物理的領域の因果的閉包性


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【2019冬】深夜アニメOP5選

2019-01-20 OP・ED選


◆ ブギーポップは笑わない OP 『shadowgraph』



コンテ・演出:金世俊 作画監督:澤田英彦
作詞・作曲・編曲・歌:MYTH & ROID

宮下藤花が遮断桿(遮断機の棒)に挟まれるところ、霧間凪がビルを駆け上がりながら迫ってくるところが好き。
本編では宮下藤花の仮の姿としてのブギーポップが多く登場しますが、OPでは宮下藤花を守り、寄り添う姿が印象的。
無意識のうちに巻き込まれていく不穏さと、知らない光景を目にしたときの不安と好奇心が入り交じるような表情がいい。



◆ デート・ア・ライブIII OP 『I swear』



コンテ:岩畑剛一 演出:元永慶太郎 作画監督:渡辺浩二
作詞:渡部紫緒 作曲・編曲:坂部剛 歌:sweet ARMS

歌詞に合わせて手ブレを表現したりして曲にも合ってる。キャラ名は不明ですが紫の2人組が飛び上がるとこが好き。
通常キャラが多い作品は横スクロールになりがち。でも縦の動きが多い。上下に振りながらキャラの魅力も出している。
最後ヒロインたちが上から落ちてくるところは「そらのおとしもの?」と思ってしまいますが、なかなかいい表現ですね。



◆ えんどろ~! OP 『えんどろ~る!』



コンテ:細田直人 演出:かおり 作画監督:大田謙治
作詞:栁舘周平 作曲・編曲:齋藤真也 歌:勇者パーティー

サビ前に4人がジャンプするところ。モンスターに囲まれてあわててたのに武器持ったら急にシャキっとするところが好き。
本編同様ユルいだけかと思ったら、サビに入るとなぜか頼もしく見えてくる。このメリハリですね、カワイイだけじゃない。
楽しく遊んだり冒険してるのをただ眺めてくれてさえいればそれでいいんですよ、そう訴えかけてるような癒し系OPですね。



◆ 私に天使が舞い降りた! OP 『気ままな天使たち』



コンテ:山﨑みつえ 演出:竹下良平 作画監督:武藤幹、山野雅明、岡勇一 総作画監督 中川洋未
作詞:ZAI-ON 作曲:Eternal Truth 編曲:伊賀拓郎、WEST GROUND 歌:わたてん☆5

言及したいところはたくさんあるんですが、冒頭のメロンパン食べてる花ちゃんと最後のショートケーキ食べてる花ちゃん。
画角がまったく同じなんですよね、もちろん手抜きとかではなく、みゃー姉の視点がそれだけ釘付けということなんでしょう。
怖いな~怖いな~なんか不気味だなあ~~(稲川淳二風)。みゃー姉が視聴者の象徴なんだということがよくわかるOPです。



◆ 約束のネバーランド OP 『Touch off』



コンテ・演出:錦織敦史 作画監督:嶋田和晃
作詞:TAKUYA∞ 編曲:UVERworld、平出悟 作曲・歌:UVERworld

蝶の羽根がちぎれる。マッチが燃え尽きる。赤い糸が導火線になる。気を抜くな、危険が迫ってるぞ、と不安を煽ってくる。
でもサビに入るとエマが楽しそうに森を駆ける。ノーマンとレイは勇ましい。これ夕方放送のアニメでしたか?という印象。
「Touch off」は引火させる、(悪いことを)触発するという意味ですが、(きっかけ・契機)になる、という意味もある。
ピンチはチャンスということですね。最後エマがパズルの壁をパンチするところが上条当麻みたいでそげぶカッコイイです。


【2019冬】深夜アニメED5選



ZAQが作詞・作曲・編曲をしたアニメOP・ED 5選

2017-08-20 OP・ED選


★ ささみさん@がんばらない OP 『Alteration』



コンテ・演出はかってに改蔵 ・ニセコイ・幸腹グラフィティの監督、龍輪直征さん。
映像は主人公であるささみさんの表情をあまり表現せずに、他のキャラの表情を多く描いているところ。
これによって歌詞がささみさんの心情に溶け込みやすくなっている。切ないのにチカラ強くて美しい楽曲です。



