物理的領域の因果的閉包性


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【アニメOP】 人と階段のある風景 【その2】

2016-10-17 OP・ED選


◆ 氷菓OP1 『優しさの理由』


コンテ・演出:武本康弘 作画監督:西屋太志
作詞:こだまさおり 作曲・編曲:宮崎誠 歌:ChouCho



なんとこの氷菓OP1には4ヶ所もの階段シーンがあります。電脳コイルOPと並んで階段OP界の金字塔かもしれません。
綺麗な街並み、そこに佇む古典部の4人。グレーだった部分が少しずつ色鮮やかになっていくところがとてもいいですね。


◆ けいおん!!OP1 『GO! GO! MANIAC』


コンテ・演出:石原立也 作画監督:堀口悠紀子 楽器作監:高橋博行
作詞:大森祥子 作曲・編曲:Tom-H@ck 歌:放課後ティータイム



あずにゃん加入前の1期OPにも軽音部の4人が階段を降りるシーンがありますが、あえてこの2期OP1を選びました。
手前のむぎちゃんではなく奥にいるむぎちゃんが駅の階段を降りてる。のどかのピース。背景の階段がいい仕事してます。


◆ 灼眼のシャナOP1 『緋色の空』


コンテ:渡部高志 演出:福世晋吾、渡部高志 作画監督:大塚舞
作詞・歌:川田まみ 作曲:中沢伴行 編曲:中沢伴行、尾崎武士



シャナが先に階段を降りてから振り向いて呼びかけ、上にいる悠二が駆け足で降りてくる。この関係性がいいですね。
2期OPになるとそれぞれのすれ違いが描かれたりして、こういったほのぼのした風景は1期の頃ならではという気がします。


◆ とある魔術の禁書目録OP1 『PSI-missing』


コンテ・演出:橘秀樹 作画監督:田中雄一
作詞・歌:川田まみ 作曲:中沢伴行 編曲:中沢伴行、尾崎武士



シャナとは逆に1期はそれぞれのキャラがバラバラに行動していて、徐々に距離が縮まってくるのが禁書1期のOP。
わかりにくいですが、右側はミサカ妹ですね。この他にもアクセラレータが非常階段に腰掛けているシーンもありました。


◆ アイドルマスター シンデレラガールズOP1 『Star!!』


コンテ:高雄統子 演出:赤井俊文 作画監督:松尾祐輔
作詞:森由里子 作曲・編曲:田中秀和 歌:CINDERELLA PROJECT



階段といえばこの作品を忘れていました。スターという輝きの向こう側へ駆け出すアイドルたち。成長を意味する階段。
ヒールという歩きにくい靴で一歩一歩階段を昇っていくところが、この作品のテーマを象徴するようなシーンになっています。


◆ がくえんゆーとぴあ まなびストレート!OP 『A Happy Life』


コンテ・演出:平尾隆之 レイアウト・作画監督:高橋タクロヲ 作画監督:小笠原篤
作詞・作曲:岡崎律子 編曲:たかはしごう 歌:林原めぐみ



OP/EDを語るとき、何かと引き合いに出されることの多いまなびストレート。階段シーンもしっかり2ヶ所ありました。
階段を降りずに飛び越えるシーンは、この作品らしさが良く出ていて好きですね。青春と躍動感が一体となったOPです。


◆ やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。OP 『ユキトキ』


コンテ・演出:吉村愛 作画監督:進藤優
作詞・歌:やなぎなぎ 作曲・編曲:北川勝利 ストリングス編曲:長谷泰宏



結衣が階段を一番上まで昇ったとき、少し嬉しそうにジャンプするんですよね。結衣らしさが表現されているシーンです。
やはりいま見てもキャラの顔半分を花で隠す演出は斬新です。吉村さん、ダンデビとチア男子の監督やっているんですね。


◆ うぽって!!OP 『I.N.G.』


コンテ・演出・作画監督・原画:岡辰也 総作画監督:高見明男 銃器総作監:西谷泰史
作詞:辻純更 作曲:酒匂謙一 編曲:梅堀淳 歌:sweet ARMS



うぽってはEDが好きなのでOPはノーマークでした。階段の上にいる仲間に向かって走り出す。いい描き方ですね。
最近とくに木陰や木漏れ日を見るとテンションが上ります。階段も木漏れ日も良い仕事してますね。sweet ARMS(あ..


◆ ディーふらぐ!OP 『すているめいと!』


コンテ:松根マサト パート演出:石川俊介 作画監督:松本健太郎 アクションアニメーション:田中良
作詞・作曲・編曲:ARM 歌:イオシスjkガールズ



本編も見てないですし、OPも今回はじめて見ました。主人公が女の子に追いかけられながら逃げるOPですね。
右の中央がギザギザになっている部分が階段のように見えてとても面白い描き方です。イオシスjkガールズって何?


◆ ひとひらOP 『夢、ひとひら』


コンテ・演出:西森章
作詞:木本慶子 作曲:大久保薫 編曲:井上日徳 歌:浅見ユウコ コーラスアレンジ:浅井裕子



これも本編見ずにOPだけ教えてもらって見ました。学校の屋上に向かう階段を昇るシーンで、ドアが少しだけ開いてる。
階段は暗いんですが、そのわずかな光があるおかげで勢いよく走って友達のところまで行ける。そんな演出がいいですね。


◆ 星空へ架かる橋OP 『星風のホロスコープ』


コンテ・演出:三原武憲 作画監督:曾我篤史
作詞・作曲:上松範康 編曲:藤間仁 歌:のみこ



左の画像はふともも好きには欠かせないと思ったので、階段とは関係ありませんが、好きです。24時間監視したい。
階段シーンは右側に注目してください。仲間のところに向かうシーンで階段が有効的に使われています。地味だけど好き。


◆ とらドラ!OP2 『silky heart』


コンテ・演出:長井龍雪 作画監督:田中将賀
作詞:Satomi 作曲:藤末樹 編曲:川口圭太 歌:堀江由衣



階段シーンは大きく2ヶ所。恋ヶ窪ゆり先生の「走るのやめなさい」的な感じのシーンと、みのりんの階段ジャンプシーン。
注目してほしいのがみのりんの大腿四頭筋、画像でいうと上のふともも部分です。ソフト部の足だわって感じが素晴らしい。
大腿四頭筋は階段の昇り降りの際に一番使う筋肉で、野球でダッシュする場合にもっとも重要な筋肉らしい。すごあります。


この他にもコナンやちびまる子ちゃん、明日のナージャOPにも印象的な階段シーンがあるそうです。
今回も深夜アニメのOPを中心にまとめてみました。それぞれのキャラの距離感、関係性が見える階段。
そんな印象が強かったですね。逃げるための階段なのか、近づくための階段なのか、追いつくための階段なのか。
様々な感情表現が階段と一緒に描かれることで画面を引き立たせてくれているようにも感じます。良いですね、足。


★ Special Thanks ★


今回もいろいろな提案をいただきました。

・ どらトラさん @dragonsnow1992
・ ヨークさん @yoshi017
・ たつやんさん @Alternative991

その他、ツイッターで拡散していただいた方も含め、ありがとうございました。




【アニメOP】 人と階段のある風景

2016-10-17 OP・ED選


◆ 魔法少女なんてもういいですから。セカンドシーズンOP 『君色に染まる ~アース・スター ドリームver.~』


コンテ・演出・作画監督・原画:江畑諒真 総作画監督:嶋田和晃
作詞・作曲:TOKOTOKO(西沢さんP) 編曲:玉木千尋 歌:アース・スター ドリーム



まずは今期OPから。魔法少女モノでありながら日常芝居を中心にした映像は江畑さんのOPにしては珍しいですね。
目覚めてから登校するまでを描きながら、しっかりアクションも入れつつ就寝して終わる。ゆずかメインの可愛いOPです。


◆ ニセコイOP1 『CLICK』


コンテ・演出:龍輪直征 作画監督:渡邊和夫 総作画監督:杉山延寛
作詞・作曲・編曲:kz 歌:ClariS



こちらは目覚めてから登校するまでを描いたOP。「CLICK」にはマウスのクリック音の他に、「ひらめき」や「意気投合」
という意味もあるので、恋する相手に出会ったり、友達と仲良くしたりする風景が曲のイメージと良く合っていていいですね。


◆ 世紀末オカルト学院OP 『フライングヒューマノイド』


コンテ:伊藤智彦 演出:安寿 作画監督:千葉崇洋
作詞・作曲・編曲:松隈ケンタ 歌:中川翔子



内田文明がカードの上を走るシーン。これもある意味階段ですよね。あとは神代マヤが螺旋階段を走りながら昇る。
それを追いかけるようにして内田文明も螺旋階段を昇りますが、すれ違うように交差する部分が印象的に描かれています。


◆ 僕だけがいない街OP 『Re:Re:』


コンテ・演出:伊藤智彦 作画監督:佐々木啓悟
作詞:後藤正文 作曲:後藤正文、山田貴洋 編曲・歌:ASIAN KUNG-FU GENERATION



伊藤智彦さんつながりで僕街OP。左端から先生が階段を昇っていたり、2人の少女が右端から階段を昇っていたり。
何気ない部分でもそれぞれのキャラがしっかり芝居をしているところがこのOPの魅力です。何度でも見たくなります。


◆ パンチラインOP 『PUNCH LINE!』


コンテ:鎌田麻友美、松浦有沙 演出:市川量也
作詞・作曲・編曲:前山田健一 歌:しょこたん♥でんぱ組



音楽に小室哲哉を起用したり、OPをヒャダインが作ったりして、音楽にチカラを入れてた印象が強いパンチライン。
階段を昇るシーン結構あったんですね、今回見返して気付きました。無限階段がループを暗示していたのは発見でした。


◆ GA 芸術科アートデザインクラスOP 『お先にシルブプレ』


コンテ・演出:桜井弘明 作画監督:渡辺敦子
作詞:Noria 作曲・編曲:五十嵐“IGAO”淳一 歌:彩井高校 GA girls



無限階段つながりでこちらを。デフォルメキャラが可愛いですね。戸松遥演じる如月が好き。でかい眼鏡が可愛い。
パンチラインと違って、仲間との楽しい日常が永遠に続けばいいのに。という願いにも汲み取れるループ演出ですね。


◆ Strawberry Panic OP1 『少女迷路でつかまえて』


コンテ・演出:迫井政行 作画監督:坂井久太
作詞:畑亜貴 作曲・編曲:齋藤真也 歌:美郷あき



階段も背景も平面的なのにちゃんと下っているように見える。影やエフェクトのバランスがいいからなんでしょうね。
恋する相手を求めて駆け抜ける姿が神秘的に描かれていて良いシーンです。曲も切なくて淡い感じがとてもいいですね。


◆ グリザイアの果実OP 『楽園の翼』


コンテ・演出:天衝 作画監督:渡辺明夫、野中正幸
作詞:桑島由一 作曲・編曲:藤間仁 歌:黒崎真音



ストパニと似たような描き方なのが、グリザイアの果実OP。背景がそれほど立体的ではないのに疾走感がある。
天衝さんらしさというよりも10GAUGEとURAさんが協力しているので、静止画MADっぽい雰囲気が強いOPになっています。


◆ STAR DRIVER 輝きのタクトOP1 『GRAVITY Ø』


コンテ・演出:渡辺信一郎 メカ作画監督:阿部慎吾
作詞:太志 作曲・編曲・歌:Aqua Timez



コラージュのような平面的な背景の中を右から左にスクロールしながら主人公が走るOP。色使いが特徴的ですね。
階段の段差は描かれていませんが、バランスを崩したりしながら走る美少年を見てると青春してるなぁ、って思います。


◆ 四月は君の嘘OP2 『七色シンフォニー』


コンテ:中村章子 演出:河野亜矢子 作画監督:愛敬由紀子
作詞・作曲:小幡康裕 & あんにゅ 編曲:小幡康裕 歌:コアラモード.



OPのメインスタッフが女性ばかりなので、全体的に柔らかくてしなやかな雰囲気の映像に仕上がっていますね。
日常の切り取り方や見せ方にセンスを感じました。怒涛の情報量で迫ってくるOP1もいいですが、こちらも好きですね。


◆ 花咲くいろはOP1 『ハナノイロ』


コンテ・演出:安藤真裕 作画監督:関口可奈味
作詞・作曲:きみコ 編曲・歌:nano.RIPE



今回階段をテーマに記事を書こうと思ったのはこれを思い出したのが原因ですね。ちなみにOP2にも階段が登場します。
緒花が紐を引っ張りながら階段を下っていくところがすごく好きなんですよね。いつ見ても何度見ても素晴らしいOPです。


◆ たまゆら~もあぐれっしぶ~OP 『はじまりの海』


コンテ・演出:名取孝浩 作画監督:飯塚晴子
作詞・作曲:大貫妙子 編曲:森俊之 歌:坂本真綾



ぽってが階段を降りる部分で坂本真綾が「ただただ夢中で~」と歌うわけですね。このテンポが映像と合っていて、好き。
たまゆらのOP映像には階段がよく登場しますが、キャラと一緒に描かれているのはたぶんこの2期OPだけですね。素敵です。


◆ sola OP 『colorless wind』


コンテ:田村しゅうへい 演出:小林智樹 作画監督:古賀誠
作詞:畑亜貴 作曲・編曲:大久保薫 歌:結城アイラ



最近この作品を全話見たので印象に残っていました。傘や雨ばかりに目がいってしまいますが、階段を含め街並みが良い。
曲もすごくいいですね。色の無い風。当たり前やんけ!と言いたくなります。だがしかし、心の綺麗な人には見えるんでしょうね。


◆ OVA とある科学の超電磁砲OP 『future gazer』


コンテ・演出:長井龍雪 作画監督:中村直人
作詞・作曲・編曲:八木沼悟志 歌:fripSide



階段を昇ったり降りたりはしてませんが、階段でポーズを取るところが印象に残っていました。超電磁砲の中でも好きなOP。
スカートをめくるところがいくつか出てきますが、ぜんぜんエロくないんですよね。そこが百合好きにはたまらんのですよ、はい。


◆ 電脳コイルOP 『プリズム』


コンテ:平松禎史、磯光雄 演出:安川勝 作画監督:本田雄
作詞・作曲・歌:池田綾子 編曲:TATOO



アニソンで神曲といえば「鳥の詩」なんでしょうが、個人的にはこの「プリズム」が最上位ですね。それくらい好きな曲。
階段シーンもそれぞれの個性が出ているし、足の後ろ側から陽が差し込んできて振り向くところが最高に良いですね。


アニメのOPといえば、横断歩道や信号、線路や電車、鳥や花などがよく登場します。
階段は学園モノで成長をテーマにした作品によく登場するような気がします。風情があっていいですよね。
今回は深夜アニメを中心に「人と階段が描かれたOP」を題材にしましたが、まだまだ探せばありそうですね。


★ Special Thanks ★


ツイッターで「階段を昇ったり降りたりするアニメOP」を募集し、協力していただいた方々です。

・ 橡の花さん @totinohana
・ クロスケさん @diconoir
・ matsuさん @matsu009
・ namaさん @nama_000
・ いちじろーさん @Ichi_ziro160
・ 磯貝祐司さん @isoisoyuji
・ どらトラさん @dragonsnow1992
・ 安眠妨害さん @49town

ありがとうございました。




書き手・読み手の感覚の違いについて

2016-10-15 その他


ぱんさんのツイキャスで 「自分が思ってる普通は読者からすると普通じゃないんですよ」 と言われた。
とコメントさせていただきましたが、常々自分の意見を持ってる人は皆個性的だと思っているんですよね。
実際ぱんさん @frenchpan の文章は読みやすくてわかりやすい。それだけでもかなりの利点だと思います。
それに加えて掘り下げもしっかりしているから考えさせられる。贅沢な悩みだな、と思いながら聞いてました。
確かに泣けるような文章ではありませんが、読者がいるということはそれだけ積み重ねてきたという証拠です。

『響け!ユーフォニアム2』の黄前久美子を評価する場合、よく黒沢ともよさんの演技が引き合いに出されます。

 黒沢さんの演技が良かった。


これだけだとツイッターでよく見かける意見ですよね。

 黒沢さんの演技が本物の女子高生っぽくて良かった。


少し具体性は出てきましたが、久美子ではなく単に黒沢ともよさんを語っているだけです。

 鎧塚先輩の隣に座ったときの『リズムゲーム、音無しでもできるんですかぁ...?』がよそよそしくて良かった。


ここまで具体的に語ると演技も良くて、久美子らしさが出てるんだなぁというのが伝わると思います。

 ユーフォニアムの久美子の演技、モノローグ、身内への対応、友達への対応、麗奈への対応と全部見事に使い分けられてる。幼馴染の秀一への態度が冷たいのは身内への対応のカテゴリに入ってるからなんだな


これはアニメーターの林勇雄さんがツイートした内容をそのまま引用したものです。
演技のどういう部分が良いのか、そしてその演技から何が見えるかを端的に語ってくれています。

誰もが言わなそうという観点なら、セリフを引用したものと林さんのツイートになると思いますが、
アニメーターの方が参加していない作品の、しかも映像ではなく演技を評価しているという部分に説得力を感じます。
つまり大事なのは内容ではなく誰がその文章を書いたのか、俺ガイルの記事を書いたぱんさんなのか、
説得力のある記事を残していない私なのか、人が違えば読者の捉え方も読みに来てくれる人そのものも違いますよね。
でも自分を知ってくれている読者なら、ぱんさんと同じようなことを書いても「ぎけんさんマジパねぇ」となるかもしれない。

記事の内容を知ってもらうには宣伝しないといけない。共感してもらうにはどういう書き手か理解してもらわないといけない。
そのためのインタビュー企画でありベストエピソード企画だったわけです。突き詰めて考えると内容じゃないんですよね。
だからといって何も努力しないと同じような内容の記事しか書けなくなる。企画オフ会のときに少し話させていただきました。
文章自体の向上は構成を変えたり視点・論点を変えるだけでかなり変化します。でも本質的な部分はなかなか変化しない。
いろんな作品を見て、いろんな記事を書くことで少しずつ変化する。続けていくことでしか得られないものがあるんでしょうね。




響け!ユーフォニアム2 第2話 『とまどいフルート』 感想

2016-10-14 2016


脚本:花田十輝 コンテ:武本康弘 演出:石立太一 作画監督:丸木宣明



傘木希美が退部届を提出し田中あすかと会話するシーンに出てきた『樂毅論夏侯泰世人多以樂毅不時拔莒』という書。
これは魏の武将で政治家の夏侯玄が書いた「楽毅論」の冒頭部分です。あの文のあとに『即墨論之』と続いています。

世人多くは楽毅が時に莒、即墨を抜かざるを以てこれを論ず。


楽毅は中国戦国時代の武将。莒、即墨は城の名前です。わかりやすく言うと
「世人の多くは楽毅が好機にありながら莒と即墨の二城を攻略しなかったことをもって楽毅についてあれこれと論ずる。」
となります。そして文章はさらに続き『夫求古賢之意宜以大者遠者先之必迂迴而難通然後已焉可也』となります。

それ古賢の意を求むるは、よろしく大なる者遠き者をもってこれを先にすべし。
必ず迂回して通じがたく、しかるのちにやむはこれ可なり。


となって、わかりやすくすると
「だが古の賢人の真意を知ろうとするならば、少なくとも大所高所よりこれを判断すべきであろう。
どんな場合でもそうした高遠な見地に一度は立ってみるべきであり、それでも判然としないならそれはやむを得ないといえるだろう。」

となります。楽毅がどういう人物で何をしたか、というよりも、偉い人の真意はその人の立場になってみないとわからない。
ということのほうが大事なんでしょうね。もしかしたら「楽毅」は「楽器」だと言いたいのかもしれませんが、それはただの冗談。
つまり希美のように辞めた人間が、コンクールまでの苦労を知らない人間が余計な口を挟むなと、あすかは言いたいのかな。
でも「高遠な見地」、つまり「特別になる」には吹部に戻って関西大会に一緒に出場することも大事なんじゃないかと思います。
一筋縄ではいかない展開ですが、希美には復帰してもらって南中カルテットを結成しアニサマに出てほしいですね。おいおい。




灼熱の卓球娘 第2話 『譲れない場所』 感想

2016-10-12 2016


脚本:倉田英之 コンテ:入江泰浩 演出:森賢 
作画監督:池津寿恵、二宮奈那子、松尾亜希子、ぎふとアニメーション、森賢、多田靖子



第2話で気になったのは、コンビニでの回想。旋風こよりが上矢あがりに避けられているかもしれないと言ったシーンです。
お尻にあがりのバッグが当たって床に落ち、弁当箱が見える。この出来事によってあがりを怒らせてしまったと言うこより。
話の流れから解釈すると、朝の練習前か練習後に弁当箱を落としてしまい、そのことを気にしたあがりは昼食をパンにした。
さらに怒っていたからこよりと一緒に昼食を取らずに食堂で食べた。(と、こよりは思っている。)実際は部室の入口で食べた。
原作未読ですが、この考え方が正しいと思われます。でも弁当箱が放課後の練習前に落とされたなら解釈は変わってきます。

『私、今日パンだから。』と言って教室を去り、こよりを避けている態度を見せたあと、放課後に弁当箱が落ちたのだとしたら、
今日はパンと言っておいて実は弁当を持ってきていた。つまり嘘をついてまでこよりを避けたかった。それがバレたから怒った。
そういう風にも考えられますよね。放課後はこよりと天下ハナビの対決場面からしか描かれていないので、可能性はあります。

ではこの事でどういう違いが出てくるかというと、単に弁当箱を落とした罪と避けられている原因がわからないまま落とした罪。
結果は出雲ほくとの『そんな事で怒るような子じゃない』というセリフで解決しますが、こよりの精神的な重みは違うでしょうね。
エースであることの重みとあがりに対する罪の重み。これが描かれることによって対決がより引き締まってくるような気がします。




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