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花咲くいろは 第11話 「故郷へ錦を飾る」

2011-06-13 2011


故郷へ錦を飾る 【こきょうへにしきをかざる】
・ 故郷を離れていた者が、立身出世して晴れがましく故郷へ帰ること。


花がなぜそこまで意固地なのか? それはもちろん母親相手であるし、孝ちゃんを好きだという女の子に対抗意識があるから。
でももうひとつ大事な要因があるとすれば、それは 「東京」 が育ちの故郷だということです。喜翆荘の仲居として努力している、それを喜翆荘のみんなもお客様も認めてくれているはず。
だから母親にも孝ちゃんにも認めてほしい、成長した自分を見てほしい。そういう気持ちは少なからずあったはずです。記事の評価から母親への個人的恨みにシフトチェンジしたのと同じ。
喜翆荘の為に喜翆荘を代表して抗議するはずが、いつの間にか花個人の努力を認めてほしくて訴えてる感じでしたよね。ではなぜそういう心境になってしまったのか?
それは 「東京」 という 『故郷』 も 「母親」 という 『帰る場所』 も 「孝ちゃん」 という 『よりどころ』 も失ったように感じたからではないでしょうか。


ホームタウン 【hometown】
・ 現在住んでいる町の、故郷の町の。


第10話 「微熱」 で花が存在価値について悩んでいましたが、思い描いていた 「故郷」 は昔とは違った。またここでも居場所を失う不安感に襲われます。
しかし英語で "hometown" とは今住んでいる場所と故郷の場所の両方を指すように、花の "hometown" は 「石川」 つまり喜翆荘にもあるんですよね。
変わり続ける町と人。でも変わらない町と人もいる。女将が新しいリゾート施設に対抗するのは無駄、記事に抗議するのは無駄という理由は、変わり続けることの困難さを説いているんだと思います。
常に新しいモノを追い続けるには、資金も根気も必要です。同じお金を使って同じ努力をするなら、料理の質や接客の質を高めるほうが無駄が少ない。そう女将は考えているんじゃないでしょうか。
自分の信じた道をひたすら突き進む意味でいえば、女将と花はすごく気質が似ています。今の花はその突き進む方向性を間違えているだけなんでしょうね。

ちなみに 「ふるさとは遠きにありておもうもの」 と詠った室生犀星は石川県金沢市出身。この詩句が東京で詠まれたものか金沢で詠まれたものか未だに説が2つあるそうですが
故郷を離れ再度上京するにあたって、もう二度と戻ってなんかくるものかという思いを込めてこの詩を作ったとされています。
花の場合は室生犀星とは逆ですが、故郷を捨てるとか、母親と縁を切るとか、孝ちゃんを頼らないとかではなく
花にとっての 「ふるさと」 はどこにでもあって、いつでも帰れる場所、いつでも頼れる場所であってほしいですね。

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テーマ: 花咲くいろは
ジャンル: アニメ・コミック



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