物理的領域の因果的閉包性


私に天使が舞い降りた!最終話の花とみやこについて

2019-03-27 2019


★ 前回の記事 → 私に天使が舞い降りた!第11話のラストシーンについて


脚本:山田由香、平牧大輔 コンテ・演出:平牧大輔 作画監督:山野雅明、松浦麻衣他 総作画監督:中川洋未、菊永千里他



花ちゃんの「そんなに劇見たかったんですか?」という質問に「だって、花ちゃんが主役で、天使で... 」と答えるみゃー姉。
『お姉さんて、普段人見知りでおどおどしてるのに、好きなことになると一生懸命というか後先考えないですよね』
と花ちゃんからスバリなことを言われて反省するみゃー姉。「そうですね、反省してください」とさらに追い打ちをかける。
『でも、一生懸命なのはいいことだと思いますよ』『お姉さんの一生懸命なところはわたし、嫌いじゃないですよ』
そう言って右手を差し伸べ手をつなぐ。このシーンで重要なのは花ちゃんが相手の気持ちを理解していても質問するところ。

第11話の記事で述べましたが、舞台袖から覗いて「まったく」と言ったときすでにみゃー姉の気持ちがわかっていたはず。
それなのに「そんなに劇見たかったんですか?」という聞き方をする。みゃー姉から本音を聞きたかったんでしょうね。
バレンタインに例えるならチョコをもらって告白されていないような状態、小悪魔というか女の子らしいというかしたたか。
そして手をつないだまま駆け落ちのように逃げず、2人で教室に戻る。ここがこの作品全体においてもっとも大切なところ。




第9話でホラーを見た花ちゃんが怖くてトイレに行けずみゃー姉の部屋まで行ってお願いするシーンがありましたよね。
みゃー姉と花ちゃんは文字通りコスプレ撮影とお菓子の関係。お菓子以外の理由で誘うことはこれまでになかった。
この第9話ではじめて自発的に誘うわけですが、これは花ちゃんが窮地に陥って自分のために致し方なくやったこと。
最終話の場合は、お菓子も自分の都合も関係なくみゃー姉の成長のために手を取り、2人で教室に戻るんですよね。
これはもう事実上の結婚と言っていいかもしれません。お二人の輝かしい門出を祝福し心からお喜び申し上げます。


関連記事


Copyright © 物理的領域の因果的閉包性 All Rights Reserved.