物理的領域の因果的閉包性


アウトライターズ・スタジオ・インタビュー 第127回 「ちょえさん」

2019-01-03 インタビュー


アニメの感想をブログやツイッターで表現されている方々に質問して答えてもらう
『アウトライターズ・スタジオ・インタビュー』
第127回はちょえさん @choe1990 です。


アニメを好きになったきっかけを教えてください。

小学生までは子ども向けの娯楽としてテレビアニメを人並みに見ていましたが、いわゆるオタク的な情熱を傾けるようになるきっかけとなった作品は、今にして思うと『天空の城ラピュタ』(テレビの再放送)と『アニメ名探偵ホームズ』だったと思います。
中高生の頃はテレビアニメと並行して、レンタルビデオ店でOVAを借りて見ていました。
(印象深いものとしては『銀河英雄伝説』『天地無用!魎皇鬼』など)
その後、地方に居を移したこと、PCゲーム等に趣味の軸足が移ったことからアニメと少し距離を置いた時期が続きました。
2013年に東京近郊に転居したのをきっかけに本格的にエアチェックを始めて今に至っています。
改めてきっかけというと、特に中高生の頃、オタク趣味で波長の合う(沼に引きずり込んでくれる、とりとめのない話に付き合ってくれる)友人に恵まれたことが大きかったと思います。


好きなアニメ作品を教えてください。

天空の城ラピュタ
ウィンダリア
機動戦士ガンダム逆襲のシャア
新世紀エヴァンゲリオン
true tears
WHITE ALBUM2
ゆゆ式

好きなものを挙げると多くなりすぎるので自分にとってエポックメイキングなものを挙げました。
「 #自分の趣味全開で絶対見たほうがいいと思うアニメ10選 」の回答は以下です。
https://twitter.com/choe1990/status/880804775129894912


好きな作品の中から1つ選んで、好きな理由を教えてください。

『ゆゆ式』
アニメに限らずフィクションの作品中では、登場人物はふつう、日常生活で喋るとおりには喋らず、ストーリーに「誘導」されて「話すべきこと」だけを話します。
登場人物に「自然な会話」をさせた上で、ストーリーを展開させていったら、規定の尺には到底入り切らないので当然と言えば当然です。
しかし、逆に言えばこのことはフィクションの作中人物は常に「ストーリーに喋らされている」のだと言えます。
『ゆゆ式』の恐るべきところは「現代日本の仲良し女子高生3人組」が本当に日常生活で話しているそのままを切り取ったような台本であり、また、作画演出もそれを自然に表現するために徹底されていることです。
言い換えれば、言語には語彙や文法などのルールの総体としてのラングと、ラングが具体的に個人によって使用された実体であるパロールの2つの側面があるとされているのですが、本作はフィクションの中でリアルなパロールを再現している唯一無二の作品といえるのです。
これは他の日常系作品にもない特徴であり、理想的な原作のアニメーション化であることもあいまって、本作を好きな理由となっています。


主に作品のどういう部分に注目しますか?

特にここに注目するというのはなく、キャラクター、ストーリー、芝居や演出、背景美術というように、良かった所に注目したいとは思っていますが、とは言え演出等はまだまだ勉強不足で、結果的にキャラクターやストーリーに言及することが多いです。
丸めると「心を動かされたときにその理由を考える」です。
とりわけ2018年は女性キャラクターの関係性とキャラクター間にある恋愛とも友情ともつかない感情(いわゆる巨大不明感情)に心を動かされることが多かったです。


あなたにとってアニメとは?

長く続いている、なくてはならない趣味。生活の一部。
鬱屈とした気分を晴らしてくれる心の清涼剤。
同好の方との交流の手段。
アイデンティティを構成する要素のひとつ。


感想(ツイート)を書こうと思ったきっかけを教えてください。

アニメ感想クラスタのツイートに触発されて徐々に増えていったと思うので、直接のきっかけというのはありませんが、強いて言えばフォロイーの皆さんです。
2014年頃から少しずつ話数単位の感想を書きはじめて、視聴した話数のほぼ全ての感想を書くようになったのは2017年頃かと思います。


感想(ツイート)を通して何を伝えようとしてますか?またどう伝えようとしてますか?

自分の感想は、他の方の感想と比較して、ストーリーの構造を物語論的に整理したものになる傾向が強いようです。
強いてそう書こうとしているというより、それしか書けないという感じです。
キャラクターの心情に寄り添った感想や、演出や絵的な見どころを拾うタイプの感想も書きたいのですが書けないので、書ける方を尊敬しています。


あなたにとって感想(ツイート)とは?

自分の感情や思考を整理するものであると同時に、同好の方との交流の手段


好きなキャラ・制作会社・スタッフを3つ(3人)ずつお願いします。

好きなキャラ
湯浅比呂美(true tears)
冬馬かずさ(WHITE ALBUM2)
衛藤可奈美(刀使ノ巫女)

好きな制作会社
キネマシトラス
動画工房
Studio五組

好きなスタッフ(敬称略)
髙橋龍也(脚本家)
綾奈ゆにこ(脚本家)
花田十輝(脚本家)

作画演出面でのスタッフは知識皆無のため、好きなジャンル(百合方面)で活躍している脚本家しばりで挙げました。


影響を受けたブロガーと読んで影響を受けた記事を教えてください。

おぎのしきさん @shikiogino
レミューさん @Lemur__
カエル班さん @Kaeru_D_Han
だんごむしさん @ani_unknown
ぬるまゆさん @nuru938
如月さん @kisaragi_studio

批判を含むラディカルな感想や、キャラクターの心情に寄り添った感想を書かれる方に惹かれます。
作品を読み解くための材料という意味では批評家・現代思想家の言説や、文化人類学などの書物で得た知識を参考にすることが多少はあります。
ファンタジーの方面ではテーブルトークRPGのプレイ経験が参考になることがあります。


BD・DVD以外に購入するものは?(イベント参加可)

視聴環境という意味ではtorne, nasne, PS Vita
主題歌やキャラクターソングのCD・音源(iTunes)
グッズ(場所をとらないマグカップなどが好き)
イベント参加は最近はなし(過去にはきららフェスタなど)


あなたが感想を書いていくためのモチベーションは、どこから湧いてきますか?またモチベーションを維持する方法など
 
作品を見て感動したとき、その感動を分かち合いたいという気持ち。
フォロイーの方のツイートやブログエントリ、批評誌を見て、自分もこういう文章が書きたいと触発されたとき。


宣伝・アピール欄

アニメの他には日本酒とボードゲームが好きです。
クリエイティビティの方面ではさっぱりですので宣伝等はありません。
フォロワーのみなさんとは今後も楽しく交流ができたら嬉しいです。


・ インタビューにご協力頂きありがとうございました

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