物理的領域の因果的閉包性


【2016】 テレビアニメOP10選

2016-10-22 OP・ED選




◆ 魔法少女なんてもういいですから。 『夢色トリドリパレード♫』

OPディレクター:出合小都美 作画監督:嶋田和晃
作詞:hotaru 作曲・編曲:中山真斗 歌:アース・スター ドリーム


主人公の夢の中で登場する友達や家族。この色彩感覚やバランス、背景や衣装のセンス、どれを取っても素晴らしい。
ケーキやイチゴに模様を入れるなんて普通はしません。食べ物ではなく舞台装置の一部のような描き方をすることで、
現実ではない夢の中での出来事なんだという世界観が強調されているような気がします。童心に返りたくなるOPですね。





◆ 僕だけがいない街 『Re:Re:』

コンテ・演出:伊藤智彦 作画監督:佐々木啓悟
作詞:後藤正文 作曲:後藤正文、山田貴洋 編曲・歌:ASIAN KUNG-FU GENERATION


ピザ屋のバイトをしてる地味な青年がタイムスリップする。下手すると一話で視聴断念しそうな作風、声優も地味だったし。
でもこのOPがあるおかげで視聴継続できた。大袈裟に言いすぎですが、面白くなりそうな予感を映像で感じさせてくれた。
時計が10個あるのはタイムスリップで過去に行った際、悟と雛月が10才なのと関係あるのかな、なんて思ったりしました。




◆ この素晴らしい世界に祝福を! 『fantastic dreamer』

コンテ・演出:金崎貴臣 作画監督:菊田幸一
作詞・作曲・編曲:園田智也 歌:Machico


事前に原作を読んだとき、こんなに面白い作品になるなんて思いもよらなかった。いい意味で演技が突き抜けています。
崩れた表情も含め、キャラ立ちと演技の面白さで言えばラノベ原作作品の中でもトップクラスですね。常に様子がおかしい。
異世界だからといって都合の良い日常ではない。そんなアニメの導入にふさわしく、つらい日常が楽しく思えてくるOPです。




◆ Dimension W 『Genesis』

コンテ・演出・作画監督:梅津泰臣 振り付け協力:野尻拓実
Created by STEREO DIVE FOUNDATION


今のところ梅津さんが手掛けたOP中で一番好きかもしれません。単に音と合ってるとかダンス作画がすごいとかではなく
どういったキャラクターでどういう世界観なのか、どの部分を中心に作品を見ればいいのか、それがOPに凝縮されている。
リアルタイムで見ているときは気付きませんが、改めて見返してみると大事な要素は全部OPにあったなと、そう感じました。




◆ キズナイーバー 『LAY YOUR HANDS ON ME』

オープニングディレクター:堀内隆 CG・VFX:原田祥子、平山瑛子 作画監督:米山舞
作詞・作曲・編曲・歌:BOOM BOOM SATELLITES


調和のとれた背景の中でキャラたちがはしゃいだり走ったりしている。BLANKEY JET CITYの『ガソリンの揺れかた』風に
言うならば「ただ鉄の塊にまたがって 揺らしてるだけ 自分の命 揺らしてるだけ」という感じ。世界も地球も小さく見えて、
そこから抜け出せずにいる。尾崎豊の『卒業』風に言えば「この支配からの 卒業」をしたい気持ちが伝わってくるOPです。




◆ 三者三葉 『クローバー♣かくめーしょん』

コンテ・演出:木村泰大 作画監督:山崎淳
作詞・作曲:おぐらあすか 編曲:manzo 歌:とりぷる♣ふぃーりんぐ


おぐらあすかさんとmanzoさんといえば『干物妹!うまるちゃん』のOPと同じ組み合わせですね。クセになるスルメ曲です。
そして歌詞や音にぴったり合わせて作られた映像と共に、中の人も含め三人の関係性や親和性が見事に描かれている。
声優さんが後で振り返った時に「この作品があったから成長できた」と言えるような作品になってほしいなと思っています。




◆ ふらいんぐうぃっち 『シャンランラン feat.96猫』

コンテ・演出:大畑清隆 作画監督:岩倉和憲 総作画監督:安野将人
作詞・歌:miwa 作曲:miwa & NAOKI-T 編曲:NAOKI-T


OPだけで言うと、大畑さんはWORKING1期から3期のOPコンテ・演出とこの作品にしか今のところ関わってないんですね。
輪郭線が緑色になることでキャラクターが風景に溶け込んでいるような印象、監督のクレジットも看板に描かれていました。
まるで街全体が人や魔法を育んでいるかのような描き方、学校の描写が少ないのもそういう意図があるのかもしれません。




◆ NEW GAME! 『SAKURAスキップ』

コンテ・演出:木村泰大 作画監督:山野雅明、久保茉莉子 総作画監督:菊池愛
作詞:KOCHO 作曲・編曲:奥井康介 歌:fourfolium


作中で新入社員が頑張っているだけではなく、声優さんもこれが初のメイン役という人が多く、絶妙なキャスティングでした。
『SAKURAスキップ』もそんなフレッシュさ満点のタイトル、歌も初々しくて良かったです。現実はどうあれ可愛いは正義です。
「せーの!」でジャンプした時のふともも。はじめの腹チラ。ひふみんの表情。胸囲の格差社会。最後の桜シーンも好きです。




◆ Occultic;Nine -オカルティック・ナイン- 『聖数3の二乗』

コンテ・演出:石浜真史 作画監督:高瀬智章
作詞・作曲:志倉千代丸 歌:いとうかなこ


石浜さんが手掛けられたOPの集大成と言えるような映像。目まぐるしく変化する映像の中に様々な要素が詰まっている。
キャラの影を描かない代わりに暗い部分は陰影やコントラストを強めにして怖さを強調したり、明るい部分はポップな印象。
赤と緑のガラス影では、色のある所を踏まず黒い影の所だけ踏みながら走るなど細かい描写が多いので、止めて見たい。




◆ 灼熱の卓球娘 『灼熱スイッチ』

コンテ・演出:入江泰浩 作画監督:りお
作詞:只野菜摘 作曲・編曲:田中秀和 歌:雀が原中学卓球部


可愛いキャラクターが熱量の高い動きや表情をすることで、ギャップ萌えならぬギャップ燃えが熱波のように迫ってくるOP。
個人的には『咲 -saki-』を見ている感覚に近いんですが、「そんなオカルトありえません」と言わんばかりにボールが踊る。
前半のゆったりした流れから、本気スイッチが入ってサビ部分で灼熱になるところが心地良い。ニワカは相手にならんよ!


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