物理的領域の因果的閉包性


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プリンセス・プリンシパル 第8話 『case20 Ripper Dipper』

2017-08-28 2017


脚本:大河内一楼 コンテ:入江泰浩 演出:高田淳 
作画監督:田中克憲、逵村六、小倉典子、実原登、内原茂、桜井木の実、澤木巳登理、小笠原理恵

※ ここでは旧王女シャーロットを「アンジェ」、現王女を「プリンセス」と表記します。



ジュリがアンジェに手渡したブドウの実。イギリスでは16世紀、悪天候や宗教改革の影響でブドウ栽培が衰退。
しかし19世紀初頭には生産者の積極的な投資によって400を越えるブドウ畑が存在することになったそうです。

なぜブドウの実なのか気になりました。作中で描かれている当時は貴重な食べ物だったのかもしれません。
アンジェの絵を見てみると屋敷の前に立つジュリが描かれています。そして美味しそうにワインを飲むドロシー。
ブドウを食べてほしくて渡したというより、ブドウから成熟してワインになる。つまり成長の象徴として描いた。
ジュリが立派な大人になれるようにと願った絵とワイン。アンジェもまだ子供ですからお互い様なんですけどね。

この話数で特徴的だったのは、ジュリに自分の苦悩を語らず、プリンセス側の苦悩を語っていたところです。
視聴者にプリンセスの過去をわかりやすく伝えたかった。それもあると思いますが、黒蜥蜴星人のことですから
「プリンセスが現王女とならずにスリのままの生活を続けていたらどんな人生を歩むことになっていたのか?」
それを考えるとスパイになっていたかどうかもわかりませんし、王女になるより身の危険があったかもしれない。

第1話で目の見えなくなったエリックの妹を助けたように、王女でも貧乏でもない普通の生活をしてほしい。
そう想ってジュリを助けたり、プリンセスの過去を投影したりしたんでしょうね。黒蜥蜴星人らしい考え方です。
プリンセスはアンジェに貴族とは違った苦悩を強いることになりましたが、立場を入れ替えたいとは言わない。
壁を無くして平穏な生活ができるようにしたいという強い意志。2人の目的は違えど終着点は同じなんですよね。


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