物理的領域の因果的閉包性


アウトライターズ・スタジオ・インタビュー 番外編 『個の在り方』

2019-01-26 インタビュー


インタビュー企画を再開させて1ヶ月、もうすぐ150回を迎えようとしています。
募集ツイートの拡散や紹介はもちろん快く参加を承諾していただいた皆さんにお礼申し上げます。

最近の傾向としては「誰でもいいから共有・反応してもらいたい」、こういった回答が目立つようになりました。
すごく謙虚で素晴らしい回答だと思う反面、好きな作品名はいろいろ出てくるのに人物名があまり出てこない。
特定の名前を出して相手に迷惑をかけたくないという気持ちはわかりますが、迷惑と言う声を聞いたことがない。
たくさんいて特定できないからあえて発表はしたくない。優劣はつけられないから名前を出すのは差し控えたい。

YouTuberやVTuberが話題にされることの多い昨今ですが、もっとも重要視されるのは「誰」の部分ですよね。
ネタが面白いだけで「誰」の部分が注目されないと人気の支柱になるものがなくなってネタだけが乱発される。
ツイートも同じで、感想の内容やネタが拡散されるだけだと「誰」が発信してるかなんてどうでもよくなっている。
「誰」の部分が注目されないということは面白いネタさえ提供されれば「誰でもいい」ということを示しています。
分母が大きい話をしますが、こういう個が置き去りになる状況は創作活動において大きな障害になるんですよね。

評論誌を作ってみたい。でも人気がある人に書いてもらわないと売れないから名前が売れてる人を集めようとする。
でも個人が注目されなくなってネタ勝負になると「◯◯特集」というタイトルや宣伝に頼らざる得なくなってくる。

「誰でもいいから共有されたい」を突き詰めると「自分の代わりはどこにでもいる」ということに気づいてほしい。
自分を一個人の表現者と認めてもらえる努力はすべきだし、自らも憧れや目標にする人を明確にし発信してほしい。
そういった相互関係が一歩先への足がかりになるし、企画の意図はそういう部分にあることをもっと理解してほしい。


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