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私に天使が舞い降りた!第11話のラストシーンについて

2019-03-24 2019


脚本:山田由香 コンテ・演出:上坪亮樹 作画監督:宇佐美翔平、櫻井拓郎他 総作画監督:中野裕紀、中川洋未他


わたてん第11話のラストシーンについて個人的な見解を少し語りたいと思います。
夏音ちゃんから「花ちゃん余裕そうだね」と聞かれて「実はドキドキだけど」と心の中で語る花ちゃん。
緊張を紛らわすために舞台袖から客席を覗き「うわぁ、人いっぱい、、見なきゃ良かった」と後悔をする。
よく見るとパーカー姿のみゃー姉がいる。戸惑ってから「ん?あれ?」となって再度みゃー姉を確認する。
しばらく見つめてから「まったく、、」と言って花ちゃんのシーンが終わる。大体の流れはこんな感じです。



なぜ二度見をしたかというと、職員に捕まってツライ思いをしてるのにまた同じことをしてる。しかも最前で。
たぶん「懲りない人だな」と思ったんでしょうね、でもそんなツライ思いをしてもなお舞台を見てたくて来てる。
私を見るためにこんなにがんばってくれるんだ。その気持ちに気付いた「まったく」であり、勇気づけられた。

みゃー姉のサングラス姿は第1話にもあって、花ちゃんと友だちになるためにひなたの部屋を訪れるシーン。
花ちゃんはきっとこの頃を思い返していたんだと思います。家の中で妹の友だちと会うのも苦手だったお姉さん。
そのお姉さんが学校まで舞台を見に来た。妹やノアちゃんのためにここまではしない。そう感じたんでしょうね。




みゃー姉と花ちゃんの関係についてはこの話数と同じ上坪亮樹さんコンテ・演出回だった第6話のED前が象徴的。
花ちゃんの「どうして友だちになろうと思ったんですか?」という質問に「仲良くなりたいと思ってがんばった」
そう答えたみゃー姉の言葉をお風呂場で思い出しながらひげろーのぬいぐるみを両手でグニグニするんですよね。
そして笑みを浮かべながら水面に落とし右手の人差し指で少し押すようにして嬉しさを表現するところを描いてる。

もうこのときにはみゃー姉のことをかなり受け入れていて、私のために努力をしてくれる良きお姉さんであり仲間。
そういう思いがあったから第11話のラストはみゃー姉の行動に呆れながらも気持ちが理解できて緊張がほぐれた。
そんな感じの解釈になります。変態な部分が際立って紛らわしいですが、心理描写も丁寧で素敵な作品ですよね。


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