物理的領域の因果的閉包性


サクラクエスト 第25話 『桜の王国』

2017-09-21 2017


脚本:横谷昌宏 コンテ:増井壮一 演出:太田知章、平牧大輔、高橋正典
作画監督:鍋田香代子、辻智子、市原圭子、阿部美佐緒、福井麻記、高橋瑞紀、岩崎亮
小橋陽介、梅下麻奈未、秋山有希、川面恒介、Lee min-bae、柴田ユウジ、池津寿恵、佐藤好



この作品の大きなテーマとしては町興しや由乃たちの成長が中心になると思いますが、
第18話で描かれていたように「今できることをどうやって残していくか」という部分ではないでしょうか。

緊張する凛々子に千登勢が教えた「おまじない」や、お神輿の掛け声である「わっしょい」などもそうです。
わっしょいの語源はいくつかあるそうですが、「和を背負う」が変化したもの、という説が有力みたいですね。
聖徳太子が制定した十七条憲法に出てくる「和を以って貴しと為す」(お互いに仲良く調和していくことが大事)
という意味が込められているそうです。何気なく使っている言葉や習慣、その積み重ねが受け継ぐことにつながる。

国王の役割は終わり誰も受け継ぐことはありませんでしたが、廃校の再利用や祭りなどいろいろなものが残せた。
合併の話も間野山という名前にこだわらず、それぞれの人が残すという意識を持っていればいいのかもしれません。
このアニメも作品として残せたというのは意義のあることだし、こうやって記事にして残す大切さを教わりました。

サクラクエストに登場する人物は誰もが優秀なわけでもなく、むしろ落ちこぼれのような人の集まりで、目立たない。
でもそんな人たちが不器用なりに奮闘している姿というのは、何か視聴者に訴えかけるものがあった気がします。
アニメだから、エンターテイメントだからこうでなければならない。そういった固定概念を一度忘れてから見てほしい。
何か心に残るものがあると思うし、自分にも何かできることはないか、そう感じさせてくれる作品だと思っています。
孤独死や少子化が続く中で、他人同士、よそ者同士のつながりが大切なんだと、そう感じられただけでも収穫でした。


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