★ 咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A ED2 『Futuristic Player』



楽曲全体も好きですが、なんといっても本編終了手前からEDに突入する際のイントロ、これが最高。
3話と4話、8話から11話、14話と15話に使われていて変則的。でもこのイントロが流れるとテンションが上がる。
ただ盛り上がるだけではなくてEDらしい余韻もしっかりあって、良い話数を見た気分にさせてくれる大好きな曲。



★ 直球表題ロボットアニメ 最終話ED 『自由という理由 ~終結の園へ~』



これを最終話で聴いたときは本当の天才だと思いましたね。一番と二番の歌詞でふざけてる内容も面白い。
『争う風は凪いだ 笑顔の螺子は美しく』この歌詞が最高。螺子【ねじ】は雄ねじ(凸)と雌ねじ(凹)の総称。
つまり『笑顔の螺子』とは一人ではなく「誰かとの関係性で笑い合える」ことを指している。素晴らしいですね。



★ コンクリート・レボルティオ~超人幻想~ OP 『カタラレズトモ』



OPらしいアゲアゲなカッコイイ曲調と、作品の内容に沿ったストレートなメッセージが伝わってくる歌詞。
シンプルで飾らないソリッドな曲や歌詞を作るのがとても上手い。カッコ良く言うと、引き算が素晴らしい。
余計なものを取り除いていくと記号であったりマンネリであることが表面化しやすいが、それが見えない。



★ 紅殻のパンドラ OP 『hopeness』



Mouse on the Keysの影響を受けて作られた曲ですが、ポストロックの特徴は複合的要素と反復です。
ロック・テクノ・ジャズなどの要素を組み合わせながら主となるメロディはシンプルにして、あとは繰り返す。
この曲の場合はジャズロック的な要素をアレンジしてZAQ流のアニソンとして成立させている。才能豊富かよ。



・ あわせて読みたい:ZAQが楽曲提供したアニソン5選 - くろくろDictionary



【2017夏】 TVアニメED なごみの5選

2017-07-19 OP・ED選


◆ セントールの悩み 『Edelweiss』


コンテ・演出:紺野直幸 作画監督:佐藤史暁
作詞・作曲・編曲:白戸佑輔 歌:亜咲花



エーデルワイスは花の名前で、直訳すると「高貴な白」、花言葉は「大切な思い出」「勇気」。
なぜ翼人の学級委員長がメインで描かれているのかわかりませんが、なにか意味ありげですね。
たまちゃんマジ天使とつい言いたくなるような映像と曲調。時が止まって雨粒が丸くなるとこが好き。



◆ 時間の支配者 『時間は窓の向こう側』


映像監督・コンテ:松根マサト コンテ・演出・原画:渡辺純央 
総作画監督:飯島弘也 総作画監督・第二原画:丸山修二
作詞・歌:やなぎなぎ 作曲・編曲:bermei inazawa 



イントロで時計が進むような音が入ってるんですが、そこが映像とピッタリ合っててとても心地良い。
浮遊感のある曲と歌声、それに合わせた美しい映像表現。シンプルですが作品のコンセプトにも合ってる。
上から照明で照らされたような演出は舞台を連想させます。人間も人生も舞台装置の一部であるかのように。



◆ Re:CREATORS 後期ED 『ルビコン』


コンテ・演出:あおきえい 作画:中井準
作詞・作曲:aokado 編曲:aokado、ゆうゆ 歌:三月のパンタシア



本編の良さは未だに理解できませんが、悔しいですが良いEDです。ミニチュアサイズはズルい。
BDよりアクリルキーホルダーのほうが売れるんじゃないですかね、とりあえずセツナを購入... 売ってないだと!?
ルビコンは小惑星の名前から?と思いましたが「賽は投げられた」で有名な川の名前なので、そこからでしょうね。



