物理的領域の因果的閉包性


00年代オリジナルアニメベスト10選

2017-06-16 その他


◆ フリクリ [2000年]
OVA全6話
企画・原作:GAINAX  原案・監督:鶴巻和哉 
キャラクターデザイン・ビジュアルコンセプト:貞本義行 アニメーション制作:Production I.G、ガイナックス


◆ 宇宙のステルヴィア [2003年]
全26話
原作:XEBEC 監督・シリーズ構成:佐藤竜雄 
キャラクターデザイン:うのまこと アニメーション制作:XEBEC


◆ LAST EXILE [2003年]
全26話
原作・アニメーション制作:GONZO 監督:千明孝一 
シリーズ構成:千明孝一、GONZO キャラクターデザイン:堀内修、ムラオミノル、田中雄一


◆ 交響詩篇エウレカセブン [2005年]
全50話
原作:BONES 監督:京田知己 シリーズ構成:佐藤大
キャラクターデザイン:吉田健一 アニメーション制作:ボンズ


◆ かみちゅ! [2005年]
全16話+TV未放送4話
原作:ベサメムーチョ 監督:舛成孝二 シリーズ構成:倉田英之
キャラクターデザイン:千葉崇洋 アニメーション制作:ブレインズ・ベース


◆ シムーン [2006年]
全26話
原作:小山田風狂子、篠吉祥、美原轟 監督:西村純二 
キャラクターデザイン・総作画監督:西田亜沙子 アニメーション制作:スタジオディーン


◆ 電脳コイル [2007年]
全26話
原作・監督・脚本:磯光雄 キャラクターデザイン:本田雄 アニメーション制作:マッドハウス


◆ がくえんゆーとぴあ まなびストレート! [2007年]
全12話+未放送1話
原作・アニメーション制作:ufotable 監督:チームまなび部屋 
ストーリーディレクター:金月龍之介 ビジュアルディレクター・キャラクターデザイン:小笠原篤


◆ ストライクウィッチーズ [2008年]
全12話
原作:島田フミカネ & Projekt kagonish 監督・キャラクターデザイン:高村和宏 
シリーズ構成:ストライカーユニット アニメーション制作:GONZO


◆ イヴの時間 [2008年]
WEB配信全6話
絵コンテ・演出・3DCG・撮影・編集・音響監督・原作・脚本・監督:吉浦康裕 
キャラクターデザイン・作画監督:茶山隆介 アニメーション制作:スタジオ・リッカ


どれも名作なので語るまでもありませんが、
『LAST EXILE』 『交響詩篇エウレカセブン』 『ストライクウィッチーズ』 はどれも1期がベストですね。
『イヴの時間』 は劇場版もあります、でもやっぱりWEB配信版が好きですね。

記憶に残ってる作品がどれも漫画原作ばかりでオリジナルと思い込んでた作品が多かった。
他にもコードギアスやコゼットの肖像、ミチコとハッチン、MADLAXなど、名作ばかりで悩みました。




花は根に 鳥は古巣に 帰るなり

2017-06-13 その他


ツイッターのタイムラインを見てるとひとつの作品でも評価は千差万別、人それぞれ。
「面白い」という人もいれば、「くだらない」「整合性がとれてない」などいろんな意見を見かけます。
それを見て昔なら「作品の良さをちっとも理解してないな」「なぜこれを面白いと感じられるんだろう」
そんなことを考えながら正しいアニメの見方を知るべきだ、面白さは無限にあることを知るべきだ。
なんとかして間違ってる人たちの価値観を変えてやるんだ、そう思いながら文章書いたりしてました。

ちゃんと勉強したわけでもないし、文章を書くことが自分に向いてるなんて思ったことはありません。
絵は描けない、同じ趣味の人とのコミュニケーション方法がない。そこにたまたま感想ブログがあっただけ。
文章なら直接話すよりもカドが立たないし、まったく知らない人でも読んでくれて共感してくれる。
自分が何をきっかけにして文章表現するようになったのか、何を求めて文章表現をしているのか。
そう考えたとき、自分の勝手な思い込みに共感してくれる人がいること。受け入れてくれる人がいること。

キャラデザが好みというだけで円盤を買う人。脚本家が好きだから応援する人。いろんな好きがある。
そうやって作品が支えられてるように、自分自身も考え方や価値観が違う人から好きを分けてもらってる。
自分から見ても自分の考え方や価値観はどこかで間違ってると思うし、他人なら何倍もそう思ってる。
そういう人たちから少しでも受け入れてもらえてるってことは幸せ。だからなるだけ言いたいことを言う。

特定の作品をものすごく好きでそれをけなされたら腹が立つだろうし、その人を信用したくなくなる。
でも腹を立てられてもヤジられても、言いたいことを言い続けなければ自分が自分でないような気がしてくる。
それだけネットだからといって人格を作ってはいないし、素直な自分をそのまま文章にするようにしてる。
あえて敵を作るようなやり方になってしまうけど、一部の感情を全部のように偽って文章は書きたくない。
だから素直に文章表現してる人は好き。作品の好き嫌いとか趣味が合うとかとは別次元で好きになる。
自分がそうしてもらったように、いろんな価値観の人を受け入れたいし、認められるような人間になりたい。




響け!ユーフォニアム2の総括

2017-06-11 2017


2期は全国大会が終わって3年生が卒業するまでが描かれました。
1期よりも複雑な問題が入り乱れ、重厚な演奏シーンが魅力でした。

不満があるとすれば鎧塚みぞれの問題。
久美子が少し絡む程度なら理解できるんですが、やはりあそこは2年生で解決してほしかった。
逃げるみぞれを中川夏紀が追いかけ、最終的には吉川優子が締める。そのほうが良かった。

久美子には姉麻美子の問題や田中あすかの問題など見せ場はいくらでもあった。
優子が後任の部長、夏紀が副部長になるなら、それなりの活躍を前半に見せておくべき。
夏紀は傘木希美のフォロー役として機能はしていたものの、直接的には関与していなかった。

個人的なベスト話数は第12話。全国大会当日、進藤正和の言葉、麻美子への思い。
いろんなわだかまりが解消して様々な気持ちが交錯する回。あえて演奏を見せないところ。
言葉を発しないキャラでも気持ちが伝わる描き方をしてたし、この作品らしさがもっとも出てた。
滝先生から進藤正和の言葉を聞いて久美子を抱きしめたあとの田中あすかの描き方が秀逸。

映像的には第9話も良かった。部屋のシーン、川辺でユーフォを演奏する田中あすか。
コンテも良かったですが、やはり作監でしょうね。高瀬亜貴子さんは今後注目したい。

ベストなセリフは第10話。中川夏紀が田中あすかに言ったセリフ。
『謝らないでくださいよ、、私、あすか先輩のこと待ってたんですから。』
セリフそのものよりもその言い方、ニュアンスがとても良かった。

久美子に接するほど親しげではなく、優子に接するほど嫌味がない。
あくまで後輩という立場で、自分の気持ちを素直に打ち明けながら自然に立ち去る。
何事も引き際が大事。恋愛においても謝罪会見、引退会見などでもそうです。
先輩は演奏に集中して、あとのことは私に任せてくださいね的な真意が伝わってくる。

これから新作の劇場版2本が作られるということで、京アニの術中にハマるわけですが
劇場版であの素晴らしい演技と演奏が聴けると思うと、今からドキドキが止まりませんね。




【2017春期まで】 いいなぁと感じたOP 4選

2017-06-07 OP・ED選


◆ 亜人ちゃんは語りたい OP 『オリジナル。』

コンテ・演出:安藤良 作画監督:川上哲也
作詞:岡田麿里 作曲・編曲:ミト(クラムボン) 歌: TrySail

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傘の先が水たまりに触れると反転して、そこを水しぶきをあげながら小鳥遊ひかりが通る。
亜人と人間、日常と非日常の境界。それを水たまりを通して表現しながら、現実と非現実にある「自分らしさ。」
それが「オリジナル。」であるかと言わんばかりの映像表現です。傘の色や絵柄の違いからもわかります。

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水たまりの表現としては無彩限のファントム・ワールド第6話『久瑠美とぬいぐるみ王国』を見てもらえるとわかりやすい。
大袈裟に言ってしまえば、ファントム・ワールド1話分で表現していることがこの亜人ちゃんOPには詰まっています。
モンスター娘のいる日常ほど楽天的ではなく、差別やいじめを深刻に訴えるわけでもなく、非常にいいバランスのOP。
曲の雰囲気や歌詞の内容にも合っていて作品のどこを見てほしいかが凝縮されてる、気がする。本編は見てませんが。



◆ リトルウィッチアカデミア (テレビアニメ版) 前期OP 『Shiny Ray』

コンテ:柴田由香 演出:宮島善博 作画監督:半田修平
作詞・作曲:uz 編曲:吉田穣 歌:YURiKA

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柴田由香さんといえば魔女っこ姉妹のヨヨとネネのキャラデザ・総作監。LWAと共通する部分が多い作品。
それもあってか、作品や曲を包み込むような、メッセージやテーマがすべて詰まった仕上がりになっています。
キャラの関係性、主人公の性格、作品の見どころ。それらが曲に合わせて自然に優しく表現されていますね。



◆ 月がきれい OP 『イマココ』

コンテ:岸誠二、直谷たかし 演出:池端隆史 作画監督:森田和明 AC作画監督:松本剛彦
作詞:川嶋あい 作曲・編曲:WEST GROUND 歌:東山奈央

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本作のヒロインでしょうか?遠くを見つめながら前髪を少しかきあげ、クラウチングスタートの姿勢になるまでの部分。
ここが素晴らしいですね。恋や将来の夢ってぼんやりしててはっきり先が見えてる状態では駆け出さないものですよね?
無意識に見せる動作や仕草を通して、夢や青春ってイマココだよね?って語りかけられてるような素晴らしすぎるOPです。



◆ 終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? OP 『DEAREST DROP』

コンテ:和田純一 演出:池下博紀 総作画監督:今西亨 作画監督:下條祐未、山田真也、松尾信之、吉田巧介
作詞・作曲:Q-MHz 編曲:増田武史 歌:田所あずさ

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裸の子供を追いかけて、洗濯物を持った子が横切り、木刀を振りかざす子、飛ぶと石を投げつけられる子。
メイドさんが登場したら下からまとめてさっきの子供たちが出てくる。この一連の定点撮影みたいな部分が好き。
ただ作風や曲のタイミングに合ってるだけではなくて、OPとしての楽しさを感じさせてくれるのがとてもいいですね。


冬期と春期から2つずつ選びましたが、
他にもこのすば2期、ロクアカ、バハムート VIRGIN SOUL、冴えカノ2期、アリスと蔵六など
職人がいつも通りすげぇ仕事をしてるOPがいくつもあって見ごたえあるものばかりでしたが
なにせ本編を見てないので適当なことしか言えないのがツライですね。
この曲がいい!みたいに思うことが少なくなってなんだか寂しいです。
がんばれアニソンアーティスト。




【2016】 テレビアニメED10選

2016-10-22 OP・ED選




◆ 昭和元禄落語心中 『かは、たれどき』

コンテ・演出・原画:畠山守 作画監督:森本浩文
作曲・編曲:澁江夏奈


『かは、たれどき』に関しては以前少し触れましたが、寄席の下足置き(靴を置く場所)がとても特徴的で気になりました。
左から「一、二、三...」と番号が書いてあって、靴を引っ掛ける場所が一つしかありません。なので上に置いたりしてます。
想像するに昔は下駄や草履が主流だったので一つでも引っ掛けられたんでしょうね。時代性が出てて風情がありますね。




◆ Dimension W 『Contrast』

コンテ・演出・作画監督・原画:江畑諒真
作詞: takao 作曲:テラ 編曲・歌:Fo'xTails


EDの後半でミラの麦わら帽子が飛ばされる描写があります。これが一体何を意味しているのか理解できませんでした。
「スローに見える世界に閉じ込められ」という歌詞を聴いて、あの帽子は開放を意味するんじゃないかと。そう思いました。
人目を避けていたミラがキョーマと出会うことで、一歩前に踏み出せた。そんな開放感を表現してるように感じましたね。




◆ この素晴らしい世界に祝福を! 『ちいさな冒険者』

コンテ・演出・原画:金崎貴臣 作画監督:菊田幸一
作詞・作曲・編曲:佐藤良成 歌: アクア、めぐみん、ダクネス


人間なんて所詮ちっぽけな生き物なんだと訴えながら、それでも生きてるって素晴らしいよね、と感じてしまう人生賛歌。
アクア、めぐみん、ダクネスと一緒に生活してたら大変だけど楽しんだろうな、と異世界に飛ばされたい欲求に駆られる。
3人がぼーっと空を眺めてる後ろでものすごい速さで夕方になり夜になる演出がとてもいいですね。ここで暮らしてみたい。




◆ 宇宙パトロールルル子 『Pipo Password』

コンテ・演出:雨宮哲 イラスト:まご スチール:立川政吉 撮影監督:東西佑子
作詞:ボンジュール鈴木 作曲:TeddyLoid 歌:TeddyLoid feat. ボンジュール鈴木


「とりあえず踊ってれば楽しいぜ!」みたいな本編とは打って変わって、何を見ていたのか忘れさせてくれる浄化EDです。
実写を取り入れたEDは『世紀末オカルト学院』や『荒川アンダー ザ ブリッジ』など過去にもありましたが、どうもチグハグ。
いくつか見ているうちに慣れてきたのも原因としてあるんでしょうが、パネルがあるだけで聖地感が増すのはなぜでしょうか。




◆ 三者三葉 『ぐーちょきパレード』

コンテ・演出:木村泰大 作画監督:嶋田和晃
作詞:前田甘露 作曲:Motokiyo 編曲:渡部チェル 歌:とりぷる♣ふぃーりんぐ


前田甘露さんは2015年にデビューした作詞家さん。育ちも性格も違う3人が集まって仲間をパレードに誘う歌です。
『1×3の答え 知りたいなら ねぇ ここにおいで!』というシャレた誘い文句がいいですね。PV風な演出になってますが
猫の乗り物で空を飛んだりしてるので、3人共通の夢を描いているのかもしれません。幸せな気分になれるEDですね。




◆ この美術部には問題がある! 『恋する図形(cubic futurismo)』

コンテ・演出・原画:市松模様 作画監督:大塚舞
作詞・作曲・編曲:TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND 歌:上坂すみれ


上坂すみれの2ndシングル「げんし、女子は、たいようだった。」のカップリング曲『テトリアシトリ』が個人的に好きなので
こういうテクノポップ風の楽曲は声質的にもよく合ってますね。でも本編でコゼットさんの出番が少ないのが残念なところ。
奇妙な歌詞とは正反対に、シンプルで印象に残りやすい映像表現は、スタイリッシュでありながらどこか前衛的ですよね。




◆ ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン 『nameless』

コンテ・演出:市村徹夫 作画監督:香月邦夫
作詞・歌:鹿乃 作曲・編曲:Tom-H@ck


曲のタイトルだけ見ると『君の名は。』を連想しますが、恋や愛の先にある絶対的な信頼関係、その描かれ方が好き。
一言で言うと戦友になるんでしょうが、別々の思想を持ちながらも道理はどこかでつながっている。他人はそういうもの。
1クールでは物足りない部分が多々あったと思うので、いつか続きをやって人間関係をじっくり描いてもらいたいですね。




◆ Re:ゼロから始める異世界生活 『STYX HELIX』

コンテ・演出・作画監督:小柳達也 総作画監督:坂井久太
作詞・作曲・編曲・歌:MYTH & ROID


中盤の鬱展開がつらくて見るのをやめていましたが、最近やっと最終話まで見ました。序盤と魔女教の話は好きです。
最終話でこのEDが流れたとき、この曲をすごく好きになりました。CDはすでに買っていてたまに聴いてたんですけどね。
OP曲はテクニカルな面ばかり際立って置いてけぼり感があるのに対し、ED曲は悲しい曲なのに神秘的で浄化されます。




◆ フリップフラッパーズ 『FLIP FLAP FLIP FLAP』

コンテ・演出:押山清高 作画監督:小島崇史
作詞:松井洋平 作曲:伊藤真澄 編曲:TO-MAS 歌:TO-MAS feat. Chima


上下で別世界の物語を見せてくれるところがこの作品らしい演出。ココナが怖がったり、2人がスキップするところが好き。
異世界が舞台の作品が多い中で飛び抜けて異彩を放っている空気感が映像からも曲からも伝わってきて、非常にカオス。
結局何をやりたかったんだろうという終わり方になりそうなので、感情より感覚を重視しながら見るほうがいいんでしょうね。




◆ 魔法少女育成計画 『DREAMCATCHER』

コンテ・演出:橋本裕之 ED映像監督・コンテ:松根マサト 作画監督:愛敬由紀子、幸野浩二
作詞・歌:ナノ 作曲・編曲:WEST GROUND


スノーホワイトが花を持っているシーン以外は全員目を閉じています。冷凍保存でもされてるのかと思いましたが、
『限りない奇跡がいつか叶ってくように』と歌詞にある通り、希望があると信じて祈っている、と捉えたほうが良さそう。
すでに犠牲になっているキャラクターもいるので追悼の意味もあるのかな。いろんな想いが込められてそうなEDです。




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