物理的領域の因果的閉包性


うさぎドロップ 第6話 「わたしの木」

2011-08-12 2011


私がわかんなかったら、誰にもわかんないんだね。


今回の話はこのりんのセリフにすべてが集約されている気がしました。
ひそかにささやかにアニメ等を応援している日記 の ひそかさん が前々から触れていますが、OPの歌詞や作中によく出てくる 『わかんない』。

明日のことは わかんない

終わらない事なんて この世のどこにもない
泣くのは辛いんじゃないの? I know
SWEET DROPS  SWEET DROPS


I know』 というのがありますが、直訳すると 「私は知っている」 です。しかし意味を調べてみると、

((考えがひらめいたときに)) そうだ。そうそう。
((相手に同意して)) そうだね。わかっている。


といった意味があるみたいですね。『わかんない』 と言っておきながら 『(相手に同意して) わかっている』 と言ってます。どういうことなんでしょうか。
これはつまり 『わかんない』 といってるのがりんだとすると 『わかっている』 のはダイキチ。そうすると 「わかんないこともわかってあげられる」 存在。
それを 『I know』 が指し示してるんじゃないかと思います。わかんなくても寂しくないよ、俺が (私が) いるから。そんな感じなんじゃないでしょうか。



ud06-1.jpg


木の場所を教えてくれたのはりんの母親、正子でした。そしてその木を植えたのはりんの父親、宋一です。
宋一からダイキチの母に、ダイキチの母からダイキチに。宋一が死んだあともダイキチの母がいるから木のことを知っている。
それと同じように宋一が死んだあとも正子がいたから、りんの木の場所がわかった。つまり誰かがいなくても他の大切な誰かが覚えていてくれる。
そんな人のつながりを支えているのが 『I know』 なのかもしれません。ちょっと回りくどい解釈で 『わかんない』 ですね、すみませんw

あと 「ダイキチの木」 で思い浮かんだんですが、「ダイキチ」 の 『キ』 を取ると 「ダイチ」 つまり 『大地』 になりますよね。
りんの木を支える大地 (土) と、りんの成長の支えとなっているダイキチ。そう考えると木よりもそれを支える大地が大事なのかも。
そんなことも感じましたね。りんを支えるダイキチ。ダイキチを支える母親。みんなの支えとなっている宋一。誰かの支えは必要ですよね。
なら前回出てきた正子の彼氏も正子にとって支えとなっているなら、母親としてどうかというよりも、一人の女性として必要なのかなって思いました。

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テーマ: うさぎドロップ
ジャンル: アニメ・コミック



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I

技研さん、今晩は~。
今回、それから前回の「アニメノミカタ」で取り上げて頂きありがとうです!何だか照れ臭いですね^^

OP曲。「I know」の「I」。
これは一体誰の「I」なのか。
そういうのは全く考えてなかったので、とても面白く読ませて頂きました。さすが技研さんですね~。
そして、もしかしたら「I」は「We」にもなるかもしれない、って事かな。

という事でお邪魔しました~。

ひそかさん、コメントありがとうございます。

> 技研さん、今晩は~。
> 今回、それから前回の「アニメノミカタ」で取り上げて頂きありがとうです!何だか照れ臭いですね^^

いやいや、ひそかさんの記事を取り上げなきゃいけないのは由々しき事態なんですよ。
もっと惹きつけられるような記事を書いてくれる人がたくさん居ればいいんですけど。高望みしすぎなんでしょうかw

> OP曲。「I know」の「I」。
> これは一体誰の「I」なのか。
> そういうのは全く考えてなかったので、とても面白く読ませて頂きました。さすが技研さんですね~。
> そして、もしかしたら「I」は「We」にもなるかもしれない、って事かな。

おお!そこまで考えてませんでした。
確かにりんはダイキチだけじゃなくて他のいろんな人からも愛されてますから、すでに「We」なのかもしれませんね。
はじめ 「I know」 と 「unknown」 の違いについて書こうと思ってたんですけど、説明がややこしそうなのでやめましたw
ひそかさんが言うように 「わかんない」 はひとつだけじゃなくて、いろんなカタチの 「わかんない」 があるんだろうなって思います。
けどそれが何を意味して、何を意図しているのかはまだわかりませんね。ひそかさんの新たなひらめきを心待ちにしてますよ。

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