◆ NEW GAME!! 『JUMPin' JUMP UP!!!!』


コンテ・演出・背景・撮影:桒野貴文 原画・作画監督:渡邉祐記
作詞:烏屋茶房 作曲・編曲:eba 歌:fourfolium



先行上映で流したOP/ED無しをそのまま1話で使うような作品が増えた中で、意味のある2話からのED付き。
コウと青葉が手をつないで歩くとこなんか「うわぁ!」だし、ジャンプもそれぞれ違ってそれでいて着地は同じ。
ポップな色合いと曲調が癒されるし、今日も1日お疲れ様、明日もがんばるぞい!って励まされる日常系浄化ED。



◆ メイドインアビス 『旅の左手、最果ての右手』


コンテ・演出:中村亮介 作画監督:伊藤晋之、齊田博之、藤優子
作詞・作曲・編曲:橋本由香利 歌:リコ、レグ



筋肉少女帯の名曲『猿の左手 象牙の塔』はW・W・ジェイコブズの短編小説『猿の手』が元ネタですが、
楳図かずおの漫画『神の左手悪魔の右手』の影響もあったと言われていて、このEDタイトルは楳図かずおに近い。
だがリコとレグ、ナナチの3名が最果てを目指すことを願ったと考えれば『猿の手』にも通ずるものがあり奥深い。




【2017夏】 TVアニメOP 至極の5選

2017-07-15 OP・ED選


◆ アクションヒロイン チアフルーツ 第1話OP 『超天界カミダイオー』


コンテ・演出:草川啓造 作画監督:井出直美、松本麻友子
作詞:荒川稔久 作曲:渡辺宙明 編曲:片山修志 歌:カミダイオー



『八雲立つ出雲 わたくしは立つ かけまくもかしこきみ力で』という歌詞が最高です。
「かけまくもかしこき」は「掛けまくも畏き」と書いて『申し上げるのも畏れ多いことだが』という意味。
「み力」は「御力」ですね、『あなた(神)の力で』という解釈だと思います。無駄に気合の入った作画、
渕上舞氏の神々しい歌声、昭和臭を狙って1分30秒に詰め込んだ特殊OP。カミダイオーOVA化希望です。



◆ メイドインアビス 『Deep in Abyss』


コンテ・演出:中村亮介 作画監督:伊藤晋之、齊田博之、藤優子
作詞:hotaru 作曲: KanadeYUK、Masahiro "Godspeed" Aoki 編曲:KanadeYUK 歌:リコ、レグ



1話で曲を聴いたときどんな映像になるかまったく想像できませんでした。
中村亮介さんと聞いて水彩画のような絵が入ることは予想してましたが、動きがとにかく細かい。
リコが崖のようなところから落ちてきて後ろに1回転して立ち去るところが可愛くて何度見ても好きです。



◆ NEW GAME!! 『STEP by STEP UP↑↑↑↑』


コンテ・演出:木村泰大 作画監督:久保茉莉子、山野雅明、山崎淳 総作画監督:菊池愛
作詞:烏屋茶房、篠崎あやと 作曲:篠崎あやと、ヒゲドライバー 編曲:篠崎あやと 歌:fourfolium



特徴としてはきららジャンプからの卒業、代わりにクローバー型に手をつないで宙を舞う。
日常風景のシーンで下から舞台がせり上がるように場面転換しながら切り替わるところがとくに好き。
1期同様、各キャラの繊細な描写はそのままに、新キャラも登場し成長が伺える高密度キャラ萌えOP。



◆ プリンセス・プリンシパル 『The Other Side of the Wall』


オープニングディレクター・コンテ・演出:野村和也 作画監督:斎藤敦史
作詞:Konnie Aoki 作曲・編曲:高橋諒 Created by Void_Chords feat.MARU



映像・曲ともに「R.O.D」シリーズを彷彿とさせるスタイリッシュOP。車が宙を舞うところはまさにそれ。
車から投げ出され落ちていくところがスローモーションのようになって海の表現に変化するところが素晴らしい。
可愛い女の子をメインに本気でスパイアクションをやりますよ、というメッセージが濃縮還元された栄養満点OP。



