど、若さゆえに技のバリエーションが少なく、得意技をぶっ放して勝てればよし、決まらなければピンチ、というようなワンパターンな戦いになりがち。この回では(多分)地上屈指の力を持つ大人の戦いが描かれる。一発一発が決め手となる多彩な攻撃を次々と出し合う戦闘は、ここまでのバトルがやや淡泊だったことの反動もあって見応えたっぷり。何をやってるのかわかりづらく視聴者が置いて行かれるのは、ハイレベルな戦いだから仕方ないでしょう。最終局面、大人ならではのずるい作戦で逆転するのも良い。今まで見てきた中でもかなり上位の、好きな戦闘です。
 大好きなOPが流れないことだけは残念。第13話が最後だったのだ……。



銀河機攻隊 マジェスティックプリンス 第14話 アッシュの影


 主人公覚醒回。
 ボスキャラというのは圧倒的に強くあるべきなのです。主人公や視聴者に「どうやって倒すんだこいつ……」と思わせなければならない。その点においてこの作品は文句なし。もう絶対的に強い。
 でもいつまでもボコボコにされているのも問題である。話が進まないし、何より視聴者にストレスが溜まってしまう。どこかで反撃して、対等な立場にならないといけない。
 主人公の活躍を見せる&圧倒的に強いボスを見せる。非常に難しいこの二つの両立を実現したこの回が好きです。
 覚醒して優勢になった主人公に対して、ボスがとった行動とは?



惡の華 第8話


 このアニメ最大の事件を主人公達2人が起こすのが第7話で、第8話はその直後の話。
 前話のラストで事件が起こったら、次の話の冒頭は何のシーンだろうか。主人公が帰宅して自室で「やっちゃったなあ」と言ってるところか。それとももっと後、翌日大騒ぎになっているところか。どちらでもない。第8話の冒頭は、事件を起こした2人が現場から徒歩で引き上げるシーンである。
 この帰宅の場面がすごい。BGMはあるけれどセリフやカメラの動きはない。ただ歩くだけの映像が数分流れる大胆な構成。何も情報がないはずなのに、それを見て私は、主人公たちがやった事の重大さや、事件の後も彼らの人生は続いていくことなどを感じ取った。
 他の視聴者は何を思ったのだろうか。



ゆゆ式 第2話 情報処理部


 もちろん内容も良いのだけれど、この話が放送された直後の視聴者の反応が忘れられない。
 通常第2話というのは、大半の視聴者が様子見をするタイミングだと思う。それなのにゆゆ式の第2話を見た(私の観測範囲内の)人は「切った」もしくは「最後まで見る」と次々に態度を決めていった。様子見の人はほとんど残らなかった。私は何か大きな力が働いているような気がした。
 現代のアニメファンはすぐに切った切らないの話をしてしまうけれど、本当は逆なのではないか。選んでいるのが作品で、選ばれているのが我々人間なのではないか。そんなことを考えてしまった。
 ゆゆ式という作品の底知れなさを示す回だと思います。
 回っていうか、アバンのことなんですけどね。



ココロコネクト 第3話 (サブタイトルは伏せる)


 仲良しグループの体が入れ替わる怪奇現象がきっかけで、男性恐怖症を抱えていた女性の精神が不安定になってしまう。元気づけるために男性メンバーがとっておきの護身術を教える。2人の体が入れ替わった状態で。そんな感じのお話し。
 さて、その護身術とは?
 男女入れ替わりものでは常にありえる展開だけれど、実際にやるのを見たのはこれが初めて。人類が経験したことのない状態の表現に挑んだ水島大宙と金元寿子の演技にも注目だ。



リプライ ハマトラ 第7話 Emergency Room 24hours


 人が死ぬようなシリアスな展開の中でもギャグを入れて緊張感をぶちこわすような作風のこのアニメが、全力でギャグをやったらどうなるかという話。普段シリアスとギャグに分散させているエネルギーをすべてギャグに集中させているだけあって、ものすごいパワー。味方も敵もみんな阿保になって大暴れ。最終決戦前の日常回という側面もあるのに、そんなことは吹っ飛んでしまう。
 どんなに汚い展開でも浄化してくれる綺麗なEDをギャグの部品として使う禁じ手めいた演出は必見。最終回までまだ数話あって、これからどんどんキツイ展開が待っているのに、綺麗なEDをまともに見られなくしてしまうという捨て身のネタであった。あるいはそこまで含めてギャグなのか。



キョロちゃん 第36話 となりのタナカさん


 不思議なキャラや道具を軸にした話が多くファンタジー色の強いこの作品でも異彩を放つ回。
 開幕5秒くらいで主人公が異世界に転移するスピード感。行先は異世界だけあって今までと全く違う世界。なんてったってゲストキャラが全員棒人間だ。数々の不思議展開を見届けてきた視聴者もこれには唖然。
 見ていて頭がおかしくなりそうなような内容なのに子供向けアニメの形を保っているのがまた狂気的で素敵なのです。何より狂っているのは、この回限りの登場に違いないと思われた、作品世界から浮いてるゲストキャラが、数十話後に再登場して一般キャラと絡むということ。すごい。



星のカービィ 第49話 アニメ新番組星のデデデ


 「ぞい」で有名なデデデ大王がアニメを作る話。メタ、パロディ、作画崩壊といったタイプのネタが軸となっている。
 計算された作画崩壊は約束された面白さだし、その他のネタも充実。セルフパロディ、中の人ネタ、業界あるあるなど。どこを見ても楽しいし、何度見ても楽しい、良質な回と言えましょう。
 私がメタ系ネタを意識するきっかけになったという意味でも印象に残っている回。
 (メタ=メタナイトではない)



探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕 第10話 Y.H.混乱してらっしゃる?


 ボスキャラ登場回。
 シリーズファンからの受けが非常に悪く、「シリーズを滅ぼした」と非難する人すら見たことがある。でも私は大好き。私が求めるアニメの理想形に非常に近いところにいる回だから。
 「ええ~……」とか「頭おかしい!頭おかしい!」とか言いながらアニメを見ていたいんです。


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