物理的領域の因果的閉包性


アウトライターズ・スタジオ・インタビュー 第121回 「描けないツバメさん」

2017-09-20 インタビュー


アニメの感想をブログやツイッターで表現されている方々に質問して答えてもらう
『アウトライターズ・スタジオ・インタビュー』
第121回は描けないツバメさん @cantdrawsw です。


アニメを好きになったきっかけを教えてください。

元々映画とかは好きでした。アニメを見始めたのは中学の時だったのですが、単純に友達が見ていたからでしたね。中学生くらいの時って教室内のブームについていけないと回りに取り残されてしまったので(笑)
で、自分が人生で2番目(最初は『とある魔術の禁書目録』)にみた深夜アニメが『とらドラ!』だったのですが、深夜アニメにこんなにパワーに満ち溢れていて、最後はガン泣きさせられような作品があることびっくりしてしまって。それ以降はアニメの魅力にどっぷりはまってしまいました。
最初は「まあ、流行ってるし見てみるか」みたいな軽い感じでした。でも色々な作品を見ていくうちに「こんな作品もあるのか」とか「この作品とあの作品は制作会社が同じなのか」といった具合に、気付いたら何作品も見ていました。あと学生の身としては、短い時間で見れるという部分も大きいと思います。


好きなアニメ作品を教えてください。

Twitterのbio欄にも書いてあるんですが、『氷菓』『放浪息子』『GUNSLINGER GIRL』『魔法少女まどか☆マギカ』『言の葉の庭』は外せないですね。(ガンスリは漫画の方が好みなんですが…)他にも『たまこラブストーリー』『プラスチックメモリーズ』『ステラのまほう』『船を編む』『アルドノア・ゼロ』だったり、最近のものだと『聲の形』『冴えない彼女の育て方』『鬼平』『アリスと蔵六』がお気に入りです。


好きな作品の中から1つ選んで、好きな理由を教えてください。

『言の葉の庭』で。去年初めて見たんですが、まず背景の美しさに息を呑みました。そして、アバンからタイトルが出るときに流れる劇伴(A Rainy Morningという曲です)に鳥肌が立ってしまって、その後は例のベンチを閉鎖的空間に見せる演出のせいなのか、どんどん物語に引き込まれていきました。作画、音楽、展開、演技など何を取っても素晴らしいの一言に尽きますし、今まさに感じてる一秒でも早く大人になりたい、大人と同じ目線で物を見たいという気持ちを言い当てられてるかのようで、自分に響きました。雪野先生もミステリアスで難攻不落な年上女性といった印象ですが、手首や足首の細さからは彼女の脆さが伺えて、そこがまたいじらしくて素敵なヒロインだったと思います。


主に作品のどういう部分に注目しますか?

キャラが魅力的かどうか(可愛い、かっこいい、頑張っている、才能がある、葛藤している、おもしろいなどなんでも)と話の展開(枷、起承転結、伏線が活かされているかなど)など。
あとこれは特殊かもしれないですけど、季節や自然の描写が登場人物の気持ちや展開に結びついている場面(例えば出会いと別れの象徴である“桜”など)が象徴的に描かれているか、は気にしています。こういうシーンは背景の腕の見せどころなので。


あなたにとってアニメとは?

今ではインプットの材料ですが、「こんな作品を作りたい」と思わせるような創作へのきっかけを作ってくれたので(もちろん今でも)、そういう面では“夢の始まり”でしょうか(笑)


感想(考察)を書こうと思ったきっかけを教えてください。

Twitterでアニメ関連のツイートを探していた時にメ之助さん(@japanoff)という方のツイートを見つけたのがきっかけでした。そのツイートは『響けユーフォニアム』の演出などについての解説したものだったのですが、こんな見方でアニメを見ている方がいるということにまず驚きました。そしてアニメのシーン自体にもこんなに深い意味が込められているということに衝撃を受けました。で、自分も見よう見まねでやってみたのが始まりです。最初は同じくらいの年の人と共感できればいいな、と思ってたんですけどどうやら同じくらいの年の人にこういった形でアニメの感想を呟いてる人はいなさそうで(笑)。少しずつフォロワーの方も増えてきたんですが、大学生や社会人の方ばかりで最初はびっくりでした。今思えば、場違いな世界に踏み込んでしまったな…という感じですが、やはり自分より経験も知識もある方が書いたものを読んで、日々勉強させていただいています。


感想(考察)を通して何を伝えようとしてますか?またどう伝えようとしてますか?

自分は自分の創作に使えるかもしれないような他作品のいい要素を短くまとめる、というメモ的な使い方ですし、作品を見れば誰でも分かるようなことしか呟いてないので、何かを伝えたいという気持ちはあんまりないです。見ていない人にはオススメしたい気持ちはありますけど、自分が言ったところで誰かが見るほど影響力がある訳でもないですし、そもそも自分のTLでは見てる作品が皆さんだいたい同じ感じなので(笑)
あくまで自分の“好き”と感じた部分を煮詰める作業です。今後はそれに加えて技術的な話もしていければ、とは思っています。


あなたにとって感想(考察)とは?

これは極端な例になるんですが、例えば「○○の××話はつまらん。クソアニメだ」と呟いた人がいたとします。でもそれってその人の中には「△△の部分を◻◻すればもっと面白くなる」という構想があると思うんです。もちらん、褒める場合も同じで「☆☆が良かった」という感想には「自分もこういう表現ができるようになりたい」という気持ちがあるのではないでしょうか。つまり、「自分が作り手だったらこうする」というのを示す最初の段階が感想を述べることだと思います。よって感想とは作り手を意識する第一歩なのではないか、と思いました。


好きなキャラ・制作会社・スタッフを3つ(3人)ずつお願いします。

キャラは雪野先生(言の葉の庭)、末広安那(放浪息子)、加藤恵(冴えない彼女の育て方)
制作会社は動画工房、京アニ、シャフト
スタッフは虚淵玄、山田尚子、KASHIWA Daisuke
見ている作品がほとんど10年代アニメなので、最近の人ばっかですが…


影響を受けたブロガーと読んで影響を受けた記事を教えてください。

上でも述べましたが、最初に影響を受けたのはメ之助さんですね。


BD・DVD以外に購入するものは?(イベント参加可)

気に入った作品や続きが気になる作品の原作はよく買います。あとカラオケで主題歌を歌います(笑)


あなたが感想を書いていくためのモチベーションは、どこから湧いてきますか?またモチベーションを維持する方法など
 
基本的に、自分の場合は思ったことをメモ感覚で気ままに呟いているだけなので、モチベーションどうこうというのを意識したことはなかったです…。ただ、TLである作品で盛り上がっていた時には自分も負けじと自分の感じたことをつぶやくことはありますね。


宣伝・アピール欄

皆様から見ればまだまだガキですし変なツイートも多いかもしれないですが、そんなときは「またツバメとかいうガキが喋ってるよ、やれやれ…」と、温かい視線で見守っていただければと思います。
ただこれからアニメを作っていくのは私たちの世代になっていくので、上でも述べたように作り手を意識したツイートを今後も続けていきたいと思っています。
あとPIANONAIQ(@PIANONAIQ)さんのブログ「深夜アニメの歩き方」
(http://shinyaanimewalker.blog.fc2.com/blog-entry-4.html)にてまどマギの記事を書かせていただきました。一応宣伝。


・ インタビューにご協力頂きありがとうございました

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