◆ 神撃のバハムート VIRGIN SOUL 後期OP 『Walk This Way』


コンテ・演出:さとうけいいち 作画監督:恩田尚之
作詞:U 作曲・編曲:Wolf Junk & U.M.E.D.Y. 歌:THE BEAT GARDEN



オーソドックスにキャラを紹介しつつも、視線誘導や曲の余韻に重点を置いた美しいOP。
サビ部分で甲冑を着た3人が魔法でビームを放つ前までが、基本右斜め下から左斜め上の移動。
ビームを放つ部分から最後までが、基本左斜め下から右斜め上を移動してる。そして余韻というのは
歌や曲の伸びやかな部分を映像でぶつ切りにせず、実際より長く感じるように見せている。ここが最高。




【2017春期まで】 いいなぁと感じたOP 4選

2017-06-07 OP・ED選


◆ 亜人ちゃんは語りたい OP 『オリジナル。』

コンテ・演出:安藤良 作画監督:川上哲也
作詞:岡田麿里 作曲・編曲:ミト(クラムボン) 歌: TrySail

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傘の先が水たまりに触れると反転して、そこを水しぶきをあげながら小鳥遊ひかりが通る。
亜人と人間、日常と非日常の境界。それを水たまりを通して表現しながら、現実と非現実にある「自分らしさ。」
それが「オリジナル。」であるかと言わんばかりの映像表現です。傘の色や絵柄の違いからもわかります。

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水たまりの表現としては無彩限のファントム・ワールド第6話『久瑠美とぬいぐるみ王国』を見てもらえるとわかりやすい。
大袈裟に言ってしまえば、ファントム・ワールド1話分で表現していることがこの亜人ちゃんOPには詰まっています。
モンスター娘のいる日常ほど楽天的ではなく、差別やいじめを深刻に訴えるわけでもなく、非常にいいバランスのOP。
曲の雰囲気や歌詞の内容にも合っていて作品のどこを見てほしいかが凝縮されてる、気がする。本編は見てませんが。



◆ リトルウィッチアカデミア (テレビアニメ版) 前期OP 『Shiny Ray』

コンテ:柴田由香 演出:宮島善博 作画監督:半田修平
作詞・作曲:uz 編曲:吉田穣 歌:YURiKA

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柴田由香さんといえば魔女っこ姉妹のヨヨとネネのキャラデザ・総作監。LWAと共通する部分が多い作品。
それもあってか、作品や曲を包み込むような、メッセージやテーマがすべて詰まった仕上がりになっています。
キャラの関係性、主人公の性格、作品の見どころ。それらが曲に合わせて自然に優しく表現されていますね。



◆ 月がきれい OP 『イマココ』

コンテ:岸誠二、直谷たかし 演出:池端隆史 作画監督:森田和明 AC作画監督:松本剛彦
作詞:川嶋あい 作曲・編曲:WEST GROUND 歌:東山奈央

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本作のヒロインでしょうか?遠くを見つめながら前髪を少しかきあげ、クラウチングスタートの姿勢になるまでの部分。
ここが素晴らしいですね。恋や将来の夢ってぼんやりしててはっきり先が見えてる状態では駆け出さないものですよね?
無意識に見せる動作や仕草を通して、夢や青春ってイマココだよね?って語りかけられてるような素晴らしすぎるOPです。



◆ 終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? OP 『DEAREST DROP』

コンテ:和田純一 演出:池下博紀 総作画監督:今西亨 作画監督:下條祐未、山田真也、松尾信之、吉田巧介
作詞・作曲:Q-MHz 編曲:増田武史 歌:田所あずさ

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裸の子供を追いかけて、洗濯物を持った子が横切り、木刀を振りかざす子、飛ぶと石を投げつけられる子。
メイドさんが登場したら下からまとめてさっきの子供たちが出てくる。この一連の定点撮影みたいな部分が好き。
ただ作風や曲のタイミングに合ってるだけではなくて、OPとしての楽しさを感じさせてくれるのがとてもいいですね。


冬期と春期から2つずつ選びましたが、
他にもこのすば2期、ロクアカ、バハムート VIRGIN SOUL、冴えカノ2期、アリスと蔵六など
職人がいつも通りすげぇ仕事をしてるOPがいくつもあって見ごたえあるものばかりでしたが
なにせ本編を見てないので適当なことしか言えないのがツライですね。
この曲がいい!みたいに思うことが少なくなってなんだか寂しいです。
がんばれアニソンアーティスト